湯を入らば茶溜まり外し茶に掛けず
尻より垂らせよ香り大事に 道舜
【意味】
(茶盌に)湯を入れるときは、お茶に掛からないよう茶溜まりを外して、柄杓の合の尻を周るように湯を垂らすと香りを大事にできます。
【解説】
抹茶の上にお湯をかけない(柄杓の合の尻から垂らして入れる)と
・抹茶の香りが立ちやすい
・ダマになりにくい
という2つの効果があります。
香りが立ちやすいのは、抹茶に湯を掛けないと抹茶が下から湯と合わさるので、香りが立ち上る流れに蓋をされないためです。
湯に溶けた抹茶が上から蓋をする状態というのは、かかった湯のの周りの抹茶だけとまとまってしまいダマの原因になります。これらが蓋となって、香りが立ちにくくなります。
一度、試していただきたいですね。
試された方からは「香りが今までよりも良くなった」「美味しくなった気がする」というお言葉を頂戴しています。