<東日本大震災>北九州市議会 がれき受け入れ求める決議
毎日新聞 3月12日(月)11時32分配信

 北九州市議会は12日の本会議で、東日本大震災で発生した岩手・宮城両県のがれき処理について、同市に受け入れを求める決議案を全会一致で可決した。同市はこれまで「他都市や国の動向を見極めて判断する」(北橋健治市長)などと慎重姿勢だったが、野田佳彦首相が11日、被災3県を除く都道府県に文書で受け入れを要請すると表明しており、今後の対応が注目される。

 決議案は、市議会(定数61)のうち三つの「一人会派」を除く、自民▽民主・社民▽公明▽共産--の主要4会派(計58議員)が共同で提出した。「復旧と復興に大きな障害となっているのが膨大ながれき」だとして、「全国民の協力による一日も早い処理が求められる」と指摘。放射線量の測定など十分な態勢整備を条件に「通常の廃棄物相当と判断されるものについて受け入れ表明を要請する」としている。併せて国より厳しい受け入れ基準を市独自で設けることを検討するよう求めた。【河津啓介】

最終更新:3月12日(月)11時53分

日本の一大事に、いい決断だと覆う。

暗黒の稲妻