星のや★★★★★ | Tomorrow is another day.

星のや★★★★★

「軽井沢に行くなら、一度星のや に泊まってみたい!!」と思っていたのだけど、女友達と軽井沢に行くときは、いつも友達の別荘にとまっていたので、なかなか他の宿泊施設に泊まる機会がなかったのだけど、今回は、念願の星のやに泊まれた。


車で星のやのエントランスをくぐると、従業員の方が荷物を受け取ってくれ、車はパーキングへ。建物の中に案内されて、椅子に座ると、お米で作られたウェルカム・ドリンクが出され、目の前では鈴や鐘などを使ったヒーリング効果のありそうな音楽が生演奏されていた。しばらくそこで寛いでいると、宿の方が、荷物を車に積み終わったことを教えてくれ、そこから宿泊する建物まではホテルの車で送ってくれる。途中、個人の別荘が並ぶ道を抜けて、その先には谷の集落が広がっている。



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集落の真ん中には川が流れていて、川沿いにも宿泊できる建物が並ぶ。今回は川沿いではなく、山側のお部屋だったので、そこまで案内していただく。



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扉を開けると、ベッド(布団?)が置かれている寝室と、掘りごたつのあるリビングルームの2つがあり、外にテラスがあり、外からの光が差し込んでいる。掘りごたつの周りにはソファとたくさんのクッションが置かれていて、一先ずそこに座る。係りの方が、水まんじゅうというお菓子と、湧き水を入れたグラスを持ってきてくださり、それと施設の説明をしてくださる。



星のや2



ここの宿には、テレビがない。温泉は、宿泊客だけが使えるメディテーション・スパと、軽井沢の立ち寄り湯としても有名な「とんぼの湯」の2つを使えるようになっていて、とんぼの湯は朝10時から11時までは、星のやの宿泊客専用の時間になるらしい。こういう特別扱いの好きな私には嬉しいサービス。この2つの温泉のほかに、お部屋にもお風呂がついており、湯船にいれるミントの葉が置かれている。このミントの葉は季節によって、りんごだったり、ゆずだったりするみたい。


夕食は村民食堂 で食べ、夕食から帰ってきて、ライブラリーに出かける。ホテルのメインダイニングの2階は、ソファでのんびりと新聞や本を読めるスペースになっていて、ちょっとしたお菓子や飲み物なども置いてある。ここでハーブティーを入れて、のんびりと新聞や本を読んで過ごす。ものすごく優雅な時間。但し、ライブラリーの本のランイナップはちょっと微妙でありました。もう少し小説とか置いてくれてもいいと思うんだけど、割と写真の綺麗な本とか、趣味の本とかが多くて、読みたいものが少なかった・・・。


ライブラリーでのんびりしたあとは、一度部屋に戻ってから、温泉へ。


基本的に星のやは2泊からの宿泊をおすすめしていて、空きがあれば1泊の宿泊も可とのこと。今回は1泊だけだったので、残念ながら、とんぼの湯にも行かず、お部屋のお風呂にも入らず、メディテーションスパに2回行って終わってしまった・・・。メディテーションというのは、瞑想という意味だけど、明るいお風呂と暗いお風呂とあって、夜の10時に入った時は、誰もいない暗いお風呂はなんだか怖くて、一人では入れなかった~朝行ったら、そんなに怖くはなかったけど、暗くて窓もないスペースって、なんだか落ち着けず、メディテーションできなかったよ。(苦笑)


お風呂から帰ってきて、テレビもないので、アウトレットで買ってきたりんごやブルーベリーのジュースを飲みながら、のんびりと過ごす。たまにはこういうのんびりした時間もいいなぁ~


朝は、目覚ましをかけずに起床し、朝食を食べに行く。星のやは、宿泊客が好きなものを食べられるように、宿泊代に食事は含まれていない。(かといって、宿泊代は決して安くないんだけど・・・)昨日、ホテルのダイニングには行かなかったので、朝食はダイニングで。


星のやでは、作務衣か浴衣をくつろぎ着として貸してくれるのだけど、朝食のダイニングに行くには部屋を出て外を歩かないといけないし、ダイニング自体がステキなスペースなので、作務衣ではなく、ワンピースでダイニングへ。


朝食は、和食であればホテルのダイニングで、洋食であれば、前日までに予約しておげば、ホテル・ブレストンコート内のノーワンズ・レシピでも取れるし、ルームサービスという方法もある。


ダイニングでの朝食は、炭火で魚を焼いてくれるのだけど、この時のお魚は三種類から選ぶことができるので、鮭をチョイス。他には、昨日村民食堂で食べた村民定食の蒸し野菜のようなものがあり、昨夜と多少かぶり気味ではあるものの、美味しく頂けた。デザート・コーヒーまで食べると、かなりお腹一杯になるので、できれば、遅めの時間にブランチとして食べるのがいいかな。朝食の後、精算だけ先に済ませてもらう。


キャッシャーの近くの売店には、昨晩飲んだハーブティーも売られていたので、買ってもらう。今までハーブティーというのはちょっと苦手だったのだけど、これはとても美味しくて、リラックスできたので、おうちでも飲みたいなぁ~と思って。


朝食を食べ終わっても時間があったので、2階のライブラリースペースにあるベッドソファに寝転んで、今日の新聞を読んだり、アンティークジュエリーの写真を眺めたり、手作りの化粧品の本を読んだりと、再びのんびり。


部屋に戻り、荷物を纏めて、チェックアウトの時間である12時を迎えたので、フロントに電話をして迎えに来てもらう。ホテルの車に乗り込んで、既に精算も終わっているので駐車場へ。非常にスムーズでいいなぁ。


星のやは人工的につくられた集落ではあるけれど、外界とはちょっと遮断されていて、のんびりと雑音のない日常が味わえる場所。スタッフのサービスも遠すぎず、近すぎずで非常に心地が良かった。好きな人とゆったりした時間がもてて、愛情までゆったりと深まった感じがする。


ただ、自然を売りにしている割には、部屋やSPAには使い捨ての歯ブラシや、ブラシなんかが山ほど置かれていて、どうぞお好きに使ってくださーい!!という感じになっているのだけど、これはいかがなものか?ブラシや歯ブラシなんて、部屋に最低限を置いておいて、温泉にはそれを持っていってください、という感じでもいいんじゃないの?と思う。部屋には、持ち運びができるような袋も置いてあるんだから・・・。それに、チェックインする場所と宿舎を移動する車なんかもガソリンカーだったけど、恐らく海外でわざわざこういう風に場所を離して、乗り物で移動させるなら、もっと環境に良い乗り物があるんじゃないかなぁ?と思ったり。なんだか、この点に関しては違和感を感じてしまった。宿の持つ高級感や便利さって、そういうものではない気がするんだけどな。ちょっと残念。


まぁ、いずれにせよ、星のやはお気に入りの宿になったので、また、遠くない将来に、今度は2泊で来たいなぁ~と思う。軽井沢って別荘以外にも、ステキな場所ってあるんだね。今まで、外にばっかり目を向けていたけど、国内にもいい宿って一杯あるのかもしれないなぁ・・・。


とりあえず、星のや、オススメの宿です♪