駅のない街 西麻布のメモ書き | 妄想法人誰得出版

駅のない街 西麻布のメモ書き

東京都心山手線内はたとえ歩いていて迷ったとしても、10分歩けば何かしらの駅にぶちあたる。

地名は駅名で認識し、「どこで遊ぶ?」というのはたいてい、どの駅周辺か、を指す。

そんな中の西麻布。
なんとなくトレンディ臭。いわゆるギョーカイの人々が集う、ワインバーやらイタリアンやらの高くて美味しい店がずらっと揃っていそうな街(イメージです)
(ちなみに、私の中で三宿もなんとなく同じカテゴリです。駅名ではないのに、有名な地名。そして、何やら知っている人が集う、いろいろなごはん処がありそうなイメージ。しかしなぜ三宿は有名なのか?あれはあれで西麻布よりも謎だ。)

一番近い駅はたぶん、六本木、または、広尾。歩いたらたぶん、15分くらい。
つまりタクシーで向かう街。よってバブリーでトレンディであるのかと。
交通手段はある程度街を規定する。東武東上線埼京線などで埼玉からやってくる池袋と、東急東横線をはじめとした神奈川からやってくる横浜(うーん、こんなこと授業でやりましたねそういえば)。そして各種いろんな地域からやってこれる新宿。
西麻布。たぶんこの街に行く人は最寄り駅から「目的地に向かうために」は歩いたりしない。歩く場合道そのもの、または歩く行為を楽しんでる。気がする。なんとなく見栄を張るためにこの街はある。気がする。

なんでこの街がこんな引力を持つようになったのか歴史的経緯をちゃんと調べたいなと思いつつ。
有名なディスコでもあったのか?当時を知る人に聞いてみたい。
とりあえずのメモがわりの雑記。

帰りのタクシーで、齢45歳、オールバックが板についた元ホテルマンで新婚のタクシーのおにいさんが「おねえさん、次はタクシーで帰るんじゃなくて、アッシー君を捕まえてから来たほうがいいよ。タクシー代だけで、おねえさんの住んでるところまでだと1回8,000円くらいかかっちゃうからね」と言っていたのが印象的。
アッシー。そんなの捕まえている女、全体の何割を占めるんだ!?
しかしそんな言葉がさらりと出てきたお兄さん。あの界隈にはまだそんな文化が息づいているんだろうか。