2006-09-26 08:44:41
えっ、それって、マジ?
テーマ:思いで
私は学生時代、留年した3年間に尺八というものに大層凝りまして、筝曲や山本邦山が創作した尺八曲に代表されるような、所謂、現代邦楽に傾倒しておりました。卒業してからは、暫く小松にいた間、芦城民謡会というサークルの仲間入りをさせてもらって尺八を習っていました。練習がいつも晩だったものですから、練習が終わると一人で2本の尺八を持って、近くの〝おかだ〟というクラブに行き、習いたての民謡を披露したり、お客さんの唄う歌謡曲の伴奏をしたりして遅くまで呑んでいました。当時はまだカラオケは走りの頃で、このクラブにはピアノしかありませんでしたので、お客さんには大変喜ばれたように記憶しています。
いつだったか、その頃にこのクラブにしょっちゅう出入りをしていた、やっちゃんというオカマさんに会った時、「わたし、あの時のご院さんの尺八を吹いている姿が今でもはっきりと覚えているわ。また聞きたいわ。もうやらないの」と、せがまれたことがありましたが、残念ながら今では尺八の竹も割れ、火吹き竹にも使えません。
ところで、誰でも酒を呑んでいると、ふと、とんでもない事が頭に閃くことがあります。つい2ヶ月ほど前に、円満の会の呑み助3人と寺の近くにある〝蔵くら〟という馴染みの居酒屋に呑みに行った時のこと。その店には40歳前後の店主と愛くるしい表情の女性がいて、私はかねがねこの女性の存在が気になっていたものですから、「君ら、夫婦なの?」と聞いてみたら、「違う」と言うのです。それで「恋人?」と聞くと「そんなもんです」「じゃ、一緒に暮らしているんだ?」「はい」「結婚は?」「いやー」「じゃ、籍は?」「いいえ…」と、どうも二人の仲は訳ありのようです。これ以上二人に立ち入った話を聞くのも気の毒だと思いつつも、段々皆にも酒が廻ってきたのか、調子付いてきまして、この先の話に皆は興味津々です。ところが、連れの一人の園井というお方が突然烈火の如く怒り出したのです。「どーぉー!籍も入れんと一緒に暮らすなんて話にならん。それでも男か。人の娘を何やと思うとるんや」と、男性の方を激しく責め出したのです。
まさしく、その姿はその女性の父親に成り代わったようでした。その時、女性はウルッときているようです。私はその表情から涙らしきものを見て、ついつられ「よし、ワシがしたる、君らの結婚式を。金は要らん。その代わり朝市にしたらどうだ」と言うと、皆は「それはいい」と一同賛成をするじゃないですか。
まぁ、このような訳で、明日の朝市で結婚式をすることになったのです。幸い天気も良さそうです。この時の模様は本光寺のHP「スカッと念仏 」をご覧下さい。乞うご期待。
住職の口癖 団体組織のトップの立場にある者は、金を欲しがらないこと。
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