第19回紙芝居プロジェクトin西根児童館7月27日 | Dandeらいおんの活動ブログ

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お腹いっぱいになったところでいよいよ私の出番


午後からは紙芝居を見てもらうことになっています


いつもの様に紙芝居の前に少しお話をするんですが‥


実はここ、西根小学校は海から遠い山手にある小学校なんです


それもあってか、子どもたちの地震に対する意識が、海沿いに住む子どもたちとは少し違っている‥

お話をするうちに少しずつそう感じ始めていました






あの震災の日

この6人の子どもたちは、全員学校に居たそうです



(・ω・)
もしも地震が来たらどうする?



「揺れがおさまるまで机の下にいる!」


(・ω・)
そうだね‥
その後はどうするの?



「‥‥‥‥‥」



(´・ω・`)
津波って知ってる?



「知ってるけどここまでは来ないよ」



「お母さんが千年に一度しかこないから大丈夫だって言ってたよ」




おそらくは、親御さんたちが子どもたちを怖がらせないため、安心させるために言った言葉だったんでしょう




あの震災から1年以上が過ぎ、人々の震災の記憶が薄れ始めている今もなお、県内で不自由な生活をされている方がいる中


同じ県内に住むこの子たちでさえ、遠くの出来事として捉えてるんですね


(´・ω・`)
確かに、ここは海から離れてるから津波の心配はないかもしれない

あんなに大きな地震は千年に一度かもしれない



(ノω・、)
でもね、明日来るかもしれないんだよ?

今だって来るかもしれないんだよ?

地震がいつ来るかなんて誰も解らないの



「‥‥‥‥」




怖がらせるつもりはありません

ただ、いつ地震が来ても大丈夫なように心の準備、防災意識を持ってほしい‥



(´・ω・`)
今はね、ここに住んで居れば津波の心配は少ないけど

例えば海に遊びに行ったり

いつか海の近くに引っ越したりするかもしれないじゃない?

だから

地震が来たら次は津波が来るかもしれない、少しでも海から離れた高い所に避難しないとって

忘れないで、覚えてて欲しいんだよ




「わかりましたぁ!」



(b^-゜)
うん♪




今は解らなくても、頭の片隅にしまってて欲しい‥そう思います





それではいよいよ紙芝居

いつものように飴を配ってから開演です(笑)



お話の直後だっただけに

海から遠く離れた場所に住むこの子どもたちの心にも響いたようでした





紙芝居の後は
バックの登場です(#^.^#)


紙芝居に出てきた手作りバックを前に目を輝かせる子どもたち‥


このバックを見た時でいいから、お姉ちゃんのお話を思い出してね













最後はお楽しみのくじ引きです

人数が多い所では難しくなっていますが、今日は大丈夫♪










子どもたちに喜んでもらえたようで良かったです(*´∀`*)

帰りに子どもたちひとりひとりとお話することができました




「お昼を一緒に食べて楽しかったぁ」


「地震の話を教えてくれてありがとうございました」


「お手紙書くね」



(≧▽≦)
うんうん‥

サンドイッチ美味しかったよ
ありがとう

帰ったらお母さんにも教えてあげてね



「また来てね!」


(・∀・)音符
またね