「告白」という映画を観に行ってきました。

私は今回の記事で過激な事を書くので、もしそういう類がキライな方は読まない方がいいと思います。
ブログはどうしても一方的なものになってしまうので不愉快に感じたらごめんなさい。

中島哲也監督映画は「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」「下妻物語」があります。

どの映画も大好きです。

でも「嫌われ松子の一生」では、本当に辛くて救いようのない映画でした。
私はバカみたいに映画館で号泣してずっと泣いてました。その頃メニエール病で悩んでましたから、松子は私だと思いこんでしまって、松子みたいに最後は1人で死んでまうんだって。

松子は最後本当につらい死に方をします。

あっ松子はおいといて・・・(;´Д`)ノ


告白を見て最初の10分ほどで吐き気がしました。

そして気持ち悪くなりました。
映画館を出て行きたくなるような感覚です。いてもたってもいられない。

そして全編を通して、とてもリアルでした。

私は子供がいないのでもしかしたら実感が薄いのかもしれない。
子供がいる方はもっとリアリティに感じると思います。
そしてこの映画を鼻で笑い飛ばせるくらい現実味がないと思われた方は本当にツラい事を味わった事のない人か、もしくはとてもツラい経験をしていて何もかも悟っているか…。

でも、こんなにツラい事はないですよ。
救いようのない映画です。最後まで。

映画っていろいろやってくるツラい事や悲しい事や苦しみのあとには主人公は前を向いて歩いていくっていうのが前提としてあるじゃないですか。
でも誰もハッピーにはならない。
映画を観た後のなんとも言えない感情。

「告白」は湊かなえという作者が書いた小説が元ですが映画にかかれている事は決してオーバーじゃないと思います。
思春期の時に味わった感情がリアルです。私は、感情移入しました。
が、それで人殺しますか?って事です。


みんなそれぞれ大変なこと苦しみあると思います。ただ頭ではわかっていても事実自分にはどうにもならないことってあるんです。


頭と心と体がバラバラになってしまってどうあがいてもどうもならないことってたくさんあるんです。

目に見えないけどわかんないこと。

それは自分が弱いからだよっていえる人はまだ死を身近に感じたことがない人です。


あがいてもあがいてもムリな時どこに救い求めたらいいんですか?親?でも親って確かなもの?親も人間じゃん。

病院?は人事よ。赤の他人よ。仕事としてやってる。私はいろんな病院に行きました。病院にも勤めていました。

病人にとって病院て救いを求めて行くとこです。でも私は救われなかった。

宗教?で救われる??


わかんないまま映画は終わりました。

でもひとついい事がありました。

生きるってこういうこと。救いはないけど腹の底から生命力がみなぎってきました。

この映画に出会えて良かったです。



そのまま本屋に買いに行きました。これから読みたいと思います。


最後まで読んでくれてありがとうございました。

ブログに吐露しました。自分の胸にしまっておくなんてもうやめました。