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あー クソだるいにゃー 

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こら! 働けワンワン!





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うるせーな。 あの犬マジで!


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完全に働く気ねぇにゃー!



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じゃ、おれも寝るワン。




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いやー 気持ちいいにゃん。
どこか違う国に来たかのように、突然肌寒くなった今日の朝、
NTTフレッツ光の開通工事のため業者が朝からウチの事務を訪れた。

「おはようございます。」 

20代後半くらいの若者が気だるそうにこちらに向かって歩いてくる。

おれも負けじとさらに気だるそうな声で 「あー どうも」 とその若者に歩み寄った。

別にだるさの張り合いをしてるのではなく、おれの場合はただ単にだるい。


「本日、開通工事を担当させていただきます、山田です。 よろしくお願いします。」

また、だるそうに言う山田と名乗るこの若者には、きっと自分がだるそうに見えるという意識はないんだろうと思った。

ヘルメットをかぶった妙に黒こげた顔のオヤジが山田のあとを追いかけてくるように走ってきた。
60歳はあろうオヤジだが、ニコリと笑った時にむき出しになる銀歯がなぜか愛くるしくも感じた。

「どうも、おはようございます。今日はよろしくお願いします。」
名前こそ名乗らなかったが満面の笑みで挨拶するオヤジは、その風貌からうかがえないくらいのさわやかさを感じた。 年季がはいった顔はやっぱり柔らかく感じるのだろうか…


そんな二人の作業員が工事の段取りをしているのを、おれは腕を組みをして仁王立ちで眺めてた。

坦々と作業をこなしていく2人の作業員。
そこにある種の違和感を感じていた。

山田    推定年齢28歳 上司
オヤジ  推定年齢58歳 山田の部下

息子ほど歳の離れた山田マンはオヤジに朝から瓦版に目を通した侠の魂を込めた語りで
指示をしていた。

「おい、そこちゃんと通しとけよ」
坦々とした口調で指示している山田。

「はい、わかりました。」
それにさわやかな笑顔で答える、オヤジ。


基本的に年功序列があたりまえで年上は敬うべきだが、やはり最近では仕事において
キャリアや能力が重視されているのであろうかと現実を目の当たりにする。
なんとなくこのオヤジがかわいそうに見えてきた。
というか、それよりもこうなりたくはないとそう思っていたかもしれない。

そんなやりとりを現場監督のように眺めてたおれは網膜より鼓膜に訴えかける
山田マンの声を聞いた。

「うああああ」
少しおびえた表情でのけぞる山田。


ようやく状況をつかめた時はもうオヤジが手のひらくらいはあるであろう、クモを素手で捕まえた後だった。

「おらは、夜クモは殺せるけど朝グモは殺せねぇ。 こいつはゴキブリなんかを食べるからいいクモなんだよな。」 と、まるで自分のペットのようにゴツゴツした不格好な手で優しく包み、表へと逃がしてやった。


少しとまどいながら仕事を再開する山田がなんだか小さく見えた。

作業が終わり、ふてぶてしささえ見える山田の説明を聞き終えるとおれは
「ありがとうございました」といって缶コーヒーを2つ手渡した。

首を軽く突き出して、礼を言う山田に対し ちゃんと頭を下げるオヤジ。


年齢に反した上下関係という不思議な空気をひしひしと感じていたけど
帰っていく2人の背中を見ていると確実にオヤジの方が大きく感じた。
小学校5年 夏

友達にある約束をした。

「おれこのままのカッコで一年過ごすよ。」 タンクトップに短パンだった。

なぜそんなことを言ったか、理由はよく覚えてない。

真冬

寒いというより、痛かった。

でも、雪合戦は進んでやった。 寒風摩擦も人一倍こすりまくった。

センセーに心配された。 きっと貧乏な子と思われたかもしれない。

でも、約束通り一年間過ごせた。 不思議と辛くはなかった。

それから… 卒業アルバムにて

何でもナンバーワンというのがあって カッコイイNo1とか背が高いNo1とかあるなか、
薄着NO.1として選ばれた。

当然、嬉しくなかった。


31歳になった 理由がなきゃやらないことも多くて。

妥協したり

諦めたり

人の目を気にしたり そんなことが当たり前になってきてる気がした。

小学5年の時よりはずいぶんとできることが多くなった。

その代わり、あの時できたことが今できなくなってる。

やってないってことはできないってことになんとなく近い気がする。

そうやって歳を重ねては変わっていくのだろうか。


今はなんのナンバーワンになれるんだろう