☆”Meister des Ensemble”Mozart Ouveture "Le Nozze di Figaro"
”アンサンブルの達人”{オケスタ編}Mozart序曲「フィガロ」の冒頭
皆さんこんにちは
本日は皆さんがよく耳にします有名なモーツァルト(モザーる)の序曲「フィガロの結婚」の冒頭演奏を取り上げてみたいと思います。
(モザーる)という文字を見て「なんだー、これ!?」
と思われたと思いますが、これは私が現在勤めておりますブリュッセルで良く耳にするフランス語でのモーツァルトの読み方です。
「る」という場所はRの発音が微かに語尾の中に聞こえて来ますが、
殆どモザーと話している様に聞こえます(私の耳では)。
それも初めて気いた時には、東北弁みたい!!
と思った印象もあり、世界で一番素敵な響きがする言葉、
フランス語とは思えない響きでありました。
この事を思い出しまして、本題とは少しは離れましたが、
言葉の知識として覚えて下さりましたら光栄です。
まあ何処の国でも似た様な事がありますが、
固有名詞だけはその人物や建物発音=母国語で世界的に話す様にした方が良いなあ!!
と私は長年感じております。
さて、今回はとても短い作業ですが、どれだけの方々が直ぐに順応して私の運指を取り入れて下さるか大変興味があります。
何故ならばこの序曲は本当に始めの7小節をちゃんと演奏出来るか否かで序曲全てを演奏出来るかどうか判断させられてしまうからです。
ヴァイオリンからチェロまで同じ音譜を演奏しておりますが、
コントラバス奏者が本当に上手にppで滑らかに演奏する事は至難の業です。
楽しいのに中々難しくてスムーズに弾けない♪!!!
と思った事がありませんか!?
この冒頭の7小節を音楽的、且つリズムティックに透き通ったモーツアルトの響きと共に演奏メロディーを奏でる事が出来る人は未だそんなに多く無いと思います。
(私も含め)
大抵の指揮者は表示されているpp以下の音量を「pppまで落として!」
とか「ソットヴォ―チェで!」と演奏者に要求して来る事が多いのですが、
極めて音量を落とさなくてはならないと、多くの奏者が委縮して音色などが貧弱になり情けない響きをも運んで来る事があります。
まさにこの曲は演奏する方が相当な繊細さのある表現力と大中小音量を捜査出来る能力が強いられる事でしょう。
そして演奏者の中で一番大変なのが、、、。
我々、コントラバス奏者なんです。
あの低音域で歌心を忘れずにソットヴォ―チェにより正確なリズムと音程までも表現しなければ成らなく、大きな楽器と太い弦を上手に扱う事は、本当に大変です。
しかしながら全員がちゃんとppやpppで自分の音など殆ど聞こえない音でも合奏でまとまっていれば、とても良い響きになりますので、その合奏の醍醐味を味わう事も楽しみです。
☆演奏表現と致しましては、これからフィガロの可笑しな物語が始まりますねえ~♪
とひそひそ声で町の人が話している様なソットヴォ―チェを感じながら今から皆様に試して頂きたいと思います。
さて、技術面でもこの曲にやはり第3番の指を使用するかしないかで、こうも流れのあるフレーズを演奏する事が出来るんだ♪!!!
と思うほど私が記しました運指はコントラバス奏者を助けてくれる画期的な運指だと考えております。
特にこの作品に置きましては5小節と6小節が鍵に成っております。
ロウポジションで1から3番の指を大分広げなくてはなりませんが、痛く成るようでしたら
休ませて別の練習をしたりしてから再度挑戦してみて下さい。
それが新しい奏法など成れない時に手や指を壊さずに鍛える方法です。
恐らく、YouTubeへの動画提供は、先の田園よりも先にこちらを優先するでしょう!!!
それでは頑張ってシフティングのスムーズさと第3番の指の秘法を物にして下さい!!!
Grazzi♡