容疑者Xの献身 | 失はれる物語... <Season4>

容疑者Xの献身




ついにこの映画(小説)の感想を書くときがやってきました。


容疑者Xの献身。


今日は半分自己満で書きたい放題書くんで


付いてきたい方だけ付いてきてください☆






まずはあらすじから。


『花岡靖子は娘・美里とアパートで二人で暮らしていた。そのアパートへ靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め訪ねてきた。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。

そして3月11日、旧江戸川で死体が発見される。警察は遺体を富樫と断定、花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずることに気づく。困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。

すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。彼は当初この事件に傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく。』



これがあらすじ。



なぜこの映画を観る事にしたのかというと、


何人かの仲のいいブロガーさんに薦められたからです。


でも私は本来、警察とか、科学者とか、医者とか、


そういった職業の人々が出てくる固い話っていうのが苦手でしてね、


観る前まではけっこう抵抗があったのですよ。


あと推理物も苦手ね。


そもそもこの『容疑者Xの献身』というタイトルがあんま面白そうじゃない。。。w


しかも、 よくわからなかった。


ちょっと前に『ガリレオ』っていうドラマがやっていましたよね?


主演は同じく福山と柴崎コウで。


しかもなんか、


あんま面白くなかった記憶が。。。w




あれとはどういうつながりなの?


どちらも原作は東野圭吾なの?


よくわからなかった。


で、


よくわからないままこの映画観るの嫌だったんで、調べてみた。


そしたら、こういうことだった。


東野圭吾の小説の中にまず"ガリレオシリーズ"というのがあります。


これは、天才物理学者の湯川学というのが主人公で


こいつが活躍して次々と難事件を解決していくというシリーズである。


小説で言うとこういう順番。


1、『探偵ガリレオ』 (短編)


2、『予知夢』 (短編)


3、『容疑者Xの献身』 (長編)


4、『聖女の救済』 (長編)


5、『ガリレオの苦悩』 (短編)


6、『真夏の方程式』 (長編)



で、


ドラマはこの初めの二つ、すなわち


『探偵ガリレオ』と『予知夢』という短編集の部分のみである。


『容疑者Xの献身』は、このガリレオシリーズ初の長編であり、


これを映画化したものである、ということが調べてみてやっとわかった。


初めてこの映画を観たときの感想ですが、


たしかにおもしろいとは思った。


特にアリバイのトリックの部分では本当に驚かされました。


ただ、


観る前から『絶対に泣ける!』という風に言われていて


そのせいもあって身構えてしまってあまり泣けなかったんですよね。


しかし


不思議ですよね。


いい映画、小説、物語というのは、しばらくするとまた観たくなるものでしてね、


二回目、また観てみたんですよ。


そしたら、













号泣。






マジで号泣でした。


数日後、


また観たくなった。


だからまた観てみた。
















さらに号泣。




数日後、


また観たくなった。


だからまた観てみた。















さらに号泣。




これをだいたい10回は繰り返したと思います。


これはもう異常な数です。



しかもその一回一回が尋常じゃない泣き方をします 私。


まあ、私のすばらしい文章力で表現しますと、


『嗚咽を漏らす』、ですよ。


いや、ホントマジメに。


いや、ホントガチンコで。


マジでそれくらいに泣くんです 毎回。


だので、


ストレスが溜まってる夜なんかには、あえて"泣くために"この映画を観た、なんて日もけっこうありました。



では、


いったいどこでそんなに泣くのでしょうか?


この映画の見せ場は主に二つです。


つまり、観客を最後で驚かせる部分というのは二つです。


一つ目は先ほども言いましたとおり、


どのようなトリックか、という点。


ここは本当にすごかった。


そしてもう一つ。


この殺人事件の犯人は花岡靖子(松雪泰子)とその娘なのですが


アパートの隣に住む石神哲哉(堤真一)は事件のことを知り


この母娘のためにその天才的な頭脳を駆使してアリバイ作りに手を貸します。


そして、


最強のアリバイを作るために、


あまりにも大きすぎる犠牲を払います。


では、


この石神という男はなぜそこまでしてこの二人を守ろうとするのでしょうか?


だって、単にアパートの隣人にすぎないのですから。


でも、


ここの部分が一番泣けるんですよ。。。


何度観ても泣けますね。 むしろ観れば観るほど泣けますね。


こんなに切ない話 他にないです。。。


でもこんなにこの部分で泣くのは私だけなのかもしれません。


私だからこそ こんなに泣くのかもしれません。


まあ、


詳しいことは映画の方を観てみてください。w



で、


私はあまりにこの映画を気に入ってしまったので


原作の方も当然読みたくなったわけです。


でなきゃ本当のファンとはとても言えないですから。←は?


だので、読んでみた。


ただし!


こうなったら中途半端なことはできない!


ちゃんと、ガリレオシリーズの初めの方からちゃんと読まないと気がすまない。


だから、


1番目の『探偵ガリレオ』と、


2番目の『予知夢』の方を先に読んでみた。






ちょっと苦痛だった。w




違う。


違うんだよ。


この二つは短編なのですが、


殺害のカラクリが科学的で癖があるのですよ。。。


あ、あれに似てますよ。


"銀狼怪奇ファイル"に似てますよ。 


皆さん 知ってる? 銀狼怪奇ファイル。


だから どうしても入り込めない、のめり込めないところがあったのは事実。


面白かったけどね、それなりに。


ただ私としては やっぱり普通の短編集の方が好きなわけで。


でも予知夢の中の『騒霊ぐ (さわぐ)』という話だけは異常に不気味で面白かったですね。


群を抜いて面白かった。


あと、最後の『予知る (しる)』というお話もやたら暗くて面白かった。w


なんか感想を一言で言うと『結婚ってこえーなー』て思った。


下手すると結婚って幸せになるどころか全てを破壊してしまうんですねー。


で、


だらだらと二週間くらいかかってやっとこの2冊を読み終わり、


やっと容疑者Xの献身を購入し 原作を読んだ。


これが先週の日曜なのですが


けっこう分厚いのですが






たった一日で読み終わりました。




すごいですねー


やっぱ本当に面白い本だと集中して読んじゃいますねー





私はもう既に映画を先に観ているせいで"石神哲哉"のファンになっていましてね、


もう序盤から涙目。。。w


もうね、


お目め 真っ赤。。。w


ウサちゃん状態。


原作だと石神って "丸顔"、"薄くなった髪"、"冴えない中年"という設定なんですね。


映画では堤真一が演じているのでその差にちょっとびっくり。


でもあとは大体映画と原作が同じように作られていて驚いた。


だいたい小説を映画化すると、どうしても時間のこともあって


残念な感じになるじゃないですか?


でも、この映画はそうではなく、


セリフなんかもかなり忠実に作られているなと感じた。


映画だけではいまいち良く分からなかった部分も


原作を見ることで99パー理解できたかな という感じ。


あ、そういえば、


原作では柴崎コウが演じる内海薫は出てこなくて


『これはドラマ・映画限定の登場人物なのかなー。


もしそうだったら嫌だなー』


なんて思っていたら、


さっき読んでいた『ガリレオの苦悩』と『聖女の救済』で出てきてなんか感動でした。w


あと、さっき『ガリレオの苦悩』の第一話を読んでいたんですけど、


湯川学はもう警察に協力するのを嫌がっているという描写があるんですけども、


それは『容疑者Xの献身』の事件があったからなんだなー、って思って


そうしたら切なくなった。


まあ とにかく!


もう完全に東野圭吾のガリレオシリーズのとりこになっていますので


この調子で、


第4作目の『聖女の救済』と第5作目の『ガリレオの苦悩』を読み、


最新作である『真夏の方程式』を読みたい!


これはなにやら、湯川学と天才少年が対決するらしい!!!!


ぜったい面白い予感がする!


ぜったいカッコいい予感がする!


そんじゃ。





PS:ガリレオシリーズって、ドラマ版の"ガリレオ"が悪いイメージを与えている気がする。w


原作を読んだのでドラマ版も気になってみてみたんです。まだ途中ですけど。


ドラマの『ガリレオ』が良くない理由を書いて終わりにする。


・最後に推理をまとめる際に、必ず湯川学が数式を書くシーンがあるがこれは不要。


 『ポルターガイスト現象』や『火の玉』、『幽霊』などの謎を解く際に数式なんか関係はなく


 キザにしか見えないから。 ドラマならではの演出なのでしょうけど それが安っぽく見える。


・真矢みき、渡辺いっけいがドラマだけ出ているが、不要。ウザイだけ。


・原作では常に湯川学、草薙でつるんで事件を解決していっているが、


ドラマでは湯川学(福山)と内海薫(柴崎コウ)で事件を解決していってる。


これが気に食わない。


月9なので、男二人だと華がなくてダメなのかもしれないですけどね。


でもやっぱり気に食わない。


・全体的にドラマでは湯川学をイケメン、キザっぽく描きすぎている。気に食わない。


原作では特にそういう描写はない。


というか東野圭吾はそういう描写はしない。


はい。


以上。


おしまい。


PS2:そもそもガリレオシリーズって"ガリレオ"っていう名前自体が問題な気がしてきた。w


だってなんかつまらなそうじゃね?w


別にカッコいい名前ってわけでもないし。


誰かに話すとみんなそうゆうもんw


もっと別のネーミングにしたら良かったのにね。


はい。


以上。


おしまい。


PS3:あと、ドラマの方に私がいつも画像使っているこの方が出ていましたね。w





失はれる物語... &lt;Season3&gt;-11



初めて動画で見ましたけど かなりカワイイ声だった。


はい。


以上。


おしまい。


PS4:ちなみに、私はあまりにこの映画が好きなので、


  この小説・映画でしようされたロケ地を散歩してきた。


  新大橋から隅田川沿いに歩いて、清洲川に出る。


  右へ行くと浜町駅と公園があって、


  なんと弁当屋まであった!


  この小説そのままの世界がそこにあってはっきり言って感動した。


PS5:最後に、私の泣ける映画 ベスト3やって終わりにします。


今までは、こうでした。


↓   ↓   ↓


第3位、ただ君を愛してる


第2位、イヌのえいが


第1位、陰日向に咲く





それが最近、こうなりました。


↓   ↓   ↓


第3位、イヌのえいが


第2位、陰日向に咲く


第1位、容疑者Xの献身



『容疑者Xの献身』、一気に1位へ~~~♪


はい。


以上。


おしまい。


PS6:もう一つのブログの方でも、この映画・小説の感想をアップしました。


 もちろん 暗い感じで感想を書きました。


 アメンバーの方は読んでくださいませ。




ってか説明下手だったけど、


ホント『容疑者Xの献身』観てみてほしい。。。☆


 以上です。





書きたいこと書いてだいぶスッキリ。


応援よろしゅう。


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