Colin McRae: DiRT | dmkm: FPS Syndrome

Colin McRae: DiRT

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SteamでCodemastersのレースゲームが安くなっていたので、DiRTとFUELを購入した。DiRTが$2.50、FUELが$3.74というとんでもない値段で買えた。DiRT 2も$39.99から$9.99と信じられない値段になっていた。あれでDiRT2を買わないのは勿体無いだろう。俺は$34で買った。

FUELはどうやらキーコードが無くなってしまったらしく、ダウンロードが終わってもプレイすることが出来ない状態が続いている。本当はFUELがやりたかったのだが、仕方ないのでDiRTから始めることにした。

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DiRT2をやった時も思ったが、メニュー画面や様々な所でCodemastersらしいセンスが光る。
DiRTは2007年のゲームだが、Codemastersはこの辺りから硬派なメーカーから方向性を変えてきたような感じがする。

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2007年のゲームであるDiRTは、流石にDiRT2をやった後にプレイすると、グラフィック的に幾らか劣っていると感じる。走っている時に前方の景色が少しずつ表示されるように見えるのはマイナス点だし、全体的にちょっとぼかしすぎな感じがする。ただグラフィック厨でなければ何の問題もない程には綺麗である。

無視出来ないのは2007年のゲームとしては非常に負荷が高いことで、下手するとGRIDやDiRT2より重いかもしれない。複数台が同時に走る所なんかは特に重く、恐らくEGO ENGINEの最適化がまだ進んでいなかったからだと思われる。DiRT2が快適に動作するなら問題は無いと思うが、スペックに自信の無い人は注意が必要である。

走っている時の臨場感はDiRT2程ではないが中々。サウンドの出来は良い感じ。挙動はドリフトが気持ちよかったDiRT2とは違い、DiRTはグラベルでもグリップ力が非常に高く少々不自然。ドリフトも出来なくは無いがあまり気持ち良くなく、私的にはDiRT2の挙動の方が好きである。

また、時間を巻き戻せるフラッシュバック機能は、2008年のRace Driver: GRIDから搭載されたものなので、DiRTには搭載されていない。当たり前なのだが1回ミスったらそれまでである。

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Ken Blockという印象しか無かったDiRT2と比べ、DiRTはまだColin McRae Rallyらしさを残している。DiRT2はラリークロス系のレースが非常に多かったが、DiRTは一台で走行するラリー系のイベントが多い。SS毎に車が自動で修理されたDiRT2と違い、DiRTではSS毎に決められた時間内で修理を行わなければならない。また、スーパーSSも用意されている。

DiRT2ではラリーイベントが不足していて、それがColin McRaeシリーズとして一つの不満点となっていたが、DiRTでは同じ不満を感じることは無さそうである。

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EGO ENGINEの最適化不足、少々不自然な挙動、あまり良くないリプレイ機能、フラッシュバックが出来ないなど、DiRT2と比べるとどうしても劣ってしまい、DiRT2程の感動は得られないが、それでも十分に面白い作品。特にラリー系が好きな人なら楽しめる。これが$2.50で出来るとは恐ろしい話である。

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