2010年もあと2日で終わりです。


今年も1年間
当ブログにおつきあいいただいた皆様に
感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。


ありがとうございました。


さて、今年も私好みの
たくさんの歌を記事にしてきましたが、
ラストの1曲は、私らしく
昭和の隠れた名曲をご紹介します。


あっという間の1年ひとまわり
時の流れの速さに戸惑いながら
こんな曲を思い出しました。


高岡美智子の「まわり燈籠」。


作詞作曲高岡美智子。


1981(昭和56)年に発売されたこの曲は、
1986(昭和61)年に
高樹澪がカヴァーしシングル発売。


その高樹澪バージョンの「まわり燈籠」が
先日、30年の時を隔てて
カラオケDAMに配信されました。


高樹澪の「まわり燈籠」は
TBS系列のテレビドラマ
「遊びじゃないのよ、この恋は」の
主題歌として使用されました。


このドラマは、
第9回ホリプロタレントスカウトキャラバンの
グランプリを獲得した、
アイドルの井森美幸がヒロインの役者としてデビュー。


鈴木保奈美のデビュー作でもあります。


発売時期は未定ですが、
この曲、グラシェラ・スサーナも
カヴァーしています。

高岡美智子は
ヤマハポピュラーソングコンテストの
1974(昭和49)年、第7回、第8回、の大会に
自作の曲「私の事なら気にしなくていいわ」、
「いじっぱり」で出場。


「いじっぱり」が入賞しています。


この年に「私の事なら気にしなくてもいいわ」でデビュー。


素直さとアンニュイな雰囲気を感じる不思議な声と
哀しく気だるい独特の曲調が彼女の魅力でした。


続く1975(昭和50)年の第9回大会では
譜面歌手として出場。
「届かない手紙」でポプコン入賞を果たしています。


その後シングル「いじっぱり」、
アルバム「ふたり」をリリース。


1976(昭和51)年には
レコード会社を移籍し、
シングル「ぐちを聞いてよ」と
アルバム「高岡美智子」(写真左)をリリース。


1981(昭和56)年に
シングル「まわり燈籠」と
アルバム「まわり燈籠」(写真右)をリリースしました。



ダムオヤジの歌探し、生きがい探し-まわり燈籠


この「まわり燈籠」は発売のだいぶ前から
ライヴなどを通して聴いたファンや
音楽関係者の間でレコード化が望まれた曲で、
当時は待望のレコード化でした。


評価は高かったものの
それほど認知されませんでしたが、


1993(平成5)年に
実力派シンガーソングライターの名盤として
このアルバムがCD化されています。


♪ 愛はいつも まわり燈籠
   愛の炎を 燃やしながら~


まわり燈籠に象徴された愛は
一途さ、はかなさ、せつなさを秘めた
抑えがたい感情の炎のように。


♪ 燃えろ燃えろ 赤い炎
   生命(いのち)尽きる時まで
   まわるまわる
   休むことなく
   私をとりこにしてしまう


わりと暗い雰囲気の曲ですが
サビの歌い上げの部分に
不思議なエネルギーを感じます。


高岡美智子は四国松山の出身。


中学2年でウクレレ、高校時代にギターと出会い
「ブルーライトヨコハマ」ばかりを
弾いて歌っていたそうです。


そんなことも影響しているのか
この「まわり燈籠」のB面には

横浜を歌った「YOKOHAMA-EASY-LOVE」という
高岡美智子としては珍しくポップな雰囲気の
曲が収録されていました。


高校卒業後、自宅2階に 
自己表現のできるライブ喫茶を開業したという
エピソードが残っています。


音楽界からはとっくに引退されていますが
私の中では忘れられないアーティスドであり
折にふれて聴いてみたくなる曲もたくさんあります。


カラオケDAMへの配信を機に
また「まわり燈籠」が
昭和の隠れた名曲として
少しでも認知されるといいなと、思っています。


お好きな方は

You Tubeなどで

ぜひ、チェックしてみてください。