歳には勝てずからだのあっちこっちにガタがきている私、
特に右足の膝関節の痛みにずっと悩まされています。
整形外科の開業医へ行って
ヒアルロン酸を何回も注射してもいっこうによくならず、
総合病院で診ていただいたところ、若い医者から
「それはもう治らないですよ、
運動で大腿筋を鍛えるしかないです」と言われ
痛み止めの貼り薬を処方してもらいました。
そして、筋力アップのエクササイズとウォーキング、
言われたとおりにはじめました。
ここ1年、膝が痛むためあまり歩きたくないし、
歩いてもゆっくりでした。
もう開き直るしかないということで、
痛みをこらえ、
颯爽と歩くことにしました。
もちろん音楽を聴きながらウォーキングですが、
なんと聴いている歌が
日吉ミミの「ウォーキングマイライフ(Walking my life)」。
日吉ミミを聴きながらウォーキングをするのは
私ぐらいしかいないでしょう。
日吉ミミといえば
1970(昭和45)年に発売された「男と女のお話」が大ヒット。
寺山修司の世界を歌った
「ひとの一生かくれんぼ」「たかが人生じゃないの」
中島みゆきが提供した「うそつきが好きよ」「命日」
以前記事にした阿久悠作詞、中島みゆき作曲の「世迷い言」など
昭和歌謡曲の隠れた名曲の宝庫のような歌手。
「世迷い言」はこちら です。
独特の歌声と奥の深さを感じる表現で
作家にいい曲をつくらせてしまう貴重なヴォーカリストです。
「ウォーキングマイライフ(Walking my life)」は
1995(平成7)にリリース。
ジャケットはご覧のように
片方のスニーカーのアップという珍しいデザイン。
♪ 花瓶の赤いバラ 一輪とって
ぽけっとに差せば 青春にかえる
微笑みと泪しか 知らなかった あの頃
平気でいえたよ 愛していると~
作詞は内山田洋とクールファイブの「噂の女」
五木ひろしの「よこはま・たそがれ」
中条きよしの「うそ」石原裕次郎の「ブランデーグラス」など
数多くの作品を残し
作詞で日本レコード大賞、小説で直木賞受賞
と多彩な才能を発揮されている山口洋子。
演歌系の曲や夜を舞台にした曲ばかりかと思っていたら
こんな詞も書かれていました。
♪ それなりの愛に出逢いながら 男女(ひと)は
生きるのよ 歩くのよ
Walking my life
じっくりと味わうと
波乱に満ちた人生を歩んで来られた
山口洋子さんらしさを感じる
人生の応援歌のような素敵な詞です。
作曲はシンガーソングライターであり、
森昌子の「越冬つばめ」川中美幸「ちょうちんの花」など
作曲家としての提供曲も多い円広志。
1978(昭和53)年、
「夢想花」で世界歌謡祭のグランプリ。
「とんでとんでって歌って、アンタが飛んでいったな」
といじられていた円広志は、とんで行ったきりではなく
作曲家としてしっかりと歩いていると感じさせる
心地よいメロディです。
もちろん歩くテンポにぴったり。
先日、日吉ミミの楽曲が
この「ウォーキングマイライフ(Walking my life)」と
演歌系の曲「二枚の落ち葉」
そして横浜を舞台にした曲「想い出ばなし」の3曲
カラオケDAMに配信されました。
「ウォーキングマイライフ(Walking my life)」は
ウォーキングの際に口ずさむ曲としておすすめです。
