この日本の壊れ具合
「壊れた地球儀の治し方」(青山繫晴)を読んでいた暑いころ、マスゾエ騒動の最盛期。「ああ、日本の優等生がこのていたらくでは、日本もこわれたな」思っていたら、続いて都知事選候補のトリゴエは犯罪者、おまけに野党新党首は二重国籍のウソつきレンホウ。
この秋の月刊誌「新潮45」には「東大生集団わいせつ事件」が、週刊誌「文春,新潮」には「慶大生集団強姦事件」と続く。おまけに「豪遊W不倫の日教組委員長に非難殺到」とガッコの教師、「宇都宮公園爆発・自暴自棄の元自衛官」まで。この日本は、どこまで壊れた行くんだろう、無限地獄のようだ。
とりわけマスゾエ,トリゴエ,レンホウは、テレビが作り出した「虚像」たち。この虚像を都知事や党首に担いだのが、自民党と民進党。すなわち、71年続いた戦後日本社会が自身から壊れているんだろう。
さらに、東大わいせつ,慶大強姦,日教組豪遊。何をか言わんや、学生も教師のボロボロ。
以上の原因を日本の戦後教育の欠陥として、青山繫晴氏は次のように指摘する。
『東大生の優秀さは、受験勉強、試験勉強だけに過ぎない。要は模範解答に上手く自分を合わせることだけ』『こういう教育に、何が一番欠けてるか。特に、世界を歩いてきて痛感するのは、敗戦後の日本教育に一番欠けてるものは、国を背負うことがないこと』
『全ての国の模範解答の中には、君も国を背負え、国家を背負え、いざとなったら人のためには自分を抑えてでも生きませんかというのが、必ず模範解答の中に選択肢としてはある』と。