本郷あたりで呑んでます。
旅館を後にした、歌謡教室の面々はこれまた
いつもイイ具合に空いているこちらに流れていきます。
この店、年に一度、いきなり大勢の客が入店してくるのは何だと
思っているかもしれません。
というのが、この店の中で日本人を見かけたのは非常に少ないんのです。
この日も先客でどこの国の方かかわからなかったのですがグループの男性がいました。
さて、乾杯です。
とりあえず、「ナマステ〜!」叫んで乾杯してみると、そちらのグループからも
大きな声でジョッキを片手に「ナマステ〜」と言葉が返ってきました。
店の中がひとつの世界になった瞬間でしたよ。
お料理のオーダーはベテラン・チーフ・パーサーにお願いして、キャプテンは
赤ワインをいただきながら、遊覧飛行に出発します。
旅館ジャンボリ、飲み放題で食べ物もしっかりあるというのに毎度、何故かココに
来ちゃうと食べれてしますから不思議です。
日本の古い文化からアジアへの融合でワシらの体内で何かが起こっているのでしょうか。
え? ないないって?
お料理名はいつもの通りでございます。
覚えていません。
覚える気があるんですが・・・
女性の名前も覚える気はあるんですが・・・
熱々のチーズクルチャって堪らなく美味くないですか?
クルチャを肩パットに入れた女性が来たら、匂いだけでノックアウトされそうですが
それがこぼれたら、熱いでしょうねぇ。
ヤケドするでしょうね。
でも、実際に「大徳寺さぁ〜ん」って待ち合わせの駅前にチーズクルチャを肩パットに
入れた女が現れたら、逃げ出すかもしれませんけどね。
そんなヤツ、いねーか。
でも、チーズクルチャは熱い方が美味いから、すぐどっかで肩パットから外さないといけませんよね。
ハイ、食べてって言われたら、喰うでしょうねぇ。
男気みせて喰うでしょうねぇ。
駅前のロータリーのベンチで。
でも、そこで喰っちゃって急にその女性に魅力を感じなくなったらどうしましょうかね。
すぐ帰るワケにもいかないし、いただいたお返しにって、新しいチーズクルチャを買ってあげて
それを肩パットに入れて貰いますかね。
喫茶店に入っても周りの客がクンクンと鼻を鳴らして、お店の人に
「こっちにもチーズクルチャお願い」って言い出すかもね。
でも、いいムードになって思わず肩に手を回したりしたら大変ですよ。
大やけど。どっちもが。
恋でやけどする前にやけどしちゃったって、笑い話にもなりませんね。
どうでも、イイ話をずいぶん引っ張ってきてしまいました。
そろそろ、解散する時間がやってきました。
旅館ジャンボリの夜はまた来年とお別れするのでした。