嬉しい存在

先日、３～４年前に一度行ったきりの中華屋さんの台湾人のご夫婦が「川口さん、髪形変わって分からなかったよ」「○○町に住んでるんだよね」ってめちゃめちゃちゃんと覚えてて下さってて驚きました。これって、テレビに頻繁に出てるタレントさん相手とかならば分かりますが、そうじゃない一般のお客さんのことも本当に良く覚えていらっしゃる記憶力の凄さで有名なご夫婦とのこと。

にしても人に覚えてて貰える、ってどう転んでもイヤな気がしませんね。もっと言うなら、人にとって一番嬉しいのは誰かに覚えてて貰うことなのかも知れないとさえ。

芸能界だと、木村拓哉さんと小泉今日子さんが、スタッフの方の顔や名前も含め、もの凄くきちんと覚えてる方だそうで、長きに渡って芸能界でトップに君臨されてるのも納得。僕の周りだと松尾潔さんとJUJUが尋常じゃないレベルで凄い。松尾さんと表参道駅からAVEX本社まで400mくらいの距離を、松尾さんが「あ、○○さーん」と知り合いを次々と見つけて行くので、辿り着くのに20分くらい掛かったことがあります。

その点僕は病的に人の顔と名前が覚えられない。昨日のスタジオでエンジニアさんに「はじめまして」って言ったら「２～３度お会いしてますよー」と言われ大汗。これって、努力でどうにかなるもの？それとも生まれつき、先天的なもの？どうにか頑張って相手にとってもう少し嬉しい存在でありたい……。