GREE田中さんのセミナー | IT屋さんが世界を変えるまでのブログ~窪田 大輔 OFFICIAL BLOG~

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『ヒトは忘れてしまうモノ』なので、忘れたいコトも忘れたくナイことも全部含めつづりますです。

ソーシャルアントレプレナーを目指し、ITを武器に使いながら世の中を「ing形」で変えていきます!

先日、グロービス経営大学院で、

GREEの田中社長のセミナーがあったので、

参加してきました。

以下、参加した際の取りまとめと、ワタシの雑感です。

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9/10 19:00 グロービス経営大学院
Greeセミナー

■GREE代表取締役の経歴
・大学卒業後、SONET入社(10ヶ月程度)
・楽天入社(5年程度)
・GREE設立(6年前)
 - 従業員平均年齢:30歳
 - ソーシャルネットワークシステムに特化
 - 年間売上350億
 - 営業利益、195億(55%)
 - 時価総額3000億
 - 会員数50-100万人増加(月次)

※インターネットの市場は、国内の人口動態を見る限り、
 30-40代が伸びを見せており(若年層ではない)、
 国内市場で戦うには、30-40代を獲得することが重要なファクターである。
 
■なぜインターネット市場を選んだ?
・何でもいいが、業界が拡大傾向にある市場を選ばなければ、会社は伸びない。

■最近の動向
・多人数で同時にゲームができるコンテンツを増強
・家庭用ゲーム機とコラボ(独自プラットフォームを提供)

■トップの経営観
・会社の成長ステージによって、自分自身を成長させ、変化させることが重要。
 なぜならば、環境が人を育てるため。適さない環境にすべきではない。
・急成長時はズタズタになりながらでも事業を進めることが大切。
 お金があれば実現可能性がある話でも、お金がなければズタズタなことなど気にしてはいられない。
 →日本の環境を変えるため、なるべく早くにアウトプットを出すこと。
・勉強は学べばできるけど、体験してからでしか学べないことがある。
 これを組織文化として定着させることが良い組織作りに必要なファクターである。
・選択と集中、ビジネスでも人の人生においても、言えることである。

■競合の動き
・ソフトバンクジンガ出資、ノウハウの買収
・E.A.によりPlayfishの買収
・DisneyによるPlaydomの買収
・CrowdStarとドリコムの協業

■GREEのライバルは?
・Google/Apple(スクウェアができて、Googleができて、GREEにできないことはない!)
→日本の勢力を一致団結させ、海外に勝てるチームを作る時期ではないか?
 日本をシリコンバレーのような活気ある業界にする必要がある。
 
■経営において大切にしていること
1.人間性
2.向上心
3.論理思考

・常に前向きであること(失敗してもあきらめない!でないと新しいものはできない。)
・一人の頭でサービスを作ってはいけない。
・直接的ではなく、間接的なルール(仕組み)を作るビジネスが良い。

■人との付き合いかた
・出来る限り、Hotな人間が集まる場にいれるように努力する。

■最近のベンチャーキャピタルは企業の何を見るか?
<過去>
 ・財務予測が主流
<現在>
 ・市場成長率
 ・経営者の資質
 ・財務(ちょっと)
 
■成功を学ぶには・・・
 ・失敗した人から学ぶのではなく、成功した人に成功事例の共有を行ってもらう。
 → 失敗した人から成功の仕方は学べない。中途半端なやつから失敗の仕方を学べ!


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・感じたこと

ベンチャーの起業が成功することなんて、

ほんと豆粒程度の確率であり、必死すぎるくらい必死にならなければ、

運を手にすることなんてできない。

成功とは、いつも偶発的なもので、そのチャンスを手にするために、

アレやらコレやら考えに考えまくらないといけない。


田中さんが連呼していたのは、

「ワタシはふつーです。」

という言葉でした。



ワタシのような経営者が、時価総額3000億円の会社を作ることができる。

それを一つの事例として、皆さんもチャレンジしてもらいたい!



きっと、吐くほど頑張ったんでしょうねぇ。


というのがシミジミ伝わるようなトーンでした。


あれくらいやってもダメな会社もあるわけで、

ベンチャーって厳しいなぁ。と感じさせられました。



敵が寝てる間に動きまくらなければ勝てるわけがない!



まさにそのとーりです。




これを「無理!しんどい!」とはねのけるのではなく、

「やばい!おもしろい!」と対処することが

頑張れるヒケツなのかも知れませんね。