JTM45 のデキが手前味噌ながら、かなり音が素晴らしい!
ホワイト・スプリット風のルックスもイイ感じだし。
作るのが目的だったけど、使えるとなると自作ということもあって、お気に入り度が増しております(笑)。
しかしバンドで使うには、空間系のエフェクターを使いたいところ。。
パッシブな FX LOOP にそのままペダルを繋ぐと、使えなくはないけど今ひとつパンチに欠ける音に。。
レジスタ交換テストが棚上げのままですが、バンド優先でこの課題を先に解決します。
実は以前に某ショップで、JMP にアクティブなFX LOOP回路を増設してもらった結果が少々期待はずれだったので、今回は外付けのバッファを試してみることにしました。
選択肢としては、
・Fuchs Tube FX Loop(真空管使用、ポータブルタイプ)¥24,000前後
・Ceriatone Klein-ulator(オペアンプ使用、ポータブルタイプ) $135.00 + 配送料
・Ceriatone C-lator(真空管使用、ラックマウントタイプ)キット$200.00 or 完成品$300.00 + 配送料
Fuchs Tube FX Loop は中々出回ってませんね。
同じ真空管タイプの Ceriatone C-lator キットだと、配送料含めた価格で Fuchs と大差ないかもだけどラックっていうのが。。
自作することもチラと考えた折に、Fuchs のアウトレット品をネットで発見!
ついポチしちゃいました。。
ネットの画像はこんなんだったけど。。
何枚も画像載せといて、さもコレが届きますよぉみたいに思わせといて、、
デザイン違うんだよ、イシバシ楽器さん。。
中身は変わらないんでいいけどさ、過去のこともあってどうもネット販売はいい加減な印象が。。
まぁ、愚痴は置いといて(汗)、、
SEND と RETURN にそれぞれバッファが付いていて、2つのツマミで調節できるようになってます。
ツマミはプルスイッチがあって、SEND側はシリーズとパラレル、RETURN側はブーストとトリムの切り替えができます。
レベルメーターとかはないので、それぞれのツマミを適正に調節するには自分の耳に頼るしかありません。
FX LOOP になにも繋がない時と、バッファ+ペダルOFFの音質・音量が同じになるよう調整し易いよう、ABボックスを使ってみました。
ABボックスを踏むたびに、バッファ+マルチエフェクターを通した音と、スルーした音が一発で切り替わるので、簡単に違いがわかります。
マルチエフェクターは ZOOM G2.1Nu です。
何のエフェクターも使用しないパッチを作り、バッファを通して接続した状態で、ABボックスを踏み替えても音が同じようになるポイントを探ります。
ただ通せばある程度効果がわかるだろうと甘く考えてましたが、意外と難しい。。
はじめは「使わない方がマシなんじゃ?」と思ったくらいです。
英文のマニュアルには調整方法などもなく。。
仕方ないので、色々いじってるうちに何となくコツがわかってきました。
SEND側は主に歪み具合でわかります。
上げすぎると原音より歪みが増し、歪み始めると音量にはあまり影響しません。
RETURN側は主に音量に影響します。
また、エフェクターをシリーズ接続する場合はトリムモードで、パラレル接続する場合はブーストモードで調整した方が自分の場合は良いようです。
まず、SEND側のツマミを引っ張ってシリーズ接続にし、目盛りはゼロにします。
RETURN側のツマミも引っ張ってトリムモードにし、目盛りは12時くらいにします。
ギターを弾きながらSEND側のツマミを上げていき、歪む手前で止めます。
ABボックスでスルーの音を確認しながら、音量が同じになるようにRETURN側のツマミを調節します。
音量が同じになった時に音質が違うようであれば、エフェクターの出力レベルを変えて、SEND側のバッファを再調整し、RETURN側で音量も整えるという作業を繰り返します。
そしてついに、スルーの音と殆ど変わらないポイントが見つけられました。
パラレル接続の場合は、 PAの外部エフェクターと同じ要領なので、これほど細かな作業をしなくてもエコーなんかは原音を損なわずに綺麗にエフェクターが乗ります。
でも ドライ+ウェットになり、ドライはSEND/RETURNのツマミに関わらず原音の信号が流れるので、G2.1Nu のボリュームペダルはウェット量のみに作用することになります。
私は全体の音量調節をペダルでしたいのでシリーズ接続でしか使いませんが、そうでない人はアンプがパラレル回路を持っていなくてもパラレルでエフェクターを使えるので Fuchs は便利ですね。
コツさえ掴めば、他のアンプやペダルでも強力なツールだと思いました。
Yeti の FX LOOP もパッシブなので、自分にはもう手放せないですね。
こういうのがあれば、アンプの FX LOOP はかえってパッシブの方が良いのではとさえ思えてきます。
アンプへの影響は極限まで抑えられますからね。
となると、AD140 Lead にも FX端子 を気軽に増設できそうです。
もうこの程度の改造なら自分でできそうだし(笑)