ぶっちゃけた評価・タンナスのタイヤ | ダイゴマンの輪道

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まだまだパワーアップする若年妄想暴走サイクリストの活動記録。

どうも、ものぐさダイゴマンです。



先の土日は、例のタンナスというシリコン製のノーパンクタイヤでツーリングに行ってまいりました。

まずは走行距離

247㎞

です。
このツーリングについては明日あたりから記事を書こうかなと思っています。・・・お蔵入りツーリングが増えていく・・・・・


このタイヤでこれだけの距離を走るのは初めてですね。
それだけに、通学などで短距離を乗る時では分からないことも多く感じ取れました。

色々お世話になっている方にお話を頂いて、そして履かせていただいているタイヤですが、感想のほうはハッキリと書いていきたいと思います。ごめんなさい。嘘はつきたくありません。

始めに、言っておきます。ママチャリ用としては「アリ」なタイヤではあると思います。
ですが、僕はあくまでツーリング用として感想を述べています。


まず、特筆すべきは漕ぎの重さと、クッション性の無さです。
これに関しては致命的なまでの領域であると思います。それは勿論、一日に100km以上乗る場合に限りますが。ママチャリユース的な領域ではまあ気にしなければどうと言うことはないでしょう。

このタイヤ、公式のHPでは「羽のような軽さ」と称されていますが、これは羽のように軽い「餅」です。地面にへばりつきます。
説明書では、100km程の走行で十分なグリップ力を発揮すると書いていましたが、十分すぎるグリップ力・・・というか接地面積ですね・・・。タイヤの軽さなんて平地での走行時には関係ありません、重要なのは接地面積です。地面に接している面積が、漕ぎの軽さを左右するんですよ。
僕が履いているタイヤは26×1.75で五気圧相当のものらしいのですが・・・漕ぎはどう考えても空気圧管理を怠ったタイヤのそれです。
巡航速度が5~10km/h落ちます。
また、ぺダリングを止めると下り坂でも容赦なく減速してしまい、休むひまも与えてくれません。

これだけなら良いのです。トレーニングにもなりますし、根性と体力でカバー出来ます。


もう本当に怖いのがクッション性の無さです。
ちょっとした段差やくぼみでもガツンガツンとサドルが尾てい骨を打ち付けてきます。なので、段差は自然と避けますし、でこぼこも避けていきます。
て・・・それでは普通の細いタイヤで走る時と一緒ではありませんか・・・・
ノーパンクタイヤだけに、段差やダート、でこぼこの舗装もガンガン行きたいところですが、尻がそれを許してくれません。
痛くてたまらんです。これだけはどうにもなりませんからね・・・


正直、このタイヤでの50km以上のライドはしたくないですね。
10kg程の荷積みで140km(峠あり)走るよりも、今回のツーリングでの軽装で120km(峠無し)走るほうが時間かかっているんです・・・・これは一重に僕の実力不足では片づけられないと思います。


このタイヤ、スポーツとして自転車を楽しもうとしている人にはお勧めできませんし、また受け入れられることも無いでしょう。
耐パンク性と言うのは最低限の乗り心地を実現して初めて意味を持つもなのだなと言うことだと思います。

タンナスのタイヤが、要求されうる最低限の乗り心地を実現しているとは到底言えません。そこまで苦労して千キロに一回あるかないかのパンクを避けたいとは正直思いません。

まあ、そもそもパンクに対して強い危機感を抱くスポーツバイクユーザーは少ないはずです。
ママチャリユーザーを始めとした層にはそういう方が多いかと思いますね。



終始酷評ですが、これが正直なところです。
いくらシリコン製だからと言って、いくら空気入りのタイヤではないからと言って、結局はタイヤなんです。平等な評価はしてしかるべきではないでしょうか。
まあ、ホントに痛い目にあったので・・・主に尻と手首が・・・・悪しからずです。

結局パンクを怖がるのは初心者か、日ごろメンテをしないママチャリユーザーなんかではないでしょうか。前者はさておき、後者に関してはこのタンナスのタイヤ、良いんではないかなと思いますし、実際紹介すれば結構受け入れられるんではないかなと思います。

普段使いで自転車を使う人にとっては、遅刻などしないためにもパンクは避けたいところですし、空気圧調整をしなくてもいいので日ごろのメンテナンスの手間が省けるというメリットだらけですからね。
空気圧管理もせずに、タイヤはしぼんで、雨ざらしのせいでタイヤのゴムは劣化してバリバリに。で、結局パンクして自転車屋さんに持っていけば、しっかり管理していればもったはずのタイヤやチューブを総とっかえ・・・・・・なんてことは、少なくともこのタイヤにはありません。
クッション性ですが、ママチャリの柔らかフレームとふかふかサドルがあればそんなに気にならないでしょう。漕ぎの重さも、普段から高圧を保つような人で無い限りそこまで気にならないような気はします。


このタイヤ、ママチャリorデイリーユース向けですね。

うん、そうですそうです。


と言うわけで、次回は栃木は那須へのツーリングを振り返っていきたいと思います。
駄文、読んでいただいてありがとうございました。