石巻市に移住して9ヶ月くらい経つ橋本です。
最近、もともと予想できた事が新聞になりました。

8月22日の河北新報より「焦点 要介護、3県沿岸1.2万人増 仮設長期化、体調崩す」
8月28日の河北新報より「宮城の心血管疾患、震災後に急増 東北大グループ調査分析

こんなことは、過去の震災や仮設住宅での生活を考えれば容易に想像できる事です。


さて、タイトルの内容です。
東北には、まだ「支援」が必要なのか?足りないのか?
答えは、間違いなくYESです。

ただここの、「支援」という言葉が非常に分かりにくいです。

正直どうこう言わずに、東北に来るのが「あなたのため」なのですが、
この言葉をどうにかしないと、「支援する側」、「される側」という立場が出来てしまい、そのような認識で、東北に入る方もいるので見直す必要があります。
あくまでも、言葉の認識ですが。

今まで、色々なボランティアの方を受け入れてきました。
私に限らず、数多くのコーディネーターの方も同様だと思います。

逆の立場で考えてみます。「支援」をしてもらいでしょうか?

東北に行くのでは、様々な理由がある事だと思います。
その中で、もっとも大事なのは「行く」という行為です。
あーだこーだ言わずに、まず行って見る。聴く、感じる、体験する。
そこから始まります。
はじめに、「支援」ありきだと目の前の方の声や、本当に現場で必要な事を見失ってしまいます。

私が、このような活動を始めたきっかけは、「圧倒的な無力感」が大きいです。
そうしたときに、自分の出来る事は何なのか??ずっと考え、行動してきた結果がここにいます。


冒頭の記事にありましたが、東北は介護保険取得者が増加してきております。
医療従事者も少なく、リハビリテーション専門職も非常に少ないです。

なぜ、東北に来たほうが「あなたのため」なのか?
東北に来た方は感じているでしょう。
逆に東北に来ずして、この先の日本を語る事は出来ないでしょう。

色々したいことがあるでしょう。忙しいでしょう。

短期的ではなく、中長期的な視点を持ったとき、はじめて分かると思います。


ちょっと、まとまりませんが、今日はこの辺で失礼します。