8月2日、再び高速バスで事故が起きました。

運転手の方は、狭心症と小脳梗塞の既往のある方です。
明らかに今回の事故は予見できるものであり、回避する策を講じておらず、会社側の重大な過失であることは明らかです。

ほんとに、恐ろしいです。


近年、医療事故についても訴訟が増加傾向です。
医療事故の3割が転倒で、判例は増加しているようです。

皆さんの施設では、予見義務、回避義務がきちんとされていますか?
これを機に見直しましょう。
医療機関だけではなく、商業施設でも具体的な対策が必要です。

以下、今回の事故の記事を抜粋しました。
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「バスの運転はやめた方がいい」。宮城県白石市の東北自動車道で2日朝に起き、乗 客ら31人がけがをした夜行バス事故。バスの多田進運転手(61)=千葉県香取市下小堀=は脳梗塞と狭心症を患い、担当医からこう言われていたという。複 数の乗客も、多田運転手の「異変」に気付いていた。

 軽いけがをした多田運転手を診察した医師によると、多田運転手は約2カ月前に脳梗塞になり、約2週間入院した。3年前には狭心症のため心臓のバイパス手術も受けており、現在も狭心症と脳梗塞の薬を服用していたという。
 医師は「運転手は担当医から『バスの運転はやめた方がいい』と言われた、と話している。事故後の検査では脳梗塞の再発はないようだが、診察で5分ぐらい気を失った。緊張やストレスで神経の調子が悪くなったからかもしれない」と語る。
 軽傷だった乗客の男子大学生(21)は「新宿を出発する時のアナウンスが聞き取りにくかった。口ごもっている感じではないが、何を話しているのか注意して聞かないと分からない状態だった。周りの乗客も同じことを言っていた」と証言する。
 大学生によると、サービスエリアで休憩した際、時間に関するアナウンスはなく、バスにしてはスピードを出し過ぎているような感じがしたという。

2012年08月02日木曜日