おじゅっさんの日々

おじゅっさんの日々

高松市・真宗興正派大乗寺住職のブログ。
香川徳島をまたにかけて、何屋さんかわからないような
日々を奔走中!

 うっとおしい季節です。雨

しかしこの梅雨が明けたら今度は夏本番晴れですね。
今月の言葉はこちら、

指針を持たない

    人生は

  曲がっていても 

そのまんま

 盲目のトライアスロン選手がおしゃっていたのですが、目の見えない人が海で泳ぐと、筋力のバランスの関係で大きな円を描いて同じところに戻ってきてしまうそうです。うずまき
 海やプールで泳いでいる時は、プールの底のラインや目標物を見ながら泳いでるから真っ直ぐ進めるんですね。目

 この人生も、指針がなければ間違った方向に進んでいることにも気づきません。また不確かな指針でも道に迷います。仏法という確かな指針が大切ということです。ウインク

 15年前に友だちが飼えなくなって引きとった(というか押し付けられた)タイガーが昨日亡くなりました。ぐすん

 

 元々人相(猫相はてなマーク)が悪い上に、外面はいいものの家族には悪態つきまくり。病気と歳のせいで、さらに見てくれは悪くなるし、性格もめんどくなる。

 そんな姿を見て、老齢になって性格が悪くなる、病気で哀れな姿になる、そして死体や荷物は自分では片づけられない。自分もそうなると思うと、つくづく嫌だなぁって感じました。えー?

 

 まだ出家前の王子様だったお釈迦様は老人、病人、死人を見て自分もそうなることにショックを受けたそうですが、自分もそうなると思うと嫌ですね。でもなるんです。人間より生涯の短い動物には毎度大きな気づきをいただきます。ひらめき電球

 今日令和6年6月11日は

観賢僧正1100回御遠忌

ということで先日の日曜日に元中学校体育館にて盛大な法要と記念イベントが開催されたそうです。

 

 残念ながら私は参加できなかったのですが、パンフレットと永遠の瞑想に入った弘法大師の髪を剃った剃刀を収めたとされる剃刀塚がデザインされた瓦せんべいをいただきました。ニコニコ

 

 

 観賢さんといってもご存知のない方も多いでしょうが、平安時代の僧侶で大乗寺の近隣の出身。朝廷にはたらきかけて空海に弘法大師

の諡号を授かることに尽力された方です。

 

 大変聡明で学問にもはげみ、親孝行の伝説も残る観賢さんを地域の宝として顕彰しようというはたらきが盛り上がっておりますビックリマーク

 

 

観賢さんについては↓こちらで詳しく紹介されています。

https://www.youtube.com/watch?v=ayTMq-lN3Bs

6月になりました。もう近々梅雨にも入るでしょうね。

さて今月の言葉はこちら。


世の中は 

あなたの都合を中心に

まわっているわけじゃない。

 

 晴れて欲しい時に雨が上がってくれたり虹、心配していたことが好転してくれたら確かにうれしい!ウシシ

SNSなどを見ていたら「やっぱり神様っているんだ音譜とか「願っていれば奇跡は起こる!ラブラブという投稿をよく見かけます。

 

 いやいや世の中はあなたの都合を中心にまわっているわけじゃありません。ぶー世の中はあらゆることがつながってまわっています。その結果が、たまたまその時のあなたの思い通りになっただけ。

今年も睡蓮が咲きました。



仏教の経典には、こういう白い睡蓮をさすプンダーリカ(分陀利華)という言葉が出てきます。この上なく清らかなものの象徴。キラキラ

浄土真宗で読まれる『正信偈』にも、阿弥陀様の本願を聞き信じて念仏を唱える人は、百蓮華のように清らかな人だという一節が出てきます。照れ

 4月7日から10日まで、本山興正寺で布教使養成講座の講師を務めさせていただきました。

 かつては学校学校の先生を目指していた私。学校教育現場ではありませんが四半世紀の時を経て、先生という立場をあじわわせていただきました。

 

 4日間に渡って朝から夜遅くまで布教のことばっかり考える期間、一生懸命に取り組む受講生に寄り添っていると、あまりしんどいとも感じず、むしろとても楽しい4日間でした。音譜

 

 そして最終日の集大成の実習。昨日まで心配していた受講生も驚くべき成長を見せてくれて、先生というのはこんなにもうれしい仕事なんだと実感しました。おねがい成績をつけるのはやっぱり大変ですけどね。あせる

 

本番は表舞台ではありますが、そこに向けて真剣に準備していく皆さんの姿がとってもカッコ良かったです。キラキラ

五月の言葉はこちらです。

自分の無力さを

    知った時

やっと 執着の世界を

     飛び出せる

 

まかせるって簡単なようで難しいですよね。ぶー

私たちが完全にまかせることが出来る時ってどんな時でしょう。

 

もう自分の力ではにっちもさっちもいかない時には、他人に頼むしかない。ぼけー

自分ではどうにもできないと感じることは悲しいことのようですが、穏やかな心の邪魔になる変なプライドや、高慢な気持ちからようやく抜け出せる時なのです。アップ

行事続きでバタバタしており、まとめてのアップとなってしまいました。

4月26日には高松興正寺別院にて、本山の嗣法さまをお迎えして春の法要

朝座は女性僧侶を中心としての法要、皆様凛としてカッコいいお姿でした。キラキラ

 

そして連日あちらこちらのお寺での永代経法要での布教が続いて、

 

締めくくりは夫婦での音楽法話ルンルン

お参りの皆様にとって、初めてのスタイルでの法話、楽しんでいただけたようです。

 2013年の親鸞聖人750回忌大遠忌の目玉として法要に映像モニターを導入する。その担当者として約15年、本山興正寺の法要に携わってまいりました。おねがい

 

 今回の法要から後任に任せることになったのですが、昨夜は縁ある20人ほどの人たちを招いて慰労の席を設けてくれました。シャンパン

思いがけず大きな宴を開いてくれて、記念の布教用念珠までいただきました。びっくり

 今後を請け負う人たちに願うことは、全てぶっ壊していただいて結構!ということです。時代も変わってきてるし、「今までやってきてるから」がお寺にとって最大のネック。

 

今後は若い人たちが、現代の感覚と便利なものを利用して【伝わる法要】を作り上げていってくれたらなによりです。ウインク

 本山興正寺春の法要に出勤いたしました。

勤行に参加です。表舞台です。

 これまで長年にわたって裏方スタッフとして法要に携わっていたので、お参りに来ていただいた方からも「姿が見えなかった…。」というお声をいただいておりました。

 

 この度、その役職を後任にまかせることになりました。

 久しぶりの出勤となりましたが、これまでの視点と違って大変新鮮なものでした。これはこれでこの視点をまた今後の参考にしていただこうと思います。

https://www.youtube.com/live/I7ddSWDNtc8?si=NdQfSEGGlhIpdGrk