イヴ・ダンカン シリーズ スピンオフ
(以前Fantastic fiction で検索してシリーズに含まれてなかったから見落としていたのだと気づきました)
実際イヴは出てこないけど、ジェーンとジョーは登場するから、シリーズに入れてもいい気もするけど
(ある意味イヴが出てこなくて最後まで安心して読めたような・・・)
Countdown から明確に何年後ってのがなかったので、登場人物の会話から推測して
2~3年後くらいの設定じゃないかと


今回の登場人物は
Sophie Dunston    ソフィ・ダンストン 睡眠障害専門医

Michael Edmunds  マイケル 10歳 ソフィの息子 睡眠障害を持つ

Matt Royd      マット・ロイド 元シール隊員

Jock Gavin     ジョック・ギャヴィン 前作でサブキャラながら結構な活躍をした彼は、今回は脇役に
           
MacDuff       マクダフ スコットランドの城主
            (前作登場時は覚え書きにちゃんと35歳と残していたにもかかわらず
             何故か50歳くらいって思いこんで読んでた馬鹿な私
             ってことはヒーローにもなりうるキャラだったのね~と今回気づいた)

Jane          ジェーン

Joe Quinn       ジョー・クイン 

メリーランド州 ボルチモア
*2年前8歳だった息子マイケルと共に衝撃的な出来事を体験したソフィ・ダンストン
現在は幼い頃から不眠に悩む父親を見てきたせいで、その分野に関心を持ち何とかしたいと
睡眠障害の専門医として大学病院で患者に献身的に治療に当たる合間を縫って
2年前の悲劇の原因かもしれない研究の開発に自分が関わったことを深く後悔する彼女は
自分が生み出した睡眠障害を改善できる画期的な開発から強制的に撤退させられた時初めて
雇い主で医薬研究(?)を世界的に展開するサンボーンの恐ろしい目的を知ることになり
政府や当局にかけあってみたが、どこもまともに取り合ってはもらえず
表向きは尊敬されるビジネスマンとして知られるサンボーンから
彼が持つ大物政治家とのコネを使って、弱みを持つソフィのほうが逆に攻撃されてしまう
正攻法では戦えないとわかっても、サンボーンの正体を知ってしまった以上
彼の恐ろしい計画を止めるためにはどんなことでもする覚悟のソフィは
サンボーンの動きを追う過程で、REM-4実験の被験者として利用されたジョック・ギャヴィンと知り合い
信頼関係を築くことになり、彼から護身術や銃の扱い、闘い方を教わり
自分の手でサンボーンを倒すことを目的に日々過ごしていた

ある日、サンボーンを待ち伏せして彼の研究施設に近づくも失敗に終わったソフィは
今では家族の一員のように家に出入りするジョックにそのことを知られると
まだ準備ができてないのにと叱られてしまうが
サンボーンは自分が仕留めると言うジョックから、睡眠障害を持つマイケルのことを考えろと言われても
自分が始めたことで悲劇が起きてしまったことの罪悪感を持つソフィはあくまで自分の責任と譲らず
ジョックを巻き込んだことを後悔し、彼にそんな重荷を背負わせることはできないと
スコットランドのマクダフから戻るように催促されているジョックに、もう帰るよう勧めるが
その後ソフィを抹殺しようとするサンボーンが放った暗殺者に自宅で殺されそうになり
見知らぬ男に命を救われた時、状況の深刻さをまざまざと思い知らされる
サンボーンの刺客をいともたやすく殺したマット・ロイドと名乗る男も
ソフィにとっては警戒すべき相手で、その騒動の直後やって来たジョックから
ロイドとは1年前からの知り合いで、彼もREM-4の被害者だと教えられても
ジョックとは外見も性格もまるで違う彼の非情な言動にすぐには反発心が消えることはなかった

ジョックとは別の経路から同じREM-4実験の被験者となったロイドは
サンボーンと彼の顧客であるBoch将軍に個人的な恨みを持っていて、2人への復讐と
REM-4研究を止めさせるために1年以上前からサンボーンの研究施設に
彼の部下を潜入させていて、そこで得た情報から研究に関わっていたソフィの存在を知り
さらなる情報を得ようとやって来たところ、偶然侵入者に遭遇しソフィを助けることになる
お互い立場は違えどREM-4に関わり、その存在自体を破壊しようとしている共通点から
2人は協力してサンボーンに立ち向かうことになるが・・・*


 {REM-4について、レム睡眠に関係ある言葉なのかな?くらいはわかっても、実験自体の名称なのか
  それについての説明の際、drug とか、medicine とかの単語がほとんど出てこなくて
  一応お話の流れから不眠症改善のための薬かと判断しましたが、正しい解釈かは?}

今回のお話、あちらのアマゾンレビューでの評価は平均☆☆☆でも

結構ケチョンケチョンコメ満載でしたので、期待してなかったのが意外や意外
Countdown → On the Run → 本作の3作中に限れば、自分としては今回が一番好みだったかなと
(実際3作の中で一番早く読み終えたのに、またまた放置したからすでに記憶が・・・ですが)
まず冒頭のエピソードが結構衝撃的で、掴みはOK
そして子持ちヒロインで、離婚した元夫も登場しますが別れた理由に納得できるから、ここもクリア


{タフなヒロインをどうしても描き続けたいのか?ジョハンセン女史}的には、突っ込みどころ満載ですが
何が気にいったかと考えたら、ロイドとソフィのロマンス展開が3作中では一番好みだったかなと
昨今流行りのホット路線とは程遠いけど、「その夜、彼女は獲物になった」にロマンス展開が似てる気がして
あっ、はいはい、確かに「その夜~」ではヒロイン アレックスに相当ムカついてましたが
ジャドと同じく非情の男で、ロイドは元シール隊員でCIAとも関わりがあったとか、その後の悲劇や
マインド・コントロール実験の被害者ってことも影響しているのか、ぶっきらぼうで率直キャラでって
ジャド同様お気に入りヒーローで、そんなロイドがソフィにモーションかけてく(死語?)会話が好みかと
(ヒストリカル作品と比べると、惹かれる過程がやや唐突っぽいけど、なんか納得できた)
少なくともロマンスエピに関しては、以前のジョハンセン女史らしい片鱗がちょっぴりですが見つけられたかもと
コンテ作品に関してロマンスエピに不満タラタラだったから、思わず「風の踊り子」を再再再読したくらい
こういうテイストに飢えていたのね~と、IJヒストリカルの中でもお気に入り度が高い「風の~」は
何度読んでも、先がどうなるかわかっていても、まさに一気読みで満足できた~

シリーズものではない前作 On the Run の内容もはたしてきちんと理解してるのかやや不安ですが

今回の不眠症エピも、あ~しまった~映画「インソムニア」観とけばよかった~っと今頃後悔
以前録画してたけど、ネット検索の評判がいまいちか~と、観ないまま消去してしまった~

ジョックは前作でマインド・コントロールされていた悪人に報いを受けさせたものの

まだ完璧支配されている頃、さらなる殺人マシーン能力アップのために送り込まれたのが
REM-4の実験施設ガーウッドということらしく
その影響が Countdown での危げなキャラに出てたのかとわかりましたが
ただ Countdown のラストか~ら~のー、ソフィと関わりあったいきさつがあまり詳しく触れられてなくて
初めのうちは、何故、ここでそんなにあっさり家族の一員になってるの?って置いてけぼり状態
そしてマクダフは相変わらずマクダフ、御館様キャラ健在で
ジョックを自分のもとに戻そうと必死なのは、目的がある(お宝がまだ見つかってないらしい)のと
単純にジョックが心配なのでしょうが、あらあらジョック君、まだ危ないのか?とこっちまで心配してしまった


お約束ですが突っ込みどころも多々ありすぎ 


一番の突っ込みどころはヒロインのキャラかな

もともと薬(だと思う)を開発したのも、若気の慢心で、私が世界を救うのよ!的な始まりから
直接ではないにしろそれを悪用され多くの犠牲者が出たと知ると
罪悪感から間違いを正そうとする← ここまではわかる
でもジョハンセンヒロインに多い、自分一人でできると言いつつ結局誰かの手を借りてるし
今回は特に、やがて自分や息子が守られて当然って態度になって行くのも気になるし
罪もない人々を巻き込んでしまう不用意さ、もっと自分の行動に注意せんかい!!ってね
(こういうプロットは映画なんかでもちょくちょくあるけど基本苦手
 それでハッピーエンドになっても、なんだかなぁ~ですわ)
まあ、それがあるからマクダフが動くとかに繋がるってことなんでしょうが、それでもね・・・

あちらのアマゾンでのネガティヴ評価で目についたHワードや罵り言葉についての批判には

イヴやジェーンはスラム育ちだから納得いくけど、良家の子女とまでは行かなくても
そこそこ中流以上の円満な家庭に育ち、医学博士となったソフィが頻繁に使うのはちょっと引く
(タフな女印象を残したいのだとしても、子供もいるのにそんなに使うかなぁと単純に疑問)
少し前のABCニュースで、高校の卒業生代表に選ばれた女子が
スピーチにHワード(hell)を使ったということで、問題視されたと騒動になってましたが
あちらの近年のドラマの風潮のような(そういうドラマのほうが受けてるっぽい)、罵り言葉連発に
ちょっとうんざりってことならレビュワーの批判もわかるかなと

ソフィの外見を例えるのに、ケイト・ハドソン似とあったのは、好みじゃない自分としては残念

(お母さんのゴールディ・ホーンは大好きだけど、どうもケイトさんは子供がいるのに男とっかえひっかえって
印象で、評判が良かった「あの頃、ペニーレーンと」も何がいいのかわからなかったなぁ)
いっそのこと誰に似てるってのをやめてくれた方が、そのイメージが焼き付いて離れないからましかも

さらにソフィーはサンボーンを一人で殺す気満々だったけど

いくら相手が悪人とは言え当局に信用されてない上に、例え真相を暴いたとしても罪に問われるでしょうし
一人息子で、特殊な病状を持っているマイケルをどうするつもりだったのか~?と
ジョックからマクダフのツテで、もみ消しできるにしても
最初の頃は自分一人でやるわ!って、息巻くソフィの言動が使命感を持っているのはわかるけど
ちょっと現実離れしすぎのところもあって、オイオイ!って感じ


2年前の悲劇のトラウマから睡眠時無呼吸症候群(らしい)の息子マイケルに関しても

初めすごい深刻だったから死んでしまうのか?って心配したけど
マクダフズ・ランに行ってからマクダフの伸び伸びとした扱いのせいか、あっという間に改善したりして
結局ソフィの過保護が原因じゃないのって、突っ込んでみたり
子供絡みエピがお好きなのでしょうかジョハンセン女史、ヒストリカルにも多いしエピ自体好きなんだけど
続けて読んだせいかちょっとできすぎ君(ちゃん)ばかりに思えて、やや気になる

非情のロイドも、子供の頃里親のもとを転々としてって、もうシール隊員になる人たちは
こういうバックグラウンドありきだわと、固定観念ができそうなくらいお馴染になってきましたが
う~ん読み終えてみると、ロイドにしてももう少しキャラを掘り下げても良かったんじゃないかとか
事件的には悪人が中途半端だったり、ちょっと物足りない感も否めない

結局冒頭の衝撃エピの原因はREM-4だったのか?ってことも推測の域を出てないし(多分)
もうね{ウォーリーを探せ}ならぬ、{突っ込みどころを探せ}ってことなら楽しめます

前作の舞台となったマクダフズ・ランも出てくるし

ジョックをスコットランドに戻らせるため、マクダフがソフィを納得させる材料として
警備の固い ラン でならマイケルを守れると、ジョックの他にお守役としてジェーンとジョーが登場
ジェーンは大学を卒業して、芸術家になってる(?)らしいけど、それ以上触れられてなかったし
ジェーンがマクダフにトレヴァーのことを聞かれるシーンがあって、うまく行ってるようですが
結婚はしてないようだけど恋人としてそばにいるのか、さらりとかわしているのでいまいち見えてきません
これもこの先引っ張るつもりなのかなと(見落としてなかったら多分)

そして次のイヴ・ダンカンシリーズ7作目 Stalemate ですが
Killer Dreams を読み終えてからすぐにパラパラしてはみたのですが
ク~~~~!イヴが・・・イヴが・・・、またまたジョーをコケにしてるようで・・・
パラパラだけでムカつくって、もう読むには相当な覚悟が必要とわかり、今はギブアップ
ってことで、ひっさびさに古いミステリーが読みたくなって、エリザベス・ジョージを引っ張り出してきて
「そしてボビーは死んだ」を一気読み、やっぱ今の自分には英国ミステリーだわ!ってことなのか
できれば今年中にカレン・ローズの分厚い新作を読めたらいいなぁというところです
(ただしジョハンセン作品の大きな文字に慣れた後では半端なく細かく思えてこれにも今は手が出せず)













英国繋がりで、以前から観たい観たいと思っていた「ダウントン・アビー」無料放送で観ました
いや~、1話(以前無料放送で観た)ですっかり引き込まれて、期待が高かったせいか
1シリーズ7話一気に観てしまいましたが、やや期待外れだったかと
最近観た英国コスチュームもので比べるなら
「クランフォード」がやっぱり不動の一番
2位に「ラークライズ」(特にシリーズ1)
でそのあとが「ダウントン・アビー」かなってことに
なにが好みじゃなかったのか?って考えたら、伯爵夫妻キャラは好きだし
マギー・スミス演じる先代伯爵夫人もいい味出してる
でもね娘たちの3人のうち、三女シビルしか好きになれず
正直長女メアリーと次女イーディスはどっちもどっちの性格で、二人とも不幸になってしまえってくらい
魅力あるキャラじゃなかった(メアリーの吹き替えがヒステリックで苦手だったことも一因)
時代や爵位は違うけどベドウィンシリーズのフレイヤがどれほど魅力あるキャラかわかったわ
もちろん良い人キャラばかりじゃぁ面白くないのもわかるけど、なんか不快になるキャラで
2人の意地悪の応酬も、「高慢と偏見」のお馬鹿リディアのとんでも行動が可愛く思えてしまったほど
無知ならまだ許せるけど心底意地が悪い姉妹なんて観ていたくないわって思えてしまって
2人の結婚問題がどうなろうと関心なし!って感じ


そして使用人部門では、執事のカーソンさん、家政婦のヒューズさん、それぞれキャラもエピも良かったし
その他オブライエンとトーマス以外はみんなそれなりにキャラにもエピにも納得できたけど
好きなキャラだった従者のベイツさん、高潔にも程があるぞ!ってややいらつき
悪キャラなんだろうけど、あんな狭い世界でトーマスとオブライエンをのさばらせておくって
総監督であるカーソンさんの監督不行き届きでは?って疑問も(決断が遅い!)
シリーズラストのオブライエンの行動は、まさに犯罪だしこの先誤解を知って改心するとも思えず
この先も登場し続けるようだから、「クランフォード」や「ラークライズ」のまったり展開知った後では
どうにも後味が悪い作品で、ガッカリしてしまったのかと(シリーズ2で救われるのかしら?)
同じくガッカリしたと言えば
トニー賞関連で「ロウ&オーダー」がどうしても観たいと思っていたところ
嬉しいことに念願かなって毎日観続けているのですが
あまりに警察の捜査がお粗末なのと、検察官が神のように決定を下すことに毎回腹が立って、腹が立って
「クローザー」のブレンダの弁護側に隙一つ与えたくない意気込み満々の捜査と尋問が
「ロウ&オーダー」やその他数多くの警察もののドラマを踏まえての結果なのかなぁと思えば納得
まあとにかく期待が高すぎるとがっかりするってことなんでしょうか、残念です。



最近はまっているのが、NHKBSのこころ旅(たまにはNHKもいい番組作るのね)
もっと早く気付けばよかったと、なんか火野正平さんの言動にほんわかする
昔は女好きってイメージしかなく、それでも悪い印象はなかったけど
まさかあの丸坊主頭に癒されるとは~と驚いたり、ぼそぼそ漏らす一言一言にくすくすしたリ
今週はなくてなんだかさびしいわ



Countdown を読み終えて、このままイヴ・ダンカン シリーズを続けて読破すべきか迷いに迷い
放置状態だったメアリ・バログの Slightly シリーズのモーガンのお話
Slightly Tempted に手を出してみたり(100ページほどで手がとまった・・)
アレインのお話 Slightly Sinful を50ページほどかじってみたり
(この時点ではアレインのお話の方が面白そう)
でも、いまいち乗りきれず
(今はヒストリカルじゃない気分で
本命のウルフのお話もずっと前にトライして冒頭で挫折したままなのも一因)
で、結局覚悟を決めてジョハンセンをとことんつきつめようと
(とりあえずボニー失踪の結末がわかるらしいイヴ、クイン、ボニーの3部作までたどり着きたいと)
カレン・ローズの新作と一緒に注文したら予定より早く届いたKiller Dreams に取り掛かったのですが
同時に購入していた On the Run のほうが
出版順としては先だったんだ~と気づき、イヴ・ダンカンシリーズとは関係ないようでしたが
どうせなら順番に読んでみようとこれに落ち着きました



今回のタフヒロインは
Grace Archer  32,3歳(かな?)ホースウィスパラー  背が高くスレンダー
           チェスナット色の髪 ヘイゼル色の瞳 チェロキーの血も四分の一

Frankie Archer 8歳 グレースの娘 音楽に関して神童(?)作曲もする

Jake Kilmer   39歳 過去の一時期CIAの仕事を(3年間)引き受けていた

アラバマ州 Tallanville
*8年前チャーリーが営む馬牧場の玄関先に乳児を抱え突然現れたグレイス・アーチャー
チャーリーに雇われることになったグレイスは、それ以前の生活を語ることはなかったが
牧場生活に馴染み、馬牧場での様々な仕事をこなし働き手として信頼されるまでに至り
その時生後半年余りだったフランキーも8歳になった現在
高齢でもまだ若々しさを失ってないチャーリーを祖父のように慕うフランキーと
フランキーが通う、町の武術道場のロバートも含めた4人で家族のような関係を築いてきた

だがある日の真夜中、覆面姿で銃を手にした男たちの襲撃に合い
その日が来るのを予期していつでも逃げ出せるように準備しておいたグレイスは
フランキーを隠れ場所に避難させた後、自らの手で銃を手にした侵入者を倒すが
多勢に無勢の上、怯える娘を抱えるグレイスにとって状況は不利で
これまでかと思ったその時懐かしい声を聞くことになり
9年ぶりの再会となるジェイク・キルマーに救われる

元CIAの諜報員だったグレイスは、9年前ある事件に関わったことで
中東を拠点とする犯罪組織の親玉マーヴォットから、狙われていたため身を隠す必要に迫られ
アラバマの小さな町に身を潜め、CIAのエージェントであるロバートに見守られながら
この8年間暴力とは無縁の穏やかな生活を送って来たが
そんな平和だった生活も哀しい結末と共にあっけなく壊されてしまう

グレイスの窮地を救ったジェイク・キルマーは、かつての彼女にとって師であり恋人で
CIAに入ったばかりのグレイスは、その当時CIAに関わっていたジェイクのもとに送られ
厳しい訓練を受けることになり、リーダーとして統率力に長け部下からの信頼も厚い
ジェイクに魅せられ心酔し、男としてのジェイクともすぐに恋に落ちてしまう
だが最後の任務でジェイクに裏切られたと思い失望したグレイスは、彼を信じられなくなり
その任務で憎き敵となったマーヴォットから身を隠すため、この8年間CIAの保護下に置かれ
過去を隠し馬の調教と娘の成長を生きがいとしていた

9年前誰よりも信頼していたキルマーの裏切りともいえる行為を許せなかったグレイスは
再会したキルマーにまだ恨みを抱いていて、すぐには心を開くことはできなかったが
それまで保護してくれていたCIAの担当の責任者が変わり、グレイスの居場所が知られた今
彼女をおとりに使うことでマーヴォットを捕まえるチャンスと協力を求められ
グレイスが断ると、これ以上の保護はできないと方針を変えたため
自分の命よりも大事な娘フランキーの安全を守るためにはキルマーに頼るしかないと
彼がグレイスとフランキーのために用意したワイオミングのジャクソン郊外にある牧場に
身を隠すことになる

キルマーが2人の安全を最優先して自分の戦闘チームを厳重に配置した牧場には
グレイスにはチャーリーの牧場でしていたように、調教する馬が用意されていたり
3歳頃から音楽に特別な才能を示すフランキーには曲作りに没頭できるような環境など
CIAのエージェントだったロバートもキルマーに引きぬかれてグレイス達の警備に当たることになっていて
突然の環境の変化に馴染めるようにとフランキーやグレイスへのキルマーの気遣いを感じるが
彼の過去の裏切りを簡単に忘れることができないグレイスは頑なな態度を崩さなかった
一方でフランキーは初対面から気にいったキルマーをジェイクと名前で呼び、信頼を寄せていく
そんな中、CIAの内通者からグレイスの情報を得たマーヴォットの奇襲を受け
キルマー率いる私設部隊の必死の応戦の最中、隠れ家に向かっていたグレイスは間一髪救われるが
フランキーが連れ去られてしまう

マーヴォットの目的はグレイスで、娘をえさにまんまとグレイスを手に入れた彼は
長年求め続けてきたあるものを手に入れるため9年前一度試みて失敗していた
ペアと呼ばれる野生アラブ馬の雄雌2頭の調教に再び挑戦するようグレイスに迫り
その結果次第ではフランキーの命を奪うと脅す
フランキーを救うため自らマーヴォットのもとに出向いたグレイスは、その前にキルマーと策を練っていて
野生馬を調教できた時が救出のチャンスと、遠くから見守っているはずのキルマーを信じながら
脱出のチャンスを待つことになる・・・*

読みながら、あれあれこれってどこかで読んだ覚えが・・って、考えてみたのですが

やはり同じ作家さんを続けて読んでしまうと、パターンが似てしまうのは仕方ないのかということに
HQなどという究極のワンパターンものを読んでおきながら・・・とか、突っ込まれそうですが
ロマサスジャンルになると、やはりサプライズとか衝撃的とか、つい求めてしまうから文句が出るのかな
つまらなかったというわけではないのですが、こうも量産されてると強烈な個性があったヒストリカルと違って
イヴ・ダンカン シリーズもそうですが、なんだかTVドラマシリーズ化でも狙っているのかしらと
勘繰ってしまうほど、やたら登場人物が多い割に、チョイ出番のキャラだけでなく
バックグラウンドまでは納得できる主要キャラにしても、なんか物足りない感が残ってしまうような・・・
これもひとえに続けて読む自分が悪いのかと反省もしつつ

まずホースウィスパラーで思い出したのがロバート・レッドフォード主演の「モンタナの風に抱かれて」
(なんか最近のロマンス本のタイトルにも似たようなのありましたね)
で、どんなんだったっけ~って必死で思い出そうとしたけど、結局自分はこれを観てなかったと気づいた
昔からロバート・レッドフォード系のハンサムさんは好みじゃなくて(ブラピ然り)
「華麗なるギャツビー」とか「愛と哀しみの果て」とか1度くらいは観たことあるけど、2度目はいいかなって
80年代くらいまでの作品はTVの洋画劇場なんかで出演作のほとんどは観てた記憶もあるのですが
やはり絶世のハンサム君は歳をとると・・・・って、典型のような感じに思えて
(逆に悪役俳優のほうが渋いロマンスグレーになったりして、神様は公平なのねと思ったりすることもあり)
90年代作品になる「モンタナの~」はどうやらパスしてしまったようで
しょっぱなからまたまた脱線してますが、どこに繋がるかと言うと
今回のヒロイン グレイスが馬と対話する場面は、斜文字になっているのですが
これが心の声なのか、実際話しかけているのかもよくわからなかった(今更ながら、観とけばよかった~と)
はいお粗末なことにここで躓いています

まあそれがメインでもなかったから(プロット的にはメインなのか?)まあそこは深く追求せず適当です
で、今回のお話はワンパターン云々などと言っておきながら、なんですが
悪役の狙うものがちょっと変わっていた
以下ネタバレ(って言えるほど理解してないかも、今回は面倒臭くなって上っ面しか読んでない)で伏字に

まあ最終的には石油利権とか富とかに関係するのでしょうが
エジプトの発掘現場で見つかったバッテリー・パック(もうこの時点で、なんのこっちゃ?状態)
それは一見子供のおもちゃのようなものでも、実は燃料がいらない(この辺あやふや)優れもので
発見者バートンは7年かけてそのバッテリーで石油を必要としない画期的なパーフェクト・エンジンを作って
アメリカに渡り、政府と交渉しようとした矢先、究極のエンジンがあることを知ったマーヴォットに目をつけられ
バートンは交渉を切り上げてサハラに戻り、マーヴォットに目の前で父親を殺され自分も捕らえられてしまうが
何とか逃げ出し砂漠を放浪するシークに助けを求め、4年間野生馬の調教を生業とする部族と共に暮らし
自分が作ったパーフェクト・エンジンを砂漠のどこかに隠した後、マーヴォットに捕らえられ最後には死んでしまう
その隠し場所を唯一知っているのがバートンが調教したザ・ペアと呼ばれるアラブ馬の2頭で・・・
ということらしいのですが馬の習性も何も知らないから、広い砂漠の中
砂嵐で地形も変わってしまうでしょうし見つけられるのか?と素朴な疑問もあったり
そういう意味では変わっていたかと


で、ロマンス部分の感想としては、前作「カウントダウン」よりも、ロマンスしてたような気もする
ただし、9年前子供を妊娠したグレイスが、いくら裏切られたと感じたからと言って
黙って行かせてしまったキルマーが、9年ぶりに現れて・・って展開の中
(もちろんその間グレイスの保護と引き換えに、CIAの汚れ仕事を引き受けていたとか繋がってはいる)
9年ぶりの再会でも、過去のことを言い訳するでもないキルマーの態度は確かに男らしいけど
フランキーに特別思い入れがあるとかでもなく、知り合ってじょじょに父性に目覚めてくるみたいな流れで
グレイスのことはあきらめてなかったし、気持ちは受け入れられなくても
結構早い段階で身体の関係だけは結ぶとか
グレイスが裏切られたと思い込んでいたことについても、誤解は早い段階で解けるから
フランキー命のグレイスのキルマーに対する仕打ちは、キルマーの友人ドノヴァンにも言われていたけど
ちょっと酷いんじゃないって思ったりもした(まあお約束の展開といえばそうか?)
ヒロインの安全のために自分は身を引いて、いざ敵が居場所を突き止めてきたら
ヒロインと彼女の娘を守るのは自分しかいないと、さっそうと登場するヒーローってことで
この部分が「カウントダウン」と似てたから、同じ展開じゃぁありませんか!って思ったんだけれど
あちらのレビューみてもそういう意見はなかったから、私がおかしいのか?

そういえば、元CIA諜報員で、過去を隠して普通の生活をしていたのにある日突然息子が誘拐されて
って、今ちょうどDlifeで観ているTVドラマ「ミッシング」と似ているわ(内容は違いますが)
いや~、TVドラマのほうもさすが元諜報員だけあって最強ヒロインが活躍するお話で(アクションが半端ない)
アシュレイ・ジャッドがヒロインを演じているのですが
あのかわいらしかったアシュレイさんが母親役を演じることにも驚きつつ(誰でも歳をとるのにね)
最初観た時、実母のナオミ・ジャッドさんにそっくりになってきていることに驚いた
ワイノーナさんはほんとに姉妹か?ってくらい、似てませんが(ググったら父親違いだったと知りました)
アシュレイさんと母ナオミさんは姉妹のように似てて、そこに食いついた私は・・・

って、またまた脱線しましたけど、同時に読み始めていた Killer Dreams よりも(残り150ページ)
ヒロインが元その筋の関係ってほうがタフヒロインに関しては納得できるから
今のところ「カウントダウン」より ロマンス部分では楽しめたし
女医がヒロインの Killer Dreams よりキャラに関しては本作の方が納得

砂漠を放浪するベドウィンのシークや、キルマーの部下で友人でもあるドノヴァンとか
ついついLoveswept を思い出して、彼らのスピンオフもあるんじゃないかって期待してしまいましたが
ジョハンセンさんはロマンスよりサスペンスに力を入れていきそうなので、ないような気もする
ジョハンセン作品好きなんだけど、イヴのキャラに抵抗があるのに
シリーズもの好きの習性で、ストレスたまるってわかっていても読んでしまう自分には
こういう作品のほうがストレスがないかなと、息抜きとなりそこそこ楽しめました






アンディ・ウィリアムスさんお亡くなりになられたのですね
今でも探せばどこかから古いレコード盤が出てきそうな、昔はよく聴いた覚えもあるのですが
思い返せば親が洋画好きだった影響か、こういう上質なエンターテイメントを小さい頃知ったのは
ありがたいことだったなぁとつくづく思います
かと言って同じ環境で育った姉は洋楽、洋画好きでもないし、海外ドラマも興味なし
自分がそうだったのだからと息子に期待して、三代続けて洋画好きになってもらいたいと思い
幼稚園くらいから映画館通いさせたものでしたが、これも特別洋画好きになるとまで行かなかった
(私が映画館内でのマナーに厳しかったせいかも、子供といえどもお喋り禁止とか
 上映中はじっと座らせておくとか今思えば無理があったかもと反省してます、付き合わせてゴメン)
まあとにかく、昔やってたTVの洋画劇場では古き良きハリウッド時代の作品を多々観た覚えがあり
その後は自分で映画館通いして、一時期は本当に嵌っていたけど
「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」を最後に映画館に行かなくなってしまった

これ言うと自分の器のちっちゃさがバレてお恥ずかしい限りですが、もう数々の墓穴を掘ってしまっているので

もう一つくらい恥の上塗りしたっていいじゃないと開き直ってばらしちゃいますと
自分は上映が終わってエンドクレジットが終わるまでじっと座っているタイプで
(昔は時々ラストのラストにサプライズ用意してくる作品もあったし、スタッフさんの名前を読める限り読むのも
作品に対する礼儀かと、その中に日本人や日系人がいないか?とか探すのも面白い)
その時も観終わった感動に浸ってエンヤの音楽に耳を傾けていたら、次の回のお客(カップル)が入ってきて
いきなり関係ない話をし始めた、○○○←(日本の女優名)がどうのこうのって男が話し始めて
静かにしてくださいって言っても無視して喋り続けていて
女性の方は受け答えしてなかったから空気を読んでいたような気もするけど
もうそれで映画館行くのが嫌になり(恐怖となり)足が止まってしまった
そんなにお喋りしたいなら、自宅でレンタル借りてきて観てろってことですよ
こっちは久々の(1年以上経ってた)映画館で、前評判にたがわない感動を貰えて感激に浸っていたのに
最後は不愉快極まりない思いで映画館を出ることになり、今思い出しても腹立つ!!

こんな自分は少数派なのかもしれないけど、息子が小さかった頃でさえマナーには容赦なかった私ですから

多分その辺あたりから、映画館へ行くのが嫌になったような
(ちなみにその時以来その女優さんは大嫌いとなり・・・関係ないのに、ほんとちっちゃいよね~)

脱線ついでに「ロード・オブ・ザ・リング」と言えば、何故か最近立て続けにTVで観る機会があり

「二つの塔」と「王の帰還」は各2度ずつ観てしまった(新シリーズが公開されるせいか?)
これまでHDDかDVDに保存してあるからと、をわざわざ観ることもなかったけど
偶然TVでやってたからって、なにも2度も3度も観なくてもいいとは思うのに
観始めるとやめられなくてついつい最後まで観てしまった
(このシーン観たことない初めてだわってのがちょくちょくあって、どうも今まで真剣に観てなかった模様)
それもヴィゴさん目当てで、正直フロドのお話はどうでもいいという不埒な自分
でもねぇ、かっこよすぎですわ~アラゴルン~~~~
エオウィンさんをさりげなく振ってくれて、アルウェン一筋なところがもう最高!!!
そして今回は意外にもドワーフのギムリ役のあの優しげな瞳が気になって
この機会に初めて出演者チェックしてみたら、なんとなんとドワーフ役のジョン・リス=デイヴスさん
ヴィゴさんやオーランドさんよりも実際は身長高かったのね~!(今頃知った私がおかしい?)と驚いた
ボロミア役のショーン・ビーンさんは当時気づいていたけど
デネソール役が「フリンジ」のウォルターだったのね~とか、エオウィン役のミランダ・オットーさん
「カシミア・マフィア」の人だったのね~と、今回(2度目で)初めて気がついた


脱線から戻ります、とにかくシナトラとかディーン・マーティンとかエンゲルベルト・フンパーディンクとか

トム・ジョーンズとか、子供心になんて素晴らしいお声なの!って感動した覚えが(勘違いでなければ・・)
検索したらこちらでもアンディ・ウィリアムスショーとかやってたと知り、それも多分TVで観てた記憶も
クリスマスにはビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」をTVで必ずやってたようにも
(最近の地上波はクリスマスのクの字もないわ)
そういう上質なエンターテイメントを先に知っちゃうと
もう日本のショウビズ界がおちゃらけに見えて馬鹿にしてたけど
なんと最近は懐メロとか、木曜8時のコンサートとか歌謡番組を観ている自分に驚いている
ド演歌が好きじゃなくて、こぶしまわして歌うのもあまり魅力を感じなかったけど
吉幾三さんとかの歌はわざわざCD買ったりしないまでも
チャンネル変えてる時に見つけたりすると、つい聴きいっちゃうし
八代亜紀さんの「舟歌」とか、健さんの映画で観た影響なのかすごく好きだったりもするのです
(映画の中で聴いた歌い方は好きだけど、最近の歌い方は好みじゃない)
時代の流れで一時期嵌まったフォークは小規模コンサートに通ったこともあるくらい熱中したし
今も当時のフォークシンガーが出てるとついつい観ちゃいます
(皆さんアレンジ変えてるから同じように歌えず残念)
そのあとは洋楽にはまったから(と言ってもミーハー的な嵌まり方です)
昔からジャニーズにはまったこともなければ、若者向け歌番組も観てはいたけどあまり関心なかった
(高校時代、ヒロミ・ゴーの追っかけしてる子が同級生にいたけど、ひたすら感心した)
というわけで演歌メインの歌番組などまったく興味がなかったのに、上手いからつい聴いちゃう?

何でしょう?そういう年齢になった?と言ったらそれまでなのかな、昔流行った歌を聴くと
なんかやっぱりアイドルはアイドルでも昔の歌手の方が断然うまいし(発声が違うの?)
そこそこお歳を召されていても声も出てるし(私は何さま?)楽しみに待つとまでは行かなくても
チャンネル変えた時にやってると、以前より観る機会が増えてます(観る番組がないってことも一因か?)

でもそれよりはまるのが、映画のテーマソングや当時流行ったポピュラーソングで

この機会にアンディ・ウィリアムスさんが歌っていた曲を調べてみたら
「ムーン・リバー」や「ある愛の詩」は、当時もう歌詞までしっかり覚えて歌ってた記憶もあるし
「君の瞳に恋してる」はローリン・ヒルのソロアルバムで聴いて、あらためて好きだわ~って思ったし
ウィキに載ってるアンディさんの楽曲で知らない曲はないくらい
結構その当時聴いてたんだなぁと・・(しみじみ)



最近のABCナイトラインで気になったリポートから

世界の高貴な独身男性が真実の愛を求めてアメリカにやって来て
花嫁探しをするというリアリティ番組Secret Princes(TLC)のようで
フルウッド領主 ロバート・ウォルターズ(4人の中では一番ハンサムかな)
スペインのフランシスコ・デ・ボルボン王子(セビリア公)
ホートン・ホールのルードヴィック・ワトソン閣下
インドのサラウディン・バビ王子(自国の宮殿には50人近い召使がいる)
映画「星の王子、ニューヨークへ行く」を現実のものにしたような
4人の王族の独身男性が、王子であることを隠して召使もつけず、アトランタの粗末な一軒家で
共同生活をしながら、自ら最低賃金の仕事や日常の生活をこなしていくというリアリティ番組だそうで
なんでもリアリティショウにするアメリカもすごいし、この番組でよき伴侶が見つかればいいけど
現実の王子様たちもこんなふうに顔出ししたら、これ以降金目当てがわんさか寄ってこないかいらぬ心配も
そして現実の王子様は、知りたくなかった気も・・・ロマ本の中だけで十分かなと




初めに、お詫びと訂正です
前回のイヴ・ダンカンシリーズの記事の中の Blind Alley (いにしえの夢に囚われて)の感想で
ジェーンのお相手はトレヴァーじゃないみたいとか、いい加減なことを調子こいて書いていたのですが
今思い返しても、何を見て(読んで)そう思ったのかもわからないので

これはいつもの{またしても勘違い}か、ボケが始まってしまったのかと、自分でも恐ろしくなりました
この夏はふと思いついて、アイリス・ジョハンセンのLoveswept シリーズ全作の
あらすじ感想を読み返したところ、これが自分で書いた記事とは言え
なんのこっちゃ?ってくらい理解不能な文章ばかりで(まいったまいった)
書き直したり、思い出したりで相当時間を取られて
その流れで重い腰をあげて、そろそろイヴ・ダンカンシリーズの続きでもと
手に取ったのが本作で、読み始めてみればなんと
ジェーンとトレヴァーが4年ぶりに再会という期待できる展開
ずっと読んでて下さる方はおわかりでしょうが
性格のいい加減さが文章にも出ちゃったとでも言いましょうか、まっこと申し訳ありませんでした~


で、今回の主人公は

Jane MacGuire    ジェーン・マグワイア ハーバード大の学生 21歳
Mark Trevor      マーク・トレヴァー   4年前ジェーンの前に現れた謎めいた人物 34歳
 (ネタバレ部分は白文字で伏せましたが、ポロってるかもしれませんので
 さら~っと読んでくだされば幸いです)

*前作から4年後
スコットランド、アバディーンのホテルにバートレットと共に滞在中だったトレヴァーは
何者かに部屋に侵入され、あるものを奪われる ネタバレ→(ジェーンのスケッチブック

ハーバード大の学生寮
17歳の時、恐ろしい事件に巻き込まれたジェーンは、その後目指していた大学に入学
寮のルームメイト、パットとも気が合い、学生生活を楽しんでいた
そんな中最近気がかりなのは小さい頃から知っているマイクがトラブルを抱えていることで
マイクの養母でイヴの母親でもあるサンドラから彼のことを頼まれていた責任感から
その日もマイクが落ち込んでいるという友人からの連絡を貰って、彼らがいる酒場に出向き
みんなを失望させていると泣き言を言うマイクを酒場から無理やり連れ出すことになるが
寮に送って行くため車にたどり着いた時、何者かに銃撃されマイクが撃たれてしまう
わけも分からないまま襲撃者から逃れるため、倒れたマイクを車に押し込んだジェーンは
近づいてきた襲撃者たちの会話の一部を聞きながらなんとかその場から逃げ出す

胸を撃たれていたマイクは病院ですぐ手術を受けることになり、不安な思いで待つしかないジェーンは
サラの救命活動に加わるため覚えた処置によって助かる可能性もあると言われ期待するが
病院に着いて4時間、その間所轄の刑事から質問を受けたり、犯人の似顔絵作成に
協力することを約束していた時、駆けつけたジョーを見て安堵したのも束の間
休暇で旅行先にいたサンドラを空港に迎えに行ったイヴが遅れて駆けつけると
取り乱すサンドラから何故マイクを守ってくれなかったのと責められてしまう
彼女に言われるまでもなくうしろめたい思いをしていたジェーンは、ジョーに慰められるが
その時マイクの手術が終わり、ネタバレ→ (彼の死亡が伝えられる

その知らせはスコットランドにいるトレヴァーのもとにも報告され
ジェーンの監視を任されていたバートレットは自分の失態だと悔やみ
自分一人では力不足だと、トレヴァー本人が来てジェーンと直接話すべきと勧めるが
バートレットのせいではないと答えるトレヴァーは、予想外の展開となった今
少なくともジェーンのそばにイヴとジョーがついていることで納得するしかなく
バートレットにそのまま残ってジェーンを監視するよう指示する
ジェーンに接触することは敵に彼の弱点をわざわざ教えることになると考えるトレヴァーが
離れていた4年の間、ジェーンのことを考えるたびにこみ上げる熱い想いを抑えられたのは
ジェーンに近づきさえしなければ、それだけ彼女が生き延びるとわかっていたからだった

だがそんなトレヴァーの思惑通りにはいかず、(マイクの葬儀)のあと
あることに気づいたジェーンが独自の推測でマイクがはめられたことを突き止めるが
金を貰ってマイクをはめた当の人物が殺されてしまい、事態は急変する
離れた場所からではジェーンを守れないと覚悟したトレヴァーはジェーンの前に姿を現し
4年ぶりに再会した2人、トレヴァーへの腹立ちをぶつけるジェーンを説得して
イヴやジョーには後で知らせることにして、スコットランドのアバディーンにある
14世紀の中頃に建てられた城マクダフズ・ランにジェーンを連れていくことになる

この4年間トレヴァーに腹を立てていたジェーンは、4年経っても少しも変わってない彼から
今回の事件も結局は Cira が原因だったと説明される
4年前、事件が公になりトレヴァーとジェーンのことが新聞で取り上げられ
トレヴァーの現在の敵にジェーンが彼のアキレス腱だと知られたことで
今もトレヴァーが探し続けている Cira が隠したと言われているゴールドをめぐって
トレヴァーと同じようにゴールドを狙うある人物が情報を得るため
Cira と瓜二つのジェーンを拉致しようとして
運悪く居合わせたマイクが死ぬことになった)と教えられたジェーンは
またしてもCiraに巻き込まれたと知り怒り心頭だったが
次はジェーンの身近な人間が狙われるかもしれないと聞き、イヴやジョーの安全を思い
自分といればジェーンを守ることができると言うトレヴァーの言葉を信じるしかなく
イヴやジョーに相談することなく彼に従うことになる

得意のスケッチで密かにトレヴァーの顔を何枚も描き続けていたジェーンは
4年前、17歳と30歳では身を引かざるを得なかったというトレヴァーの説明にも納得できず
本心は4年前と全く変わらずトレヴァーに強く惹かれる自分に気づいていたが
大人になったジェーンに、17歳だった時でもどれほど我慢したことかと教え
率直に求めていることを伝えるトレヴァーに、自然と身体は反応しても強い意志で抑えて
まずはマイクの事件の犯人を突き止めることを優先させるとはっきり伝える

もうひとつジェーンがトレヴァーに従うことにした理由は、度々見続けているCiraの夢で
2千年前に実在したCiraという名の、女優であり有力者の愛人だった女性の夢を
自分が観続けている謎と、その結末を知りたいという思いもあったからで
4年前トレヴァーがトンネルから取り戻した、Ciraによって書かれた巻物があると知り
その翻訳が済めば、Ciraについての謎や、彼女の金貨のありかもわかること
トレヴァー以外にも Cira のゴールドを狙うランド・グロザクという極悪な人物と
そのグロザクが計画している大災害を引き起こすテロを止めるために
もう一人の邪悪な犯罪者トーマス・ライリーと取引するしかなく
今は巻物の翻訳を急いでいると教えられ
海岸沿いの崖に建つ中世の石造りの城にトレヴァーと滞在することになる

マクダフズ・ランにはお馴染の心優しいバートレットの他に、今はトレヴァーのパイロット兼用心棒で
トレヴァーが過去に傭兵だった頃一緒だったと言うサム・ブレナーや
厳重な警備に守られた古い城マクダフズ・ランの所有者であっても、城を維持するために
トレヴァーのような富豪に城を貸し出し、自分は厩舎の上の部屋に住むマクダフという人物
そのマクダフをご主人さま(?)と呼び彼のためなら人を殺すこともいとわない
外見はルシファーのように目を見張るほどハンサムな20歳のジョック
Ciraの巻物の翻訳をするためにトレヴァーに雇われた、マリオという若い翻訳者と
それぞれ個性的な人物に迎えられることになり、巻物の翻訳を待ちながら
Ciraの夢の謎が解かれるのを期待するジェーンだったが
またしてもお宝をめぐって犠牲者が出ることになり、大規模なテロ計画実行期限も迫る中
安全なマクダフズ・ランを出てアメリカに戻ることになったジェーンたちを待ちうけていたのは・・・*

scrolls=巻物としましたが、2千年前ということでCiraの日記みたいなものかな
Cira は 訳本ゲットしてないので本屋さんのあらすじでチェックしたら、シーラなのかな
Cira の Gold に関して、金貨だったのか金塊なのかひと文字なのでわからず、とりあえず金貨で

感想は
まずロマンスを期待すると残念かも、499ページ中、4年間ジェーンへの想いを抑えてきた
トレヴァーの嫉妬シーンや、ずっと我慢して手を出さないできたのだから・・的な
緊張感漂う好みの場面も多々あったし
そんなトレヴァーのストレートな言葉に反応するジェーンの葛藤する心情も度々出てきたけど
これほど待って結ばれるんだから・・・って期待すると、ガッカリするかも
肝心(?)のシーンは2ページくらいで(文字通りです)
え~!?これだけなの~?ってなんか拍子抜けした
ジョハンセンのヒストリカル作品のようなドキドキシーンは皆無と言っていいくらい
まあTVドラマでいうと「24」ばりの危機が迫る中ってこともあって
呑気に恋愛ごっこなんてしてる場合か!ってこともあるのですが
それにしてもあっさりしすぎ~ですわジョハンセン師匠
ジェーンをずっと監視していたトレヴァーは、彼女が付き合った男性すべてを把握していて
 一歩間違えればストーカー?こちらはソウルメイトだとわかっているから納得できても
 納得できないのは多分4年の間トレヴァーは禁欲生活じゃなかったこと
 これがヒストリカル主人公なら我慢できるはず、するはず!と断言したい
 そう言えばジェーンもVかどうかについての描写がなかったわ
 なにせ2ページじゃ、そんな会話もする暇ないか?


そしてジェーンがマクダフズ・ランで出会う、ご先祖がハイランダーだったマクダフと
彼を慕うジョックの不思議な関係は何なの?で引っ張られ
恐ろしく異常な体験をしてきた(殺人マシーン)ジョックの過去が明らかになって行く
まだ20歳の彼が見せる、非情と純真の表裏一体のもの哀しさ
ジェーンと同じ年代ということもあって、トレヴァーに嫉妬されるマリオも初め不思議ちゃんかと思ったけど・・

一方今回の悪役は、少年の頃から極悪非道を繰り返してきた犯罪者のグロザクと
もう一人、そのグロザクを止められると言う話だったから、いい奴なのかと思って読んでたら
こっちの方も相当な邪悪な人物だったとわかったライリー
前作から変わらぬ癒し系のバートレットと、トレヴァーの傭兵時代の仲間のブレナーも
お馴染のジョハンセン作品の脇キャラとしていい味出してて
ひょっとしてまた登場するかもと書きとめておきます

Ciraのお宝は見つかるのか?誰が一番先に見つけるのか?
CIAに監視されながら、アルカイダや自爆テロ、洗脳と、最近のいろんな話題を盛り込んで
最後にCiraの謎が解けるのかと思いきや・・・とか
ラストのラストでは、孤児だったジェーンの出自がわかるようなわからないような・・
(ここは意外な人物と関係があったとびっくりでした)

で、最後まで読んでみれば、トレヴァーがジェーンに愛を告白とか、プロポーズするとか
それらしい会話はあるものの、普通のロマサスのラストのようにはいかなくて
(ひょっとして、ラストだけ読んだから、ジェーンとトレヴァーが結ばれなかったって思いこんだようでした)
今回も解決してない出来事がそのままになってて
どうやらジョックもマクダフも次回作(新たな女性キャラが主人公)で登場するようだし(脇役なのかな?)
なんかもう{この続きは次回作で}的な展開で、このシリーズ、本当に苦戦します

今回のお話はあちらのアマゾンで酷評されてるほどには酷くないと思ったけど(好みの問題です)
確かに途中退屈だったり、逆にそんな危険が迫ってるのに、そこでそいつの言うこと聞くの~とか
いつものように突っ込みどころ満載でしたが、このシリーズを読むなら避けては通れないと
次回作の Killer Dreams も注文してしまいました(でないとゲットしている Stalemate が読めないから)

でも次の2作ともあちらでは評価が低いようで、届いてもすぐに読めるかどうかは?です

本作はジェーンが中心でトレヴァーとの恋愛の行方や、Ciraの夢の謎がメインだったせいか
イヴとジョーの出番は少なかったんだけど、一点だけイヴがまたやらかしてくれちゃいました~
あれほどジョーに嘘をつくな、嘘は絶対許さないって言いまくり、怒りまくってたイヴですが
ちゃっかりジェーンに同じことしてて、思わず心の中でふざけるな~!と叫んでしまったけど
そこは心優しいジェーンちゃん、トレヴァーの嘘は許せなくてもイヴの嘘はあっさり許しちゃう
(この部分 Cira の復顔像に関する事なんだけど、あんまり腹立って内容把握できてません)
なんだかな~、ジョハンセンのコンテヒロインたちは、{私は強い女性よ}宣言してる割には
どうにもこうにもブレブレで(自分中心で)納得いかないのが難点なんですわ



このところずっとブログの趣旨と外れたままなので、この辺で軌道修正することにして(また遠のくかも)
8月にどうやら カレン・ローズ女史の3部作「誰にも聞こえない」の続き Scream for Me が出るようで
(もう出ないものと思ってた)続けて Kill for Me も出してくれることを祈るのみですが
そう言えば You Belomg to Me の感想どこかに残してあったはずと
過去記事を遡ってみれば、ありました(残してたことも忘れてた・・・危ない、あぶない)
で、本当なら6月に出た You Belong~の続きっぽい No One Left to Tell の
ペーパーバック版を入手するつもりでいたのに、いまだゲットできてない
何故なら他に購入したい原書が思いつかなくて、1冊だけだともったいないかなぁ~と
単に送料をケチって注文できないというせこい私

本読みから遠ざかっていたわけでもなく、しばらく前から
ダイアナ・パーマーのシリーズもの祭りに、古いHQ初期作品祭り
アン・グレイシーの最新作も訳本で出ると知り焦って読破したり(無駄にしないために)
スーザン・エリザベス・フィリップスの未読作品祭り(なんでも祭りをつければいいってもんじゃない?)
を終えたのはいいのですが、再び食傷気味状態に陥り(この繰り返しばかり・・あくまで自己責任です)
故にもう1冊注文したくても何も思い浮かばないので、読みたい本がもう1冊見つかるまでお預け


ちなみにスーザン・エリザベス・フィリップスは
「ロマンティック・ヘヴン」と「あなただけ見つめて」を今頃やっと読了できましたが
2作とも評判がよろしいようなので、まことに言いにくいのですが・・・
・・・・・やっぱアメフト選手ヒーローはダメだった・・・・
(ずっと刷り込まれてきた海外ドラマのアメフト男子キャラの悪印象のせい)
「あなただけ見つめて」のヒロイン フィービーは好みのキャラでしたが、やっぱダンがダメ
「ロマンティック・ヘヴン」はグレイシーがダメで、ボビー・トムは言語道断
2作とも一気に読ませてはくれましたが、ヒーローの言動が今の自分の好みではなかった
感想残すつもりでいたけど、またまた主流から外れているようなので、もういいかとそのままに
そう言えば「まだ見ぬ恋人」も100ページくらいまで読んで挫折したままだった・・・

ということで、ロマンス本ネタもつきている今現在
カレン・ローズ作品が順番通りに出るにしても、きっとすぐには出ないだろうと勝手に予想して
最新作No One Left to Tell と繋がっているらしい(「復讐の瞳」でも登場していたクレイ・メイナード繋がり)
本書の感想など(これ去年の夏くらいに残しておいた感想だから、こんなお話だったのね~って思いだした)


Dr. Lucy Trask  ルーシー・トラスク 検視官 
           180㎝近い長身 赤みがかったロングの金髪、ブルーの瞳


J.D.Fitzpatrick   JD・フィッツパトリック 殺人課の刑事 元狙撃兵(inアフガニスタン)
            亡くなった妻 Maya 、最近まで麻薬課に勤務、殺人課に移って2週間


プロローグは
末期癌のため自殺しようとしていた一人の男が犯人に捕らえられ殺される
それは自分の死を覚悟した男が過去のある出来事を悔いて
死ぬ前に告白をしようとしたことが原因で、その告白文を手に入れた犯人から拷問され
彼の妻まで殺すと脅されたため、結局出来事に関わったすべての者の名前を教えることになるが
妻だけは助けて欲しいという命乞いも聞き入れられず
最後には男も彼の妻も犯人に殺され海底に沈められてしまう


2ヶ月後
早朝のジョギングを日課とするルーシー・トラスクが、その日のコースを終えてアパートに戻ってきた時
同じアパートの住人で親しくしていたジェリー老人が、いつも見かける場所で死んでいるのを発見する
親しい者の死に衝撃を受けつつ、検視官という職業柄手順はわかっていたため
通報後その場に留まり警官の到着を待っていたルーシーは、発見状況を警官に話し
その後現場にやってきた担当のJD・フィッツパトリック刑事の質問に答えることになるが
高校の時のルーシーの教師で20年近い家族付き合いをしているジェリー老人(ミスター・ピュー)は
痴ほう症を患っているため彼の妻のバーブがアパートの部屋にいないと聞き何かおかしいと気づき
顔が潰されていたことで服装や状況から決めつけてしまったが、改めて検視官の目で観察した時
本人の物でない高価な時計や革靴を身につけていることや、年齢ももっと若いことに気づく
状況からルーシーを苦しめるために知り合いに見せかけて置かれた遺体だったとわかり
どういうことかわけもわからないまま、その後ルーシーのもとに犯人からのメッセージとして
切り取った心臓が送られてきたり、ルーシーの生活習慣を知りつくしているかのように
行く先々で身元不明死体の第一発見者となる


JDは麻薬課にいた2年前、ある事件の被害者となった少女の検視に立ち会ったことがあり
その時検視官だったルーシーに強烈な印象を持っていたため、今回事件の担当となったことで
発見者でもある検視官としてのドクター・トラスクと関わることになり、彼女への想いは急速にたかまっていく
だがあまりに偶然が重なり過ぎたためルーシーを容疑者扱いする上司の監視の目が光る中
自分の想いが一方的でないとわかると、積極的に気持ちを伝えるが
妻を亡くして以来初めて女性との真剣な関係を考えることになったJDとは違って
お互い惹かれあっているのは認めても、ルーシーはJDを拒もうとする
その間にもルーシーのまわりで次々犯人からの贈り物が届けられ、さらなる死体も発見される

犯人の目的もわからない中、捜査に協力するルーシーと行動をともにするJDは
次々と出てくるドクター・トラスクの別の顔を知ったり、辛い過去を知ることになるが
やがて一連の事件はルーシーの故郷であるアンダーソン・フェリーで21年前に起きた出来事が発端で

犯人の狙いはルーシー・トラスク本人だったとわかり、JD自らがルーシーの警備に当たる中
十分用心していたにもかかわらずルーシーが犯人にさらわれてしまい・・・*

 

久々のカレン・ローズ作品で、ワクワクドキドキしながら読み始め、冒頭からどういう展開だ?と
先が気になって読みたい気持ちは山々だったのですが、この暑さのせいでなかなか進まず
後半になってから犯人が気になって一気に読めましたが、結構日にちがかかってしまいました

まず感想としては、ワーストでもないけどベストでもなかった
なにせ{フォー・ミー}シリーズ3部作の衝撃があまりにすごかったこともあって
それを含めてもKR作品を10冊以上続けて読んでるとややマンネリか?とか
やはりシチュエーションが似てしまうのは仕方ないのか?とか思ってしまったことも確か

KR作品の主人公は、ほとんどがH/Hともに美男美女設定が多いなか
今回のヒーローはハンサムガイのうえに女性の目を奪うほど超ホット系の刑事さん
そういえば今回ヒロインに関しては第三者から美人とか特に描写はなかった気もするけど
もちろんヒーローの目にはスーパー美女です


ベストでもワーストでもないけど、可もなく不可もなくってことではないのです
やっぱりヒロインのキャラに引っかかったからかなぁ
昼間は地味な服装で特殊でもお堅い職業系の検視官なのに、夜は一転してクラブでパフォーマー
それもピンヒールにセクシー系の黒皮のドレス(えす・えむコスプレを連想してください)で
ヴァイオリン演奏ってことらしいのですが
この2重生活が同じ町なのに(多分、隣町にしても)まわりにばれないと思っていることに
やや無理があるかなぁと思えてしまったことと
(事件に関係ないところで、職場の人にばれてたって驚いてたけど、そりゃあばれるでしょってね)
犯人の狙いは最終的にヒロインなのですが(ここも言いたくないけどややマンネリの展開かと)
ここで素人でもやっちゃいけないお馬鹿ヒロイン行動を起こす
(まあ犯人のほうが一枚上手だったということなのでしょうが)

そして刑事と検視官というプロフェッショナルな立場なのに
捜査の上で大切なことを見逃していたこともあちゃ~だった
刑事もの観過ぎなせいか、何故そこを追及しない~!?とか読みながらもどかしかった
まあそれを言っちゃ~事件が解決しちゃうってことかもしれませんが
そんな初歩的な捜査をしなかったなんてと・・と、あまりにお粗末で情けない
KR作品は事件が起きて1週間くらいの間に、出会いがあって関係ができるパターンが多いけど
今回のロマンス部分に関しては、捜査がお粗末なせいか、ややイラっとした
ホットなシーンも、え~そこでする~~!!!って、監視カメラはいいんかい?!とか
2人の関係はもちろん応援したいけど、そんなことしてる場合か?って
ハラハラさせられた(それが狙いなら正解かも)

今回作者はヒロインを良い子ちゃん設定にせず
昼間はお堅い職業でも、夜は艶めかしい衣装でクラブパフォーマー(演奏してるだけなのですが)
両親に見捨てられ、問題児学校に送られたルーシーにその頃から父親代わりとなってくれた
元教師ジェリー老人に対するきめ細やかな、思いやりのある態度とは対照的に
ルーシーが問題児となってしまった原因がある故郷のアンダーソン・フェリーでは
小学生の頃から文句を言う奴にはパンチをくらわせたり、不良少年と付き合ったりと
問題行動の数々を過去に起こしているヒロイン
ヒーローはこれまでの作品と同じで、ハンサムなセクシーガイでキャラも文句なし


それより何より気になったのは、おまけで付いていた次回作の始まりの数ページを読んでみると
本作にも登場した私立探偵クレイ・メイナードが出ていると知り
本書での彼のキャラが気になってた自分には、なになにこれも関連作か?と興味津々で
それなのに次回作の発売は来年の6月ということで
もっと詳細が分かるのかそれとも冒頭部分のみ登場なのか、今からもう待ち遠しい
(と、これが去年の読了後の感想でした、こんなこと言いながらまだゲットしてない自分って・・・)

 

 

Gwyn Weaver    グウェン・ウィーヴァー ルーシーの友人

Royce         グウェンのボーイフレンド

Thomas Thorne   グウェンのボス、弁護士 バス奏者

Stevie Mazzetti   スティヴィ・マゼッティ J.Dの相棒  娘がいる 夫PaulはJDの親友

             ポールが殺害される事件が起きた後、マヤも死亡

             ポールはコンビニ強盗に遭遇し、息子と共に撃たれて亡くなる

Peter Hyatt      ピーター・ハイアット警部補 JDの上司

Dr.Craig Mulhauser  ルーシーのボス、医大の教授でもあり、検視官を目指した理由のもと

Drew Peterson    CSU(クライム・シーン・ユニット)リーダー

Ruby Gomez      CSUの一員、口紅やネイルなど赤がトレードマークの派手な女性でも

              ルーシーは職場の友人として好意を持っている

Alan Dunbar      CSUの一員 まだ数カ月の新人

Jerry Pugh       ジェリー・ピュー(?) 68歳白人

Clay Maynard      クレイ・メイナード 元DCPDの警官 私立探偵

              悪徳警官のせいで退職(?)(「復讐の瞳」ではイーサンの相棒だった)

Nicki          ニッキ 元DCPDの警官、クレイの前のパートナーが結婚して辞めたため

             ニッキが新しく探偵事務所のパートナーに、事件が起きた時は休暇中

             クレイとは新人警官の頃のパートナーだけあって、クレイはニッキを信頼していたが

             最近は上の空で気分屋っぽい雰囲気、クレイは休暇で改善されることを願うが・・・

Alyssa Moore   アリッサ・ムーア クレイの元婚約者Lou(ルー、保安官) の妹 18歳

           クレイがルーと婚約した4年前14歳だったアリッサはおてんばで問題を起こしていたが

           18歳になり父親(元警官)の要請でクレイの事務所で預かるようになってからは

           別の意味でクレイの頭痛の種

Evan Reardon   ニッキの依頼人、ポールダンサーのマーゴと浮気して妻と3人の子に去られ

           その後マーゴは暴力女に豹変、彼女から逃げようとして警察に駆け込むが

           マーゴの父親は悪徳警官のせいで頼れず、探偵社(ニッキ)に依頼

           別人になってマーゴから逃れる作戦のはずが行方不明となる






「京都地検の女」の最新シリーズ始まりました~!!(唯一観ている日本のドラマだわ)
観るきっかけは「徹子の部屋」で偶然観た(ほんとたまたまです)名取裕子さんの好感度高かったからで
これまではずっと再放送で観てたので、今回初めてリアルタイム(?)で観ることに
だけど新シリーズでは、大好きな蟹江敬三さん演じる上司役が昇進しちゃってて
この先毎回出てくれるのか気になります(出番がたとえ少しでも毎回観たいのです)
人気のある「相棒」や、「おみやさん」等他の捜査ものにははまれないし、同じ名取さん主演でも
「法医学教室の~」には、はまれないのに、何故かこのシリーズにははまれた(刑事役の俳優さんもいい)
蟹江敬三さん目当てって部分も多少あって、時代劇「鬼平犯科帳」もほとんどのキャスト好きだけど

やはり蟹江さん目当てってところもあって、他の密偵もみんな好きなんだけど、粂八さんエピは盛り上がる
「ガイアの夜明け」なんて内容に興味なくてもナレーションのお声が聞きたくて時々観たりするくらい
なんだか魅力のある俳優さんだからか、楽しみが出来たのは嬉しいことです。

以前に比べればTVを観る時間が減って来たけど(単純に歳のせいかしら?)
例の事件以来家事の合間にTVをつけても
ムカつく芸人やコメンテーター、司会者の出る番組を避けていると
ほとんど観るものがなくなってしまった今日この頃(それでも日本のTV局か?ってのが多すぎる)
特にニュースなど政治家が出てくると不快指数上がるから
小沢とか画面に出てくると速攻チャンネル変えながら気持ち悪い奴映すな~!!と心の中で叫んでる
某国に占領されているかの如くのBSも、NHKでさえ目に余る酷さ!受信料返せ!と言いたい
そんなこんなでBSでも観るのはDlifeくらいになってしまった
そうは言っても{ドクター・オズ ショー}と{エレンの部屋}を毎日観るのも結構きつい
でも少なくともドクター・オズは時々は、ためになるし
エレンの部屋は、スターとの会話が観られるのが嬉しいわけで(完璧番宣の場合も多々あり)
視聴者サービスが半端ないのには感心する
昔はこちらのTV番組も視聴者参加型や一般人が旅したり、賞金商品が取れる番組も多かった気もする
(今じゃあおいしいものを食べるのも芸人、高額賞金商品を貰えるのも
どういう経路で出ているのかわからないような同じ顔触ればかりで、つまらん、まったくつまらん)

毎日観るようになったDlifeのせいでbs238を観なくなってしまったけど
唯一観てるのが、動物嫌いの自分でも「カリスマ・ドッグ・トレーナー」は面白いし
(あれ見ると、つくづく飼い主が悪いってことが分かるから納得できる)
同じ括りでDlifeで少し前に始まったジョー・フロストの「スーパー・ナニー」も面白い
(一般家庭のお家の間取りやインテリアなど見られるのも魅力だし
 中流以上の生活水準でそこそこ社会的地位もあるのにまったく子育てがなってないのには感心する
 そういう自分もそうとう酷い母だったと今思えばわかるし反省してる・・当時はわかってなかった)


あとはスパドラの、納得できるエピが少なすぎる「ロウ&オーダー」はやや鬱になるとわかっていても
観ずにはいられず、ウォーリーを探せならぬ、知ってる俳優を探せって感じで月~金欠かさず観てる
Dlifeで観てる「ロウ&オーダー:SVU」も救われない内容多々だし、Ozのケラーはまあいいとして
オリヴィア役のマリスカ・ハージティは鬱陶しすぎて、だから女刑事は・・って言いたくなる
だけど皮肉屋マンチが好きで続けて観られる(時々しか出てこないからいいのかも)
「ロウ&オーダー:クリミナル・インテント」はゴーレン役のドノフリオさんが超ツボなんだけど
彼以外のキャストが好きになれないキャラばかりなのが難点

「30ロック」は、期待してなかったけど少なくとも「サインフェルド」よりは面白いと思える
それにジャック・ドナギー役のアレック・ボールドウィンが賞をとり続ける理由も納得できるくらい
確かにおいしいキャラだし、コメディに向いてる気もする

ついでにスパドラでは「メンタリスト」シーズン3にして脱落 
ニタリ顔のサイモン・ベーカーは好きになれないわ!
地上波で観てる同じくSB主演の「ニック・フォーリン 堕ちた弁護士」も鬱エピが多いけど
こちらは法廷ものだからか観てしまうのが不思議(だってニックってダメダメキャラなんですもの)

「スーパーナチュラル」はすご~いお気に入りってこともないはずなのに
新シリーズ始まるとやっぱ観てしまう、イケメン(彼らこそイケメンです!)で
がたいが良くて、いかにもアメリカの健康男子って感じで、コメディ風エピが時々あるのも魅力
(兄弟2人とも私生活では結婚してお幸せそうですが
共演者と結婚したサム君のほうが離婚は早いと予測・・・・共演者はダメだっつーの)

「クリミナル・マインド」も出演キャラに不満はないし犯罪もの好きだからやめられない

LaLatvもすっかり某国色に染まってしまって、もう残念無念
「ラークライズ」の再放送はありがたいけど繰り返しすぎなのよね、シリーズ1は断然好みだったけど
シリーズ2はローラとドーカスの恋愛エピ満載で微妙、1話はよかったのに
そのあと5話(もっとかな?)くらいまで観てて苦痛だった
(もうほんとね、恋愛エピはいらないって思うくらい、少なくともこのドラマには必要なし)
それから持ち直したけど、いまだ再観はできないまま(中途半端ですみません)

シーズン2が始まった「レイジング・ザ・バー 熱血弁護人」 Raising the Bar 2008 は
シーズン1が面白かったから楽しみだったのに
まだ始まったばかりで判断するのもなんですが、なんか毎回中途半端な終わり方でモヤる
主演のジェリー役 Mark-Paul Gosselaar さん、髪の毛切ったら全然違って見えて
これより先にジーナ・デイヴィス主演「マダム・プレジデント」で観ていたから、驚かなかったけど
「マダム・プレジデント」に初めて登場した時は、どこかで観た俳優さんだけど・・って
調べてみるまで気づかなかったくらい別人だった(順番としては「マダム~」のほうが先だったのね)
制作者でありライターであるボチコ氏は「ドギー・ハウザー」や「LAロウ」「NYPDブルー」と良作揃いで
ボチコさんが製作、脚本担当だから面白いに違いないと期待したせいか、終わり方にやや不満が残る
ちょっと「LAロウ」を思い出させるけど、あちらの方がもっと納得できたような気も・・・
ボチコさんの時代は終わってしまったってことなのかな、でもたくさんの名作をありがとう!と言いたい

LaLatvの単発ドラマ「女医ホープ~私はあきらめない」 Dr. Hope 2009 と
「テディ・ベア誕生物語」 Margarete Steiff 2005 は偶然か同じ女優さんが主役でしたが
残念ながらどちらも面白くなかった、結構サクセス物語好きなはずなんだけどなんなんだろう・・・
(2人とも同じようなキャラだったのも偶然か、あくまで好みの問題です)
この2作の主演の Heike Makatsch さん、ドイツ出身の俳優さんみたいですが
なんとダニエル・クレイグさんの元カノだったのですね~
そして「ラブ・アクチュアリー」にも出演されてるようで、いよいよ観てみなければ


同じく単発ドラマ「グレイシー・フィールズ物語」 Gracie! 2009 もいまいちだった
だいたい英国の昔の有名人を知らないということもあってか、グレイシーさんに共感もできず
実際励まされた兵士たちなら思い入れもあるかと想像できましたが、お話自体感動するとかなかった
(同じ慰問系の「フォー・ザ・ボーイズ」のベット・ミドラーさんのように圧倒的歌唱力ってこともなかったし・・・)
主演の Jane Horrocks さん、上手いんだかどうなんだかいまいち理解できず
どこかで観たお顔と思ったら、「奥様は首相~ミセス・プリチャードの挑戦」のプリチャードさんだった
そして「リトル・ヴォイス」のLV役だったのね~(ミセス・プリチャードの時気づいてなかったのね)

ミニシリーズドラマ「スモール・アイランド」 Small Island 2009
「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチさんと、「ジェイン・エア」のルース・ウィルソンさんだからと
期待した自分が悪いのか、お話はそれなりだったけど、これも記憶に残るドラマではなかった
じゃあ何を求めているのか?ってことですが、まあつまらないってことはなく
あの時代ならありだろうなって納得できる展開ではあっても
ベネディクトさんがしょぼいキャラ役だからガッカリしたのかも?
(それより気になるのはルースさん、最近のゴシップネタであの浮気男ジョード・ロウといい感じ
 ってどこかで見たけど、大丈夫か?と心配してしまうのはいらぬお世話か?)


「俺たち ゆる刑事~ジャック&ケイト」 Vexed 2010
トビー・スティーブンスさんが主演で楽しみにしてたけど、なんなのこのブラック・ジョーク系刑事もの(?)
1話観ただけですが、ついていけるかどうか微妙
ケイトさんはシリーズ1のみのようですが、まだ続いているってことは評判いいのか?
脚本が「華麗なるペテン師たち」「ホテル・バビロン」「魔術師マーリン」等も手掛けている
Howard Overman さんですが、ついていけない私が悪いのか?

同じ英国作繋がりでスパドラで観た ミニシリーズ「連続誘拐」 Hunter 2009
ヒュー・ボネヴィルさんとジャネット・マクティアさん出演でこれも楽しみだったけど
なんだろう、警察の無能さにイライラさせられるし(現実でもそうだとしてもドラマくらいって思いたい)
事件解決のトリックもすぐに見破れてしまったから、これもいまいちだった
ボネヴィルさん「ボーン・キッカーズ」もいまいちだったから、2作続けて残念(衝撃が欲しいのよ!)

と、散々言いたい放題ですが、あとは最近気になった情報など

アメリカンアイドルの明暗(ABCナイトライン)
キャリー・アンダーウッド、ケリー・クラークソン、ジェニファー・ハドソンは今のところ成功組

S1のジャスティン・ゲアリーニ (Justin Guarini )かな
(以下名前が挙がった方たち、HNKの同時通訳で聞いた名前を探したけど、あっているかは?)
出場前はNYブロードウェイの舞台に立っていたが、今はアトランタの劇場に出演

S10のケイシー・エイブラムス
炎症性大腸炎への注意を喚起する活動をしている

S2のジュリア・デマート
出場前はコネチカットで美容師をしていたが、結局美容師に戻っている

S6で7位までいったサンジャヤ・マラカー(独特の髪型で目立っていた)
今はクイーンズのアパートで暮らし、時間がある時はバーで働きカラオケで歌っている
アメアイの時はまわりに飲み込まれてしまって何が起きているかわからなかった
今も夢は捨ててないが、期待通りではない


優勝の栄光も長く続かない例も、シーズン2で優勝したルーベン・スタッダートの場合
歌より法律上のトラブルでマスコミを賑わしている

2年前シーズン9で優勝したリー・デワイズはファーストアルバムが15万枚しか売れず契約解除

S7のデイヴィッド・ヘルナンデスは最終選考に残ったが、ストリッパーの過去が暴かれ
視聴者にそっぽを向かれた
今は音楽の仕事で細々と暮らしている
今シーズンの出場者への彼のアドバイスは、まわりを良いチームで固めること
自分がなりたいアーチストを意識して活動すること、一夜にして成功するなどと思わないこと
勝っても負けてもアイドル以外の道を考えておく必要があると言うことでした

もうアメアイは観なくなってしまいましたが、こういう特集観ると本当に罪な番組だと思う
今はYT投稿手段があって、本当に実力があって魅力があったら、勝ちぬいていかなくても
すぐに売りだせる時代、確かにTVのショーとして見る分には応援したくなる人も出てくるけど
ショーが終われば、逆に毎週見ていた分飽きられるのも早いと思うし
昔の大スターや大物歌手がずっと輝かしい記憶のままなのは(中には地に堕ちた方もいる)
ご本人のキャラや私生活が見えないから、偶像視できて魅力があったんだと思ってしまう
特にアメアイのように本人たちのキャラを毎週見てるうちにだんだんわかってくるとなると
ナンダカな~感も否めない
その点アメリカン・ダンス・アイドルは、さほどキャラがわかるわけではないし
芸術のゲの字も語れないリズム音痴の自分でも、素晴らしいダンスを見てグッとくることもしばしば
(高校の時、体育でいきなり創作ダンスを踊れと言われて、とてもこっ恥ずかしかった記憶があって
 だって実際の創作ダンスを映像で見せられたわけでもなく、突然踊りを考えて踊れなんて言われても
 ???と恥かしい、ひたすら恥ずかしいとなるわけで、自分はもともとリズム感もないから
 その時真剣に取り組んだら目覚めたかも?などとは絶対に思えないけど
 歌の芸術性よりも、ダンス、それもヒップホップから社交ダンスまでオールマイティに踊れるなんて
 もうすごいとしか思えない、こちらでやってるキッズのヒップホップ系は観てて痛いけど・・・)

エレンの部屋(Dlife)

コリン・ファースさまがゲスト (多分2011年アカデミー賞受賞式前の回)
「英国王のスピーチ」で吃音で悩まされる王役をやっていた時
吃音の癖がとれなかったり話すのに時間がかかる等、役に入りこんでしまったような経験をしたと

結婚して14年になる奥様との出会いはコロンビアのカルタヘナ
古い教会の階段にいたコリンさんが自分の方へ歩いてきた彼女に一目で心を奪われ
そのまま固まってしまい、気さくに声をかけてきた彼女と握手した瞬間お互い感じるものがあったと

やっぱ素晴らしい!コリンさん
それに月日が経っても、容姿がさほど変わらないのもすごいわ!
偶然かこれまで観てなかった数本を立て続けに観ることができたので、簡単な感想も
「真珠の耳飾りの少女」(これ内容はともかく映像が綺麗だった」
「ロイヤル・セブンティーン」
(これはティーン向けなんだろうけど、真面目とコミカルなコリン様が見られて意外に楽しめた)
「ぼくのプレミアライフ」
(サッカーはまったく興味ないからわからないけど、サッカーファンの心情は理解できたかな・・?)
「アーネスト式プロポーズ」これが「真面目が肝心」だったのね~
(コスチューム物は特にお似合いのコリンさん、でもファンじゃなかったら
 ワンパターンに見えてしまうかもと、ふと思ってしまった)


トム・クルーズ離婚(ABCナイトラインから)
3度目の妻であるケイティ・ホームズから離婚を申し立てられたトム君(ケイティさんみ直したわ!)
離婚の原因で一番決め手と思われているのが、トム君のサイエントロジーへののめり込みぶり
夫が熱心な信者であるため、ケイティも一時期は信者だったが、その後離れたようと言うのは
「ピープル」誌の編集長
60年前にSF作家のL・ロン・ハバードが創設した宗教{チャーチ・オブ・サイエントロジー}
オーディティングと呼ばれるカウンセリングを通じて過去のトラウマから人々を救済することができると
語るサイエントロジーはこれまで何度も物議を醸してきた
(カメラの前で記者とサイエントロジーの広報担当が怒鳴り合うシーンや
 インタビューの最中その広報担当が席を立って出ていってしまうという映像あり)
そのサイエントロジーの最も有名な信者であるトム・クルーズ
2006年に2人が結婚した時、イタリアでの豪華な式を取り仕切ったのがサイエントロジー
ケイティの心境の変化か、2人の娘のスリが宗教に巻き込まれることを心配したのか?と推測される
(この子のゴシップネタ読むと是非ともジョー・フロストにしつけて欲しいと思わずにはいられない
 親馬鹿通り越して、本当に馬鹿なの?ってね、他人事とは言え将来が恐ろしかった)


サイエントロジーの本拠地は、フロリダ州クリアウォーター
教会を脱退した女性元幹部クックさんがインタビューを通じて内情を語ってて
頂点に立つデヴィッド・ミスキャベッジ(写真出たけど非常に胡散臭そう)とクルーズは非常に親密で
(ここでミスキャベッジを称賛するトム映像が流れる、キモイ・・・本当にイっちゃってる人の顔つき)
クックさんはミスキャベッジが幹部を殴るのを目撃し、秘書にクックさんを殴るよう命じたと法廷で証言
倒れるほど強く殴られたと言うクックさん、理由は答え方や答えが気に入らなかったせいと
教会はクックさんの言い分を否定し、教えに背いたため解任したと発表
他にもミスキャベッジの姪ジェナさんの「20年以上前の6歳だった当時、肉体労働を強制させられた」とか
「7歳の時、10億年に渡り忠誠を誓う契約に署名させられた」などの証言も取り上げられていて
もちろん教会は否定、ジェナさんを人格障害者だと指摘している
メディアは2人の離婚に注目(普段はさほど興味ないけど、宗教がらみとなると先行きに興味津々)

宗教つながりで
以前奥様を心から愛してる旦那さまが奥さんに先立たれて、後追い自殺をするっていうことについて
自分だったら尊敬するって言った覚えがあるのですが、あくまで{子供がいない場合}
宗教とかに頼らず自分の判断で命を絶つなら(子供がいる場合はNG)ってことを、ここで補足
日本人も自殺者が多いってよく話題になるけど、身寄りもなくて子供もいないなら
寂しくて死を選ぶことも、宗教に依存するよりもよほどましって思ってしまう
だから宗教に頼ってる俳優さんは好きじゃないしそれが新興宗教の場合、不快感さえ覚える
不思議なことにトム・クルーズはサイエントロジー信者だと知らなかった「トップ・ガン」の頃から
好きになれなかったわ、あの笑顔が曲者ってね(どんだけひねくれているのか自分、重症?)

同じ回でリッキー・ジャーヴェイスさんのインタビューもやってて
リッキーさんの「ザ・オフィス」の面白さは残念ながら理解できなかったけど(「エキストラ」は好き)
このインタビュー観てさらに好感度上がった
パートナーのジェインさんとは30年来連れ添ってるなんて意外や意外(失礼か)
もうそれだけで俳優さん(しかもコメディアンだと情緒不安定の方が多いのに)なのにと感心
若い頃バンドのヴォーカルだったリッキーさん、ちらっと画面で観ただけだけどデヴィッド・ボウイばり?
Life's Too Short という番組では、懐かしい「ウィロー」のウィロー役デヴィッド・ワーウィックさん発見
(「ウィロー」を観た当時、マッドマーティガン役のバル・キルマーには惚れずにはいられなかった!)
リトル・ピーポーまで笑いのネタにしちゃうところがやっぱ英国人ならでは?

同じ回で、カミングアウトしたアンダーソン・クーパーも話題に
これまでゲイではないかと噂になっても沈黙を守って来たクーパーさん
何故今なのかと問われて、最近のいじめ問題に黙っていられなかったということ
1997年にドラマ番組内でカミングアウトしたビアン代表のエレン・デジェネレスさんも
当時は抗議運動が起き、マスコミがこぞって取り上げ芸能生活も終わったかと思ったということ
その当時のかすかな記憶はあるけど今のエレンさんを観ると信じられないくらい
パイオニアであるが故の代償を払ったなんて、そんなにも批判されてたなんて意外でした

その後ニール・パトリック・ハリス、ジム・パーソンズ(そうだったんだ~!)マット・ボマーなど
公表が相次いだが、今では話題になることもなくなったほど当たり前になって来たことが大事と

アンダーソン・クーパーさんがゲイでもなんでもかまわないのですが
以前同じナイトラインで観た、母上のグロリア・ヴァンダービットさんの特集を思い出した
この方、ものすごい財閥の令嬢のようで、生れもお育ちも良くていらっしゃるのに
御歳80を過ぎて出版された本が物議を醸していたような
(エロいとか下品とか批評が散々だったような・・アマゾンで探したら多分 Obsession だと思う)
その時のクーパーさん、母上の味方をしていたような記憶もあり、優しいんだなと思った


偶然観た今日の「徹子の部屋」は面白かった(本当に時たまですが、ゲスト次第で観てるんですね~)
風間杜夫さんと根岸季衣さん(2人とも好きな俳優さん)
根岸さん、亡くなった旦那さまとのエピを以前どこかで観た記憶があって好感度高かったのですが
再婚されたのですね・・・(別に悪いってことじゃありません)勝手に薄幸な印象があったから
お幸せそうで何より
風間杜夫さんは、確か大昔 風吹ジュンさんとの共演でHQが原作の(アン・メイザーかなんか?)
昼ドラに出ていらっしゃった記憶が・・、今となっては観た記憶も、本当に出演されてたかも?
(おっと、ググったらありました!1980年「花王(ゲッ!)愛の劇場」だったのね、アン・メイザーはあってた)
それ以来かどうかも記憶にないのですが、風間さんは好きな俳優さんの一人
仲が良さそうな平田満さんも俳優としても良いと思うし、私生活も奥様と仲良さげで好感度高い
良い俳優さんいるのに、彼らを活かせる脚本が無いのが日本TV界の残念なところ

徹子さんってばAVと日活ロマンポルノをいっしょくたにして、風間さんに注意されてたのが面白かった
CSでやってる「徹子の部屋」のアーカイブを観ると、お歳を召したんだから当たり前なんだけど
滑舌の気になる最近の徹子さんは観るに忍びない、かと言って他に徹子さんのようなキャラもいないから
やはりこのまま続いてもおかしくないのかな

またまた長くなりすぎたので、この辺で終了ということで

昨年のハイライトから(NHK編集部分かな)
キャバレー  Cabaret
ラグタイム Ragtime
サウンド・オブ・ミュージック The Sound of Music
1776 1776
サイドショー Side Show
紅はこべ   The Scarlet Pimpernel
ライオン・キング The Lion King

(1998年の受賞式は自分が録画し損ねたのか、放送自体なかったのか・・いまだ謎)

1999 6月6日 ニューヨーク ガーシュウィン・シアター (今回司会はなし)

オープニングは 「アニーよ銃をとれ」の
トム・ウォパット Tom Wopat と バーナデット・ピータース Bernadette Peters のお2人で

♪ショーほど素敵な商売はない There's No Business Like Show Business
そのメロディをバックに
今回のプレゼンターが次々登場

カリスタ・フロックハートCalista Flockhart ポール・ジアマッティPaul Giamatti
デヴィッド・ハイド・ピアースDavid Hyde Pierce クリスティン・バランスキー Christine Baranski
アンジェラ・ランズベリー Angela Lansbury ビー・アーサー Bea Arthur
ベン・スティラー Ben Stiller スージーカーツ Swoosie kurtz
クリスチャン・スレーター Christian Slater スコット・ウルフ Scott Wolf
キャロル・バーネット Carol Burnett ジュリー・アンドリュース Julie Andrews
ブライアン・デネヒー Brian Dennehy アレック・ボールドウィン Alec Boldwin
エレイン・ストレッチ Elaine Stritch ケビン・クライン Kevin kline
ウィリアム・ハート William Hurt チタ・リベラ Chita Rivera
ローレンス・フィッシュバーン Laurence Fishburne ストッカード・チャニング Stockard Channing
トニー・ダンザ  Tony Danza ビビ・ニューワース Bebe Neuwirth
サラ・ジェシカ・パーカー  Sarah Jessica Parker マシュー・ブロデリック Matthew Broderick
ジェイソン・ロバーズ Jason Robards ケビン・スペイシー Kevin Spacey
最後は一同揃って大合唱

カリスタ・フロックハート とポール・ジアマッティが最初のプレゼンター
演劇助演男優賞

ケビン・アンダーソン Kevin Anderson 「セールスマンの死」 Death of a Salesman
フィンバー・リンチ   Finbar Lynch 「ノット・アバウト・ナイチンゲール」
ハワード・ウィット   Howard Witt 「セールスマンの死」
フランク・ウッド   Frank Wood  「サイド・マン」 Side Man
(初受賞、TVドラマでは「ロウ&オーダー」「ソプラノズ」「ミディアム」等々にも」

南北戦争 The Civil War セント・ジェームス劇場で上演された新作
(1861年に起こった南北戦争がテーマ、当時の記録や手紙をもとに北軍南軍の兵士たち
 そして奴隷たちの様々な人間模様が描かれている)
からのライブパフォーマンスで ♪ Freedom's Child

クリスティン・バランスキーとデヴィッド・ハイド・ピアースが紹介するのは
ミュージカル・リバイバル作品の「ピ-ター・パン」Peter Pan
ピーター・パン役で元体操選手のキャシー・リグビー Cathy Rigby と子供たちのパフォーマンス 
♪ I'm Flying (会場を飛びまわって拍手喝采でした)

演劇助演女優賞

クレア・ブルーム  Claire Bloom 「エレクトラ」 Electra
サマンサ・ボンド  Samantha Bond  「エイミィズ・ビュー」 Amy's View
ドーン・ブラッドフィールド Dawn Bradfield  「ロンサム・ウェスト」 The Lonesome West
エリザベス・フランツ  Elizabeth Franz  「セールスマンの死」
(初受賞、「ロウ&オーダー」の各シリーズ、「ギルモア・ガールズ」「コールド・ケース」等々)

アンジェラ・ランズベリーとビー・アーサー登場で
ミュージカル作品賞候補「パレード」 Parade の紹介
1913年のシジョージアが舞台、殺人罪に問われた無実の男と
夫の釈放を求め孤軍奮闘する妻の物語
ブレント・カーヴァー Brent Carver とキャロリー・カーメロ Carolee Carmello で
♪ This Is Not Over Yet
他キャストの皆さんで ♪ The Old Red Hill of Home

ミュージカル主演男優賞

ブレント・カーヴァー Brent Caver    「パレード」 Parade
アダム・クーパー   Adam Cooper  「スワン・レイク」 Swan Lake
マーティン・ショート Martin Short 「リトル・ミー」 Little Me
(初受賞、コメディアンらしく笑いをとりつつ余裕のスピーチで、奥様への感謝も忘れず
 この時客席で満面の笑みを浮かべていらした奥様は2010年に亡くなられたのね)
トム・ウォパット  Tom Wopat   「アニーよ銃をとれ」 Annie Get Your Gun

スージー・カーツ(2度の受賞)とベン・スティラーが登場して
「君はいい人、チャーリー・ブラウン」 You're a Good Man,Charlie Brown の紹介
1967年ニューヨークで初演、装置はピアノ1台とブロックが1,2個
あとは原作者シュルツの一流のウィットがあるだけ
原作コミック発刊50周年を目前にしてパワフルな新プロダクションに変身しBWに戻って来た
ブロードウェイキャストによるパフォーマンス
サリー・ブラウン役のクリスティン・チェノウェスの ♪ My New Philosophy と
出演者(B.D.ウォング イラナ・レヴィーン ロジャー・バート スタンレー・ウェイン・マチス
アンソニー・ラップ)揃っての ♪ Happiness
(やっぱクリスティンさんすごいわ)

ミュージカル助演女優賞

グレタ・ボストン Gretha Boston 
    「イット・エイント・ナッシン・バット・ザ・ブルース」 It Ain't Nothin' But the Blues
クリスティン・チェノウェス Kristin Chenoweth 「君はいい人、チャーリー・ブラウン」
(初ノミネート初受賞、衣装を早替えしたチェノウェスさんが息を切らしながらも感動のスピーチ
 この年クリスティン・チェノウェスさん登場で、BWの新スターが生れたわけね)
ヴァラリー・ペティフォード Valarie Pettiford 「フォッシー」 Fosse
メアリー・テスタ   Mary Testa     「オン・ザ・タウン」 On the Town

アレック・ボールドウィン がアメリカン・シアター・ウィングの説明をしたあと
特別功労賞を贈るのはイザベル・スティーヴンソン Isabelle Stevenson(33年間ATWの会長を務めた)

「サイド・マン」に出演していたクリスチャン・スレーターと
その役を引き継いだスコット・ウルフが紹介するのは

演劇主演女優賞

ストッカード・チャニング Stockard Channing 「冬のライオン」 The Lion in Winter
ジュディ・デンチ Judi Dench    「エイミィズ・ヴュー」 Amy's View
(初受賞、同じ年にオスカーとトニーを受賞した俳優は5人目、ベリーショートの髪型がお似合いで)
マリアン・セルデス  Marian Seldes 「リング・ラウンド・ザ・ムーン」 Ring Round the Moon
ゾイ・ワナメイカー  Zoë Wanamaker    「エレクトラ」  Electra

ジュリー・アンドリュースとキャロル・バーネットはミュージカルな会話で会場をわかせ
「フォッシー」のカンパニーによるライブパフォーマンスの紹介
♪ Sing Sing Sing  (これぞミュージカル!!、短いパフォでも引き込まれます!)


特別功労賞アーサー・ミラー
プレゼンターでブライアン・デネヒー登場
(「セールスマンの死」が生れてから50年を記念する今年、リバイバル公演で主演を演じている)
原作者のアーサー・ミラーはブルックリン出身、ミシガン大学で創作を専攻
大学で処女作が上演されたのは1934年、65年前のことで以来執筆活動を続けている
「セールスマンの死」以前に「みんなわが子」で大成功をおさめていて
その後も心に残るドラマ「るつぼ」や「橋からの眺め」等を次々に創り出している
昨年も最新作が世界中で上演され、83歳の今も精力的に執筆中の
アーサー・ミラー  Arthur Miller が登場
会場に来られなかったダスティン・ホフマンもスクリーン上でお祝いの言葉を

アメリカ演劇界大御所でトニー賞にも過去5回ノミネートされたエレイン・ストリッチ登場
(この当時すでに74歳、「30ロック」のジャックママは80を過ぎてらっしゃったのね
 ミニトリビアでは、ノエル・カワードさんのお友達ということでした)
演劇界を強力にサポートしてくれているとロージー・オドネルを称え
今回来られなかった相棒(誰だろ?)の代役となったケビン・クラインとともに
演劇リバイバル作品賞の発表

「セールスマンの死」 Death of a Salesman
(プロデューサーのデビッド・リシェンタールが感謝のスピーチを)
「エレクトラ」 Electra
「氷人来たる」 The Iceman Cometh
「十二夜」       Twelfth Night

(NHK編集部分)
芝居の当たり年と言われた99年
アメリカの3大劇作家、アーサー・ミラー、テネシー・ウィリアムズ、ユージン・オニールが
この3人の作品が同時にブロードウェイで上演されたのは初めてのこと
そして大物映画スターが、ブロードウェイの舞台に立ったことでも話題に
「氷人来たる」ユージン・オニール作 のヒッキー役にはケヴィン・スペイシー
「エイミィズ・ヴュー」のジェディ・デンチは40年ぶりの舞台
今シーズン最も注目を集めたのは「スワン・レイク」Swan Lake

「蜘蛛女のキス」でトニー賞とアカデミー賞をそれぞれ受賞したチタ・リベラとウィリアム・ハートが
マーティン・ショート主演の「リトル・ミー」Little Me の紹介
マーティン・ショートがアクセントや声色を変えて7役をこなす
ライブパフォーマンスはマーティン・ショートと他出演者で ♪ Boom Boom

引き続いて発表されたのが
ミュージカル助演男優賞

Roger Bart  ロジャー・バート   「君はいい人 チャーリー・ブラウン」スヌーピー役
(初受賞感動しながらも感謝のスピーチでした,うわっ、なんとまあ「リベンジ」のメイソン役だったのね!
 ずいぶんとお若い感じが、他にも「デス妻」や「イヴェント」「ミディアム」もちろん「ロウ&オーダー」等々にも)

Desmond Richardson デズモンド・リチャードソン 「フォッシー」
Ron Taylor   ロン・テイラー     It Ain't Nothing But the Blues
Scott Wise   スコット・ワイズ    「フォッシー」

「冬のライオン」で国王夫妻を演じているローレンス・フィッシュバーンとストッカード・チャニングは
演劇主演男優賞の発表を

Brian Dennehy ブライアン・デネヒー  「セールスマンの死」
(ビッグ・マンと紹介されたデネヒーさんは初受賞、笑いをとりつつ他の候補者を称賛、感謝の言葉)

Brían Francis O'Byrne ブリアン・F・オバーン 「ロンサム・ウェスト」 The Lonesome West
Corin Redgrave   コリン・レッドグレーヴ 
               「ノット・アバウト・ナイチンゲール」Not About Nightingales
Kevin Spacey   ケヴィン・スペイシー     「氷人来たる」 The Iceman Cometh

 ここはNHK編集分かな
 98年私財をなげうってNY公演に挑戦した今井 雅之の作品
 「ウィンズ・オブ・ゴッド」 The Wing of Godが口コミで広がりNYタイムスの記事で絶賛され
 今年の9月オフ・ブロードウェイで上演されることに

 他にも頑張っている日本人ということで、ブルーマン・グループの「チューブズ」をプロデュースした
 出口まことさん(オフ・ブロードウェイで9年連続のロングラン作品に)の紹介も

ビビ・ニューワース(シカゴでトニー賞受賞)とトニー・ダンザ(「氷人来たる」に出演)が紹介するのは
「アニーよ銃をとれ」のライブパフォーマンス
アニー役のバーナデット・ピーターズ(10年以上前だからまだお若いわ)とカンパニーの皆さんで
♪ I Got The Sun In The Morning
トム・ウォパットさんとの ♪ Old Fashioned Wedding 

引き続いて
ミュージカル・リバイバル作品賞の発表

「リトル・ミー」  
「ピーター・パン」
「君はいい人、チャーリー・ブラウン」
「アニーよ銃をとれ」
(プロデューサーのバリー/フラン・アイスラー夫妻がトロフィーを受け取りスピーチを)

サラ・ジェシカ・パーカー(まだこの頃は可愛いのに)とマシュー・ブローデリック夫妻が発表するのは
ミュージカル主演女優賞

Bernadette Peters バーナデット・ピータース 「アニーよ銃をとれ」
(過去6回ノミネートされ、1986年の受賞以来13年ぶり2度目の受賞
 感激ではじめお声が出ないくらいだったけど、途中から取り戻して
 48年前この世界に入れてくれた
母親にも感謝の言葉を・・・ものすご~い芸歴ですね)

Carolee Carmello キャロリー・カーメロ   「パレード」
Dee Hoty     ディー・ホーティ    「フットルース」
Siân Phillips   シアン・フィリップス    Marlene 「マレーネ」

NHK編集分
時間の関係でライブパフォーマンスがなくなってしまった
「イット・エイント・ナッシン・バット・ザ・ブルース」をVTR映像で紹介

現在「氷人来たる」にヒッキー役で出演中のケヴィン・スペイシーと
43年前同じ役を演じたジェイソン・ロバーズが登場
(「氷人来たる」は4時間15分の長丁場なのね)
2人が発表するのは演劇作品賞

Closer  「クローサー」
The Lonesome West 「ロンサム・ウェスト」
Not About Nightingales 「ノット・アバウト・ナイチンゲール」
Side Man  「サイド・マン」   Warren Lieght 
(スピーチは作家のウォーレン・ライトが代表して)

スピーチの途中に場面が切り替わり(そろそろ時間がなくなって来たのかそれともNHkの編集のせいか?)
画面にはジュリー・アンドリュースとキャロル・バーネットのお2人が映り、発表するのは
ミュージカル作品賞

Fosse   「フォッシー」 製作 ライベント社 Livent (U.S.) INC.
(「ライベント社代表 ロイ・ファーマンがスピーチを)
The Civil War 「南北戦争」
It Ain't Nothing But the Blues 
Parade    「パレード」

最後はジュリー・アンドリュースとキャロル・バーネットの2人の短い掛け合いで
「ブロードウェイからグッバイ、ショーを見に来てね」という言葉で終了

以下の発表は編集でカットされたよう
 

ミュージカル演出賞  マシュー・ボーン Matthew Bourne 「スワン・レイク」

演劇演出賞      ロバート・フォールズ Robert Falls 「セールスマンの死」

作曲・作詞賞     ジェーソン・ロバート・ブラウン Jason Robert Brown 「パレード」

ミュージカル脚本賞 アルフレッド・ウーリー  Alfred Uhry    「パレード」

振付賞         マシュー・ボーン   「スワン・レイク」

編曲賞         
ラルフ・バーンズRalph Burns&ダグラス・ペスターマン Douglas Besterman 「フォッシー」

衣装デザイン賞   レズ・ブラザーストン Lez Brotherston {スワン・レイク」

装置デザイン賞   リチャード・フーヴァー Richard Hoover 「ノット・アバウト・ナイチンゲール」

照明デザイン賞   アンドリュー・ブリッジ Andrew Bridge 「フォッシー」

地方劇場賞   ニュージャージー州 クロスロード・シアター Crossroads Theatre

特別賞      パントマイム・ショー フール・ムーン Fool Moon

特別功労賞   ウタ・ヘーゲンUta Hagen 
          アーサ・ミラー 
          イザベル・スティーヴンソン Isabella Stevenson


2012年の受賞式を観て、いまいち感激が少なかったので
(受賞式だけですっかり観た気になってるのもね・・)
もう関心が薄れたのかと、過去の受賞式を見直してみたら
やっぱ感動するかしないかは、作品次第ってことでした
この年は当たり年だと言われただけあって、ミュージカルのライブパフォだけじゃなく
出演者観るだけでも、面白そうな作品が多かったような(1997年も含めて)

NHKナレーションの田中美緒子さんの声がとても良かった
(正統派って言うんでしょうか、聞いてて心地良い)

1997年6月1日 NY ラジオ・シティ・ミュージック・ホール

まずは司会のロージー・オドネル Rosie O'Donnell が歌のパフォーマンスで登場すると
「Rent」の出演者と一緒に、Rent のナンバーを熱唱
お次の「Cats」からは 、メンバーと一緒に ♪Jellicle Cats で歌とダンスのパフォーマンス
「Smokey Joe's cafe」の出演者とは ♪I'm a Woman を
「BRING IN'DA NOISE,BRING IN'DA FUNK」の出演者とは、バケツドラムを叩いて共演
「GREASE」のメンバーとは、♪ Greased Lightnin を
「Beauty and the Beast」のメンバーとは ♪ BE OUR GUEST を
登場した全員が集まってオープニングを締めくくると
ロージーのお喋りで会場を沸かし、いよいよ授賞式の始まりです

最初のプレゼンターはトニー賞2回受賞しているクリスティン・バランスキー Christine Baranski
十代の頃トニー賞受賞式を観て女優になると決心したというエピを語りつつ受賞者の発表
(「グッド・ワイフの役よりずっと前ということもあって、お若いし綺麗です)

演劇助演女優賞 
候補者は
ヘレン・キャリー Helen Carey 「ロンドン・アシュランス」 Rondon Assurance
ダナ・アイビー Dana Ivey 「ラスト・ナイト・オブ・バリフー」 The Last Night of Ballyhoo
リン・シグペン Lynne Thigpen 「アメリカン・ドーター」 An American Doughter
シリア・ウェストン Celia Weston 「ラスト・ナイト・オブ・バリフー」

受賞者は リン・シグペン (2回目のノミネートで、今回が初受賞)


ジュリー・アンドリュースから引き継いだ「ビクター・ビクトリア」に出演する
ラクエル・ウェルチ Raquel Welch (まだまだ妖艶なお姿です)が発表するのは

演劇助演男優賞 
候補者は
テリー・ビーバー   Terry Beaver     「ラスト・ナイト・オブ・バリフー」
ウィリアム・ビフ・マクガイア William "Biff" McGuire 
                「ヤングマン・フロム・アトランタ」 The Young Man From Atranta
ブライアン・マレー  Brian Murray     「子狐たち」 The Little Foxes
オーウェン・ティール    Owen Teale      「人形の家」 A Doll's House

受賞者は オーウェン・ティール 
(英国ロイヤル・シェークスピア・カンパニー出身、初ブロードウェイ)

ライブパフォーマンスの一番手は「スティール・ピア」から♪ Everybody Dance
(1930年代にアトランティックシティに実在したホール「Steel Pier」は
ダンスマラソンの本場として有名だそうです)

授賞式には常連のバーナデット・ピータースが登場
授賞式を前に亡くなられたバーナード・Bジェイコブズ氏へ捧げられた功労賞の報告と
式の前に発表された各部門賞の発表

振付賞    アン・ラインキング  「シカゴ」 Chicago
編曲賞    ジョナサン・チュニック 「タイタニック」 Titanic
脚本賞    ピーター・ストーン      「タイタニック」
作曲・作詞賞 モーリー・イエストン   「タイタニック」
装置デザイン賞 ステュワート・ラング  「タイタニック」
衣装デザイン賞  ジュディス・ドラン   「キャンディード」 Candido
照明デザイン賞  ケン・ビリントン      「シカゴ」
演劇演出賞    アンソニー・ペイジ    「人形の家」
ミュージカル演出賞 ウォルター・ボビー    「シカゴ」
地方劇場表彰    カリフォルニア州 バークレー・レパートリー劇場

「ザ・ライフ」 The Life は、最も荒れていた80年代ニューヨークの42丁目が舞台
夜の世界に生きる男と女の葛藤をソウルフルに歌いあげたミュージカル
娼婦のお話ということで(?)
♪My Bodyのナンバーを、見た目も歌唱力も迫力ある女性キャストがパフォーマンス(確かにパワフル~!)

「オズの魔法使い」でブロードウェイデビューしたロザンヌ Roseanne の登場では
コメディエンヌだけあって会場をわかしてました

ミュージカル助演男優賞
候補者は
ジョエル・ブラム     Joel Blum 「スティール・ピア」 Steel Pier
チャック・クーパー    Chuck Cooper  「ザ・ライフ」 The Life
アンドレ・デ・シールズ  André De Shield 「プレイ・オン!」 Play On!
サム・ハリス        Sam Harris 「ザ・ライフ」

受賞者はチャック・クーパー 初めてのノミネートで受賞ということで感激のスピーチでした

リップ・トーン Rip Torn
(1955年に陸軍を除隊してNYへ来て、「熱いトタン屋根の猫」に出演するチャンスを掴み
 陸軍で学んだ規律は役者にも通じると、40年以上一度も公演を休んだことがないのが私の名誉だと)
がプレゼンターで発表するのは

ミュージカル助演女優賞
候補者は
マーシャ・ルイス     Marcia Lewis 「シカゴ」
アンドレア・マーティン Andrea Martin 「キャンディード」
デブラ・モンク     Debra Monk   「スティール・ピア」
リリアス・ホワイト  Lillias White    「ザ・ライフ」

受賞者はリリアス・ホワイト(初めてのノミネートで受賞、こちらも大喜びで感動のスピーチ)


「アニー」 Annie のライブパフォーマンスでは、もちろん アニーが歌う ♪Tomorrow
私の中でミュージカルが許されるのは英語だけ(他の外国語ミュージカルを見たことないのに断定です)
日本の演劇を否定はしませんが、ミュージカルだけは拒絶反応が
つまり劇団○○など、只券もらっても観たいと思わない
ので、やっぱ子役でもすごい歌唱力のアニーは、鳥肌もので引き込まれます(犬もすごいわ!)

マンディ・パティンキン Mandy Patinkin (シカゴ・ホープやクリミナル・マインド)はサングラス姿で登場
角膜移植を受けたばかりと言うことで、アイバンクへの登録を呼びかけていました

ミュージカル主演女優賞
候補者は
パメラ・アイザックス  Pamela Isaacs   「ザ・ライフ」
ビビ・ニューワース   Bebe Neuwirth   「シカゴ」
トーニャ・ピンキンス  Tonya Pinkins   「プレイ・オン!」
カレン・ジエンバ    Karen Ziemba   「スティール・ピア」

受賞者は ビビ・ニューワース 
(スウィート・チャリティーに続き2度目の受賞、確かに会場の拍手が一番大きかった)
色白の肌に赤いドレスに赤いルージュ、セクシーヴォイスと、なんとも妖艶な俳優さんです

「キャンディード」 Candido (伝説の英雄の冒険物語)のライブパフォーマンス
楽観主義の主人公キャンディード、波乱万丈の恋と冒険の物語
原作はフランスの哲学者ヴォルテール
♪ Bon Boyage

「マスター・クラス」でマリア・カラスを演じているディキシー・カーター Dixie Carter がプレゼンターで登場

ミュージカル主演男優賞
候補者は
ロバート・クチオリ   Robert Cuccioli  「ジキルとハイド」Jekyll&Hyde
ジム・デール       Jim Dale 「キャンディード」 Candido
ダニエル・マクドナルド Daniel McDonald 「スティール・ピア」 Steel Pier
ジェイムス・ノートン   James Naughton 「シカゴ」 Chicago

受賞したのはジェイムス・ノートン James Naughton
(1990年のシティー・オブ・エンジェルズに続いて2度目の受賞)

「ワンス・アポン・ア・マットレス」 Once Upon A Mattress のパフォーマンスでは
サラ・ジェシカ・パーカーがプリンセス役で登場してましたが
さすが子供の頃アニーでミュージカルデビューしただけあって歌もそこそこのもの?
サラ・ジェシカは現代ものより、コスチュームものが似合う気がしないでもない
王子と風変わりな王女の結婚をめぐり繰り広げられるコメディ・ミュージカル
(童話、「豆粒の上に寝たお姫様」が原作
♪ Shy

「欲望という名の電車」でスタンリー役を演じたアレック・ボールドウィン Alec Baldwin が登場
(初めて観たミュージカルはジョン・カラム主演の「シェナンドー」だったそうです)
プレゼンターを務めるのは演劇主演女優賞

候補者は
ジュリー・ハリス   Julie Harris  「ジン・ゲーム」
シャーリー・ナイト      Shirley Knight 「ヤング・マン・フロム・アトランタ」
ジャネット・マクティアー  Janet McTeer  「人形の家」
(どこかで見たお顔だと思ったら、TV版「分別と多感」で母親役を演じていた俳優さんでした)
リア・ウィリアムズ      Lia Williams    「スカイライト」Skylight

受賞者はジャネット・マクティアー Janet McTeer この時の髪型はベリーショートでした
英出身でブロードウェイ初舞台での受賞ということで、スピーチもステキだったし
(英国人って簡潔で捻りのきいたスピーチするのよね)
確かに他のTVドラマでの存在感もすごかったから、納得できる

2歳の時にブロードウェイで「ピーターパン」を観たという
スーザン・サランドン Susan Sarandon が紹介するのは


演劇主演男優賞候補者は

ブライアン・ベッドフォード  Brian Bedford 「ロンドン・アシュランス」Rondon Assurance
マイケル・ガンボン     Michael Gambon  「スカイライト」 Skylight
クリストファー・プラマー  Christopher Plummer  「バリモア」    Barrymore
アントニー・シェール    Antony Sher   「スタンリー」 Stanley

受賞者は トラップ大佐として有名なクリストファー・プラマー Christopher Plummer
(1974年以来2度目の受賞)、スピーチもスマートでした


「シカゴ」のライブパフォーマンス は、もちろん ♪All That Jazz 
1920年代のシカゴが舞台、殺人を犯した女たちが悪徳弁護士の力で次々スターになって行く物語
鳥肌がたった~!!

730回公演した「ビクター/ビクトリア」を降板する、ジュリー・アンドリュース Julie Andrews の登場

リバイバルミュージカル賞
候補作品は
「アニー」  Annie
「キャンディード」  Candido
「シカゴ」      Chicago
「ワンス・アポン・ア・マットレス」 Once Upon A Mattress

受賞作は 「シカゴ」
プロデューサーの呼びかけで出演者がステージに集合
プロデューサーのフラン・ワイスラーとバリー・ワイスラーがスピーチを


1980年「この命誰のもの」でトニー賞特別賞を受けたメアリー・タイラー・ムーアがプレゼンターで
(3歳の時、祖父に「将来は舞台女優か刑務所行きだ」と言われ
 8歳の時不良グループから仲間はずれにされ将来が決まったというエピソードを披露)
リバイバル演劇作品賞
候補作品は

「人形の家」A Doll's House
イプセンの古典、ジャネット・マクティアーとオーウェン・ティール主演

「プレゼント・ラフター」 Present Laughter
1943年ノエル・カワード作 主演はフランク・ランジェラ

「ロンドン・アシュアランス」 London Assurance
アイルランドの劇作家 Dion Bouchicaultが、1841年に発表したコメディ
ブライアン・ベドフォード主演

「ジン・ゲーム」 The Gin Game
1977年にピューリッツァー賞を受賞したDLコバーンの作品
ジュリー・ハリスとチャールス・ダーニング主演

受賞作は「人形の家」プロデューサー、ビル・ケンライトとセルマ・ホルト


「タイタニック」Titanic の、ライブパフォーマンス
1912年イングランド、サザンプトンを出航する直前のタイタニック号というシーンで
マイケル・セルヴェリス(フリンジの監視人だわ)の口上からキャスト総出演の大合唱

「ファン・ダリアン」 Juan Darien は、スクリーンでの作品紹介
日本の文楽人形に影響を受けたものなど、様々なスタイルの人形を使った
幻想的なミュージカルということです


「ローマで起こった奇妙な出来事」に出演中のウーピー・ゴールドバーグが発表するのは

ミュージカル作品賞
候補作は
「スティール・ピアー」 
「ザ・ライフ」   
「タイタニック」    
「ファン・ダリアン」  

受賞したのは「タイタニック」でした

何故かここで録画が切れてしまっているので、全部ではないはず
残念ながらどんなだったか観られませんでした
今回の感想は短いライブパフォーマンスの中でも一番だったのはやっぱり「シカゴ」で
いい加減、映画版を観なくてはという気にさせられました。

切れてたシーンは、これくらいだと思うけど・・何で切れてたのか見直すまで気づかなかった(残念)
演劇演出賞
「人形の家」 の Anthony Page
「スタンレイ」 の John Caird
「スカイライト」 の Richard Eyre
「ジン・ゲーム」 の Charles Nelson Reilly

演劇作品賞
The Last Night of Ballyhoo
Skylight
Stanley
The Young Man From Atlanta

 
NCIS の コート・デ・パブロ Cote de Pablo が「エヴィータ」の作品紹介を
ラテンの要素を加えて生まれ変わった正統派作品で
アルゼンチンの貧民街から宮殿まで上り詰めた女性の話
アルゼンチン女優が初出演、チェ役はグラミー受賞スターのリッキー・マーティン Ricky Martin
ショートパフォーマンスはエバ役のエレーナ・ロジャー Elena Roger とリッキー・マーティンと他キャストで
♪And The Money Kept Rolling On(In?)
(リッキー・マーティンさん、オープニングでお顔を見てびっくりしたけど
 かつてのセクシー・ガイは舞台でかつやくしてらしたのね)

 
ミュージカル装置デザイン賞
「Once ダブリンの街角で」 の ボブ・クロウリー Bob Crowley
「ゴースト」  の Rob Howell and Jon Driscoll
「ニュージーズ」 の Tobin Ost and Sven Ortel
「スパイダーマン」「ターン・オフ・ザ・ダーク」  の  George Tsypin

リバイバル作品「ゴッドスペル」Godspell のショートパフォーマンスは
♪ Day By Day  ♪Light of the World

パティ・ルポン Patti LuPone とマンディ・パティンキン Mandy Patinkin のお2人は
ベテラン舞台俳優さんらしい余裕で、ショートコントならぬショートミュージカルで盛り上げて
ミュージカルリバイバル作品賞の発表

Evita    「エヴィータ」

Follies   「フォーリーズ」

The Gershwins' Porgy and Bess 「ポーギーとベス」
(プロデューサーのジェフリー・リチャーズがスピーチ)

Jesas Christ Superstar    「ジーザス・クライスト・スーパースター」


トニー賞受賞4回のハーヴェイ・ファイアスティーン Harvey Fierstein が登場
(上半身は正装でも、下は海パンに浮輪スタイルで会場を沸かしてました)
相変わらず特徴のあるお声で、カリブ海の豪華クルーズ船内からの生中継 
「ヘアスプレイ」 Hairspray の紹介を
ショートパフォーマンスはオールキャストの皆さんかな
♪ Good Morning Baltimore ♪Nicest Kids in Town



特別賞 エマニュエル・エイゼンバーグ Emanuel Azenberg (伝説的プロデューサー)
     

イザベル・スティーヴンソン賞 バーナデット・ピータース Bernadette Peters

特別賞
    俳優組合

地方劇場賞 
シェイクスピア・シアター・カンパニー  Shakespeare Theatre Company (ワシントン D.C.)

特別賞     ヒュー・ジャックマン   Hugh Jackman
 デブラ・リー・ファーネス(ヒュー・ジャックマンの奥様)が夫の功績を称えて
 
プレゼンターとして登場、ステージに上がったヒューさんは知らなかったとのことですが
 なんにせよ奥様と仲がよろしいことで
(有名になると長年連れ添った奥様を捨てる俳優さんも多いのに、その点ヒューさんは今のところ合格点)

キャンディス・バーゲン Candice Bergen さん登場!
(あちゃ~、マーフィー・ブラウンもすっかり貫禄ついてしまったのね~)がプレゼンターで発表するのは
ミュージカル主演男優賞

Danny Burstein  ダニー・バーステイン 「フォーリーズ」
(「ロウ&オーダー」「ロウ&オーダー:SVU」「ボード・ウォーク・エンパイアー」等)

Jeremy Jordan  ジェレミー・ジョーダン  「ニュージーズ」
(「ロウ&オーダー:SVU」)

Steve Kazee  スティヴ・カジー  「Once ダブリンの街角で」
(初ノミネート初受賞、TVドラマでは「ミディアム」「ナンバーズ」「NCIS」「CSI」等にも)

Norm Lewis   ノーム・ルイス   「ポーギーとベス」
(舞台以外では「SATC 2」や「ダナ&ルー リッテンハウス女性クリニック」等で観たことあったのね)

Ron Raines   ロン・レインズ   「フォーリーズ」
(長いTVシリーズに出演されてたようで、あちらではよく知られた俳優さんなのかな)

引き続き
演劇主演男優賞

James Cordon     ジェームズ・コーデン    「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」
(初受賞、英国俳優さん、TVドラマでは「ドクター・フー」等
 英国訛りのスピーチでは感激のせいか声がかすれてましたが感動は伝わった)

Philip Seymour Hoffman  フィリップ・シーモア・ホフマン  「セールスマンの死」
(少し前に観たマーサ・スチュアートショウに出ててびっくりしたけど、映画の番宣だからかな
 どうもカポーティを観てから、普通の役が意外に思えて、そんなふうに思ってしまうのかも)

James Earl Jones     ジェームズ・アール・ジョーンズ    Gore Vidal's The Best Man
(ダース・ベイダーの声でお馴染ですが、出演作の多さにびっくりで、ドラマ出演も多々ありでした)

Frank Langella       フランク・ランジェラ   Man and Boy
(イメージ的に演技派俳優さんって印象ですが、よく考えたらあまり出演作観てなかった・・ってことで
 ミニトリビアでウーピーさんの元彼ってことにびっくり・・・って前にもびっくりしたかも?)

John Lithgow       ジョン・リスゴウ     The Columnist
(多分初めて観たのが「ガープの世界」、これが強烈な印象だったから
 TVドラマの「サード・ロック・フロム・ザ・サン」が大人気と知り
 いつかこっちでもやって欲しい!って思ってた時期もあったけど
 結局このドラマが来たのかどうかもわからないまま、今に至るわけで
 バイオでは両親揃って演劇関係、ハーヴァード大優等で卒、ロンドンで演技を学び・・みたいな
 やっぱ生き残ってる俳優さんって、学歴も大いに関係してるのかな)

「奇跡を呼ぶ男」Leap of Faith のショートパフォーマンスはラウル・エスパルザ Raul Esparza 他の皆様で
(ラウルさん「カンパニー」の時とは別人のようで全然わからなかった)
♪ Rise Up

ミュージカル照明デザイン賞
「Once ダブリンの街角で」の ナターシャ・カッツ Natasha Katz
「ポーギーとベス」 の Christopher Akerlind
「フォーリーズ」 の ナターシャ・カッツ
「ゴースト」ミュージカル版の Hugh Vanstone

演劇照明デザイン賞
「ピーターと星の守護団」 の ジェフ・クロイター Jeff Croiter
「ロード・トゥ・メッカ」 の Peter Kaczorowski
「セールスマンの死」 の Brian MacDevitt
「アザー・デザート・シティーズ」の Kenneth Posner

大御所 クリストファー・プラマー Christopher Plummer さんがプレゼンターで登場
演劇主演女優賞

Nina Arianda  ニーナ・アリアンダ   Venus in Fur 「毛皮のヴィーナス」
(昨年も「ボーン・イエスタディ」でノミネートでしたが、今回が初受賞
 スピーチはプレゼンターのプラマーさんにも感激していたようで、ハスキーヴォイスの感激スピーチでした
 TVドラマでは「グッド・ワイフ」や映画「ミッドナイト・イン・パリ」等)

Tracie Bennett   トレイシー・ベネット  End of the Rainbow 「エンド・オブ・ザ・レインボウ」
(英国出身俳優さんのよう)

Stockard Channing  ストッカード・チャニング Other Desert Cities
(最近のトニー賞受賞式では常連さんのようですが
 バイオチェックしたらラドクリフ大で学んだお嬢様だったのね
 外見から肉感的な庶民派って印象を受けていたので、失礼しましたというところです)

Linda Lavin     リンダ・ラヴィン   The Lyons 「ザ・ライオンズ」
(「ソプラノズ」「ロウ&オーダー:CI」「OC」ゲスト出演等

Cynthia Nixon  シンシア・ニクソン    Wit 「ウィット」
(「SATC」で初めて知りましたが、シンシアさんも舞台のほうが本領発揮って感じか
 「ロウ&オーダー」のS1でフレッシュなシンシアさんを観られたのでスパドラさんに感謝)


引き続いて

ミュージカル主演女優賞の発表


Jan Maxwell   ジャン・マックスウェル      「フォーリーズ」
(「ゴシップ・ガール」「ロウ&オーダー」等ゲスト出演)

Audra McDonald オードラ・マクドナルド 「ポーギーとベス」
(2007年の受賞式で観たショートパフォーマンスだけでも圧巻でしたが、5回目のトニー賞受賞
 確かに今回のショートパフォーマンスでも文句なしに圧巻、スピーチも感動的でした
 ドラマ出演では「ホミサイド」「ロウ&オーダー:SVU」2005年TV版「アニー」「キッドナップ」
 「グレイズ・アナトミー」「プライベート・プラクティス」等と多々)

Cristin Milioti クリスティン・ミリオティ 「Once ダブリンの街角で」
(「ソプラノズ」「グッド・ワイフ」「30ロック」等ゲスト出演)

Kelli O'Hara   ケリ・オハラ 「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」
(デヴィッド・ハッセルホルフのTVミュージカル版「ジキルとハイド」・・・どこかに録画保存してある
 「ナンバーズ」等にも)

Laura Osnes ローラ・オズネス  「ボニー&クライド」 Bonnie & Clyde
(若手なのか、舞台専門なのか、TV出演作はなかった)

「ブック・オブ・モルモン」で昨年受賞したトレイ・パーカー(相変わらずのおふざけモードで)と
マット・ストーンが発表するのは
ミュージカル作品賞

「奇跡を呼ぶ男」

「ニュージーズ」

「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」

「Once ダブリンの街角で」
(プロデューサーのフレデリック・ゾロがスピーチを)


最後もニール君登場で、時間が無いと言いつつラストまで計算しつくした(ちょっと切れた?)
今回のショウを振り返ったソング ♪ If I Had Time には、お見事というしかない!

今回の感想はやや地味な印象で、すご~い!ってパフォーマンスが少なかったような

・・・(あくまで素人目です)





2012年6月10日 ニューヨーク ビーコン・シアター 
(今年NHK生中継なかったってことは、来年はひょっとして放送すらないかも
 アカデミー賞受賞式もそうやって消えた気がする、去年の力の入れようは何だったの?って感じ
 お金かけるとこ間違えちゃ~いませんか!HNKさんYo!)
NHK編集のレッドカーペットで少しだけお顔が見れたのは、ヒュー・ジャックマン夫妻
リッキー・マーティン、エレーナ・ロジャー、マイケル・セルヴェリス(フリンジの監視人さん)
バーナデット・ピータース、ハーヴェイ・ファイアスティーン、ジェームズ・E・ジョーンズ、オードラ・マクドナルド

オープニングは
リッキー・マーティン、マシュー・ブローデリック、シンシア・ニクソン、ジェームズ・アール・ジョーンズ
ジュディス・ライトを絡めての(戸口に現われて本を勧めるって、宗教勧誘パターンの基本ですね)
昨年のミュージカル受賞作品「ブック・オブ・モルモン」から宣教師に扮したキャストによる 
♪Hello のパフォーマンス

司会のニール・パトリック・ハリス Neil Patrick Harris 君が登場(今回で司会は3回目)して
ジョーク交じりのご挨拶のあとは、♪ What If Life Were More Like Theater で歌とダンスを披露
「マンマ・ミーア」のアマンダ・サイフリッド、メリー・ポピンズ、パティ・ルポン
ジェシー・タイラー・ファーガソン、秋に始まる「アニー」からアニーも登場

この秋「グレイス」でBWに復帰するPaul Rudd ポール・ラッドが最初のプレゼンターで登場

演劇助演女優賞 (以下太文字が受賞者)

Linda Emond リンダ・イーモンド 
Arthur Miller's Death of a Salesman 「セールスマンの死」
(「LAロウ」「NYアンダーカバー」「ソプラノズ」「サード・ウォッチ」「ロウ&オーダー」の各シリーズ等々
 結構観てきたものにゲスト出演多々でした)

Spencer Kayden スペンサー・ケイデン  Don't Dress for Dinner 「ドント・ドレス・フォー・ディナー」

Celia Keenan-Bolger シリア・キーナン=ボルジャー       
       Peter and the Starcatcher 「ピーターと星の守護団」
(「ロウ&オーダー」のS17で観てたのね)

Judith Light  ジュディス・ライト      Other Desert Cities 「アザー・デザート・シティーズ」
(昨年「ロンバルディ」でノミネート、今回が初受賞
 スピーチは「アグリー・ベティ」のミード夫人のまんまでした)

Condola Rashad コンドーラ・ラシャド     Stick Fly  「スティック・フライ」
(「グッド・ワイフ」「ロウ&オーダー:CI」等ゲスト出演、ラシャドってどこかで聞いた覚えが・・って思ったら
 やっぱり母上がフィリシア・ラシャドさんだったのね)

ニック・ジョナス Nick Jonas(まゆ毛のジョナス兄弟の一人ね)が紹介するのは
 Newsies 「ニュージーズ」
1992年製作の映画が原作、1899年に起きたストライキを描いている
(映画版では主人公ジャック・ケリーをクリスチャン・ベールが演じる、これって映画版観たことあるような・・・)
ジャック・ケリー役のジェレミー・ジョーダンとキャストによるショートパフォーマンスは
 ♪Once And For All ♪Seize the Day
(ダンサーの中に今観てるアメリカンダンスアイドルS7のトップ10の一人、アレックスがいたような?)


編曲賞 
「Once ダブリンの街角で」の マーテイン・ロウ Martin Lowe
「ポーギーとベス」の   William David Brohn and Christopher Jahnke
「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」の Bill Elliott
「ニュージーズ」の Danny Troob

振付賞 
「ニュージーズ」の クリストファー・ガテリ Christopher Gattelli
「エヴィータ」の  Rob Ashford
「Once ダブリンの街角で」の Steven Hoggett
「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」の Kathleen Marshall


映画「マンマ・ミーア」の娘役 アマンダ・サイフリッド Amanda Seyfried がプレゼンター
ミュージカル助演男優賞

Phillip Boykin  フィリップ・ボイキン     The Gershwins' Porgy and Bess 「ポーギーとベス」

Michael Cerveris マイケル・セルヴェリス   Evita 「エヴィータ」
(「フリンジ」のスキンヘッドの監視人さんでした~、「ロウ&オーダー:CI」他ゲスト出演あり)

David Alan Grier  デヴィッド・アラン・グリア  The Gershwins' Porgy and Bess
(「ロウ&オーダー:SVU」の他にもドラマゲスト出演多数)

Michael McGrath  マイケル・マクグラス  Nice Work if You Can Get It
(初受賞、「メンフィス」2009や「スパマロット」2005等BW作品に多々出演)

Josh Young    ジョッシュ・ヤング  Jesus Christ Superstar 「ジーザス・クライスト・スーパースター」


バーナデット・ピーターズ Bernadette Peters(2度受賞)が Follies「フォーリーズ」の作品紹介で登場
(トニー賞受賞式の常連さんだと思うけど、今回滑舌がやや気になった)
お話は、昔の{フォーリーズ}の仲間が劇場の解体前日に再会、辛い現実に直面する年を重ねた者たちが
過去の栄光を思い出すのですが、そこに若い頃の彼らの幻影が登場し、ウソが暴かれ大騒ぎになる
ショートパフォーマンスは主演のバディ役ダニー・バースティンと、2ガールズで
♪The God-Why-Don't-You-Love-Me Blues

「ゴースト」ミュージカル版 のショートパフォーマンス
Da'Vine Joy Randolph と 男性キャスト2人(名前わからず)で
♪ Unchained Melody ♪I Had A Life (やっぱアンチェインド・メロディはライチャス・ブラザーズよね)


昨年のミュージカル助演男優賞受賞者ジョン・ラロケット(ラロクエット)がプレゼンターで登場

ミュージカル演出賞

「ニュージーズ」の ジェフ・カルフーン Jeff Calhoun
Nice Work if You Can Get It の キャスリーン・マーシャル Kathleen Marshall
「ポーギーとベス」の ダイアン・ポーラス Diane Paulus
「Once ダブリンの街角で」 の ジョン・ティファニー John Tiffany (BW初演出作品で、初受賞)

演劇演出賞

One Man,Tow Guvnors 「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」のニコラス・ハイトナー
Clybourne Park     「クライボーン・パーク」のパム・マッキノン
Arthur Miller's Death of a Salesman 
「セールスマンの死」の マイク・ニコルズ  Mike Nichols 
(卒業」の監督として記憶に残ってるニコルズさん、これまで演出家やプロデューサーとして15回ノミネート
 今回で8回目の受賞、客席には奥様であるABCのニュースアンカー、ダイアン・ソーヤさんの姿も)
Peter and the Starcatcher 「ピーターと星の守護団」の ロジャー・リーズとアレックス・ティンバース

来年BWにカムバックのベン・ヴェリーン Ben Vereen が紹介するリバイバルミュージカル作品は
「ジーザス・クライスト・スーパースター」

1971年初演のロックオペラで、キリスト最後の日々がユダの目を通して描かれるというもの
パフォーマンスはユダ役のジョッシュ・ヤングとキャストたちで
♪Superstar
(ジョッシュ・ヤングさん歌唱力もなかなかだったけど、ルックスもなかなかの魅力があるような・・
 基本ラテン系は好みじゃないけど、なんかセクシーガイでしたわ・・ラテン系ではないかも)

ニール君がスパイダーマンスタイルで天井から吊り下がっての登場で会場の笑いを誘いつつ
アメリカン・シアター・ウィングの紹介をするテッド・チェイピン会長とアンジェラ・ランズベリーの紹介を
お2人がATWの説明をしている間も、ぶら下がったままだから(これも計算?)会場を退屈させなかった

今秋「女相続人」でBWデビューするジェシカ・チャスティン Jessica Chastain がプレゼンターで登場
(なんつードレス!、遠目にはとても綺麗だけど上半身だけ観てるとフィギュアスケーターかい?ってね
 これはワーストドレッサー入りか?それともベスト?)


演劇助演男優賞

Christian Borle  クリスチャン・ボール     「ピーターと星の守護団」
(初受賞、「ロウ&オーダー」S11にゲスト出演
 ミニトリビアとして、舞台で活躍のサットン・フォスターさんと結婚してたけど離婚)

Michael Cumpsty  マイケル・カムプスティ    End of the Rainbow  「エンド・オブ・ザ・レインボウ」
(「LAロウ」「ロウ&オーダー」、最近では「ボードウォーク・エンパイアー」等ゲスト出演多々)

Tom Edden   トム・エッデン         「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」
(英国俳優さんかな)

Andrew Garfield  アンドリュー・ガーフィールド    「セールスマンの死」
(映画「ソーシャル・ネットワーク」、今度来る「アメージング・スパイダーマン」では主役のよう)

Jeremy Shamos  ジェレミー・シェイモス        「クライボーン・パーク」
(「ダメージ」「フリンジ」「ロウ&オーダー:CI」等ゲスト出演)


「グリー」でお馴染のマシュー・モリソン Matthew Morrison が Nice Work if You Can Get It の紹介
1920年代の豪邸が舞台、ガーシュウィン兄弟の名曲、華やかなダンスシーンの数々
ショートパフォーマンスは ケリー・オハラによる♪Someone to Watch Over Me
マシュー・ブローデリックと美脚ダンサーズによる♪Sweet and Lowdown



ミュージカル脚本賞

Lysistrata Jones の Douglas Carter Beane

Newsies の Harvey Fierstein
(「トーチ・ソング・トリロジー」や「ラ・カージュ・オ・フォール」や「ヘアスプレイ」でお馴染のハーヴェイさん
 まだまだ活躍されてて嬉しい!)


Nice Work if You Can Get It の Joe DiPietro
(2010年の「メンフィス」ではオリジナル楽曲賞受賞で受賞)

「Once ダブリンの街角で」 の Enda Walsh  エンダ・ウォルシュ
(ロンドン在住のアイルランド人、初ノミネートで初受賞)


ミュージカル音響デザイン賞

「Once ダブリンの街角で」 の  Clive Goodwin クライヴ・グッドウィン
「ポーギーとベス」 の         Acme Sound Partners
「フォーリーズ」  の           Kai Harada
「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イト」の   Brian Ronan

ジェームズ・マースデンJames Marsden(「魔法にかけられて」のおもしろ王子役)がプレゼンター
ミュージカル助演女優賞

Elizabeth A. Davis エリザベス・A・デイヴィス     「Once ダブリンの街角で」

Jayne Houdyshell  ジェイン・ハウディシェル      Follies 「フォーリーズ」
(「サード・ウォッチ」「ロウ&オーダー」各シリーズゲスト出演)

Judy Kaye     ジュディ・ケイ             Nice Work if You Can Get It
(1988年「オペラ座の怪人」以来2度目の受賞、「ロウ&オーダー」S13、S10では判事役でゲスト出演)

Jessie Mueller ジェシー・ミューラー On a Clear Day You Can See Forever 「晴れた日に永遠が見える」

Da'Vine Joy Randolph ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ Ghost the Musical(映画「ゴーストのミュージカル版)



昨年演劇助演女優賞を受賞したエレン・バーキン Ellen Barkin が登場して
今年の演劇作品を振り返る{演劇この1年}

Peter and the Starcatcher 「ピーターと星の守護団」はショートパフォーマンスあり(その他はスクリーンで)

Master Class 「マスター・クラス」    「キャグニー&レイシー」のタイン・デイリー出演
Man and Boy 「マン アンド ボーイ」  フランク・ランジェラ出演
The Mountain Top 「マウンテントップ」 サミュエル・L ジャクソン、アンジェラ・バセット出演
The Clumnist  「コラムニスト」      ジョン・リスゴウ出演
Clybourne Park 「クライボーン・パーク」 ジェレミー・シェイモス出演
Wit         「ウィット」        シンシア・ニクソン出演  (エマ・トンプソンの映画版もあるよう)
Other Desert Cities 「アザー・デザート・シティーズ」 ジュディス・ライト、ストッカード・チャニング出演

One Man,Two Guvnors 「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」は主演のジェームズ・コーデンのパフォーマンス

Magic/ Bird   「マジック/バード」  マジック・ジョンソンとラリー・バードのお話?
Seminar     「セミナー」      アラン・リックマン出演
Gore Vidal's The Best Man 「ゴア・ヴィダルのザ・ベスト・マン」 
ジェームズ・アール・ジョーンズ、アンジェラ・ランズベリー、キャンディス・バーゲン、ジョン・ラロケット出演
Ch'ing・lish 「チングリッシュ」 Jennifer Lim Gary Wilmes 出演
The Lyons 「ザ・ライオンズ」 リンダ・ラヴィン出演
The Road To Mecca 「ロード・トゥ・メッカ」 ローズマリー・ハリス、ジム・デイル、カーラ・グゥギーノ出演

End of the Rainbow 「エンド・オブ・ザ・レインボウ」では
ジュディ・ガーランドに扮したトレイシー・ベネットのショートパフォーマンスありで
♪You Make Me Love You

Relatively Speaking 「レラティヴリー・スピーキング」 役者さん多すぎでパス
A Streetcar Named Desire 「欲望という名の電車」  ブレア・アンダーウッド ニコル・アリ・パーカー出演
Don't Dress for Dinner 「ドント・ドレス・フォー・ディナー」 ベン・ダニエルズ、ジェニファー・ティリー出演
Stick Fly 「スティック・フライ」                  コンドラ・ラシャド出演
Venus in Fur 「毛皮のヴィーナス」     ニーナ・アリアンダ出演
Noel Goward's Private Lives 「プライヴェート・ライヴス」  キム・キャトル出演
締めくくりはトレイシー・ベネットが歌う ♪The Trolley Song 

再び司会のニール君登場で、楽曲賞の歴史に敬意を表して過去の作品のメドレー
♪「南太平洋」1950「キャバレー」1967「ハロー・ドリー」1964「コーラスライン」1976
 「オリバー!」1963「キャッツ」1983「アニー」1977「キャバレー」「ラ・カージュ・オ・フォール」1984
 「エヴィータ」1980「アベニューQ]2004
 「ヘアスプレー」2003「20世紀号に乗って」1978「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」2005
 「イントゥ・ザ・ウッズ」1988「イン・ザ・ハイツ」2008「屋根の上のヴァイオリン弾き」1965
 「スウィーニー・トッド」1979「サンセット大通り」1995「ビッグ・リバー」1985
 「タイタニック」1997「コーラスライン」「カンパニー」1971「レント」1996
 「ザ・ウィズ」1975「スウィーニー・トッド」「恋の手ほどき」1974「蜘蛛女のキス」1993
 「ラ・マンチャの男」1966「カンパニー」「ブック・オブ・モルモン」2011
を、歌いきってのオリジナル楽曲賞のプレゼンター紹介に(お見事!)

オリジナル楽曲賞のプレゼンターはシェリル・クロウ Sheryl Crow

「ボニー&クライド」 曲 フランク・ワイルドホーン 詩ドン・ブラック 
「ニュージーズ」   曲 アラン・メンケン 作詞ジャック・フェルドマン
(アラン・メンケンは4度目のノミネートで初受賞、ジャック・フェルドマンも初受賞)
「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」 曲・詩 グラント・オールディング
「ピーターと星の守護団」 曲 ウェイン・バーカー 詩 リック・エリス


グラミー賞6回受賞のビービー・ワイナンズ Be Be Winans が紹介する作品は「ポーギーとベス」
ガーシュウィン兄弟の名曲が核となる作品、1935年の初演はNYで初めてアフリカ系出演者のみの公演
ショートパフォーマンスはベス役のオードラ・マクドナルド Audra McDonald ♪ Summertime
ポーギー役のノーム・ルイス Norm Lewis ♪ I Got Plenty of Nothing
スポーティング・ライフ役の デヴィッド・アラン・グリア ♪ It Ain't Necessarily So
キャストのダンスと 最後はポーギとベスの ♪I Love Porgy で締めくくり
(やっぱオードラさんの歌唱力半端ない、今回一番見どころあるパフォーマンスだった)


演劇音響デザイン賞
「ピーターと星の守護団」のダロン・L ウェスト Darron L. West
「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」の Paul Arditti
「セールスマンの死」の Scott Lehrer
「エンド・オブ・ザ・レインボウ」の Gareth Owen

演劇衣装デザイン賞
「ピーターと星の守護団」の パロマ・ヤング Paloma Young
「ドント・ドレス・フォー・ディナー」の William Ivey Long
「欲望という名の電車」の Paul Tazewell
「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」の Mark Thompson

劇作家で俳優、演出家 制作者でもあるタイラー・ペリー Tyler Perry がプレゼンターの
演劇リバイバル作品賞


Arthur Miller's Death of a Salesman 「セールスマンの死」
(プロデューサーのスコット・ルーディンがスピーチ)

Gore Vidal's The Best Man      「ゴア・ヴィダルズ・ザ・ベスト・メン」

Master Class          「マスター・クラス」

Wit       「ウィット」

ジョシュ・グローバン Josh Groban が紹介するのは「Once ダブリンの街角で」
アイルランドの音楽家とチェコ移民が音楽で心を通わせる作品(確か映画で観たはず・・・)
ショートパフォーマンスは青年役スティーヴ・カジー Steve Kazee のギター弾き語りと 、他キャスト
ガール役は クリスティン・ミリオティで ♪Gold (あの歌は劇場で、ってことかしら?)


ミュージカル衣装デザイン賞
「フォーリーズ」の グレッグ・バーンズ Gregg Barnes
「ポーギーとベス」の ESosa
「スパイダーマン」「ターン・オフ・ザ・ダーク」の石岡 瑛子(頑張ったね日本)
「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」の Martin Pakledinaz


演劇装置デザイン賞 
「ピーターと星の守護団」の ドニエル・ワール Donyale Werle
「アザー・デザート・シティーズ」 の John Lee Beatty
「クライボーン・パーク」の Daniel Ostling
「ワン・マン、ツー・ガヴァナーズ」の Mark Thompson

「ビッグバン・セオリー」でお馴染、現在BW作品「ハーヴェイ」 Harvey に出演中の
ジム・パーソンズ James Joseph "Jim" Parsons がプレゼンターで
演劇作品賞各作品の内容紹介と最優秀賞の発表

「クライボーン・パーク」  ブルース・ノリス Bruce Norris

土地の縄張り意識のお話で、人種と土地問題を痛烈に批判している
一幕は1959年、地域のリーダーが黒人への家の販売阻止を図る
二幕の舞台は50年後の同じ家、いまや多数派のアフリカ系住民が再開発の動きに立ち向かう

 スピーチは作家のブルース・ノリス(シカゴのステッペンウルフ劇団所属の劇作家)
 とプロデューサーのジョーダン・ロス

「アザー・デザート・シティーズ」  ジョン・ロビン・ベイツ Jon Robin Baitz 
6年ぶりに両親を訪ねた娘が、家族の秘密を書いた回想録を出版すると打ち明ける
両親はいつものように思いとどまるよう説得、結局家族の意見は対立し、辛い過去と向き合うことに

「ピーターと星の守護団」 リック・エリス Rick Elice 
ピーターパンの誕生秘話
俳優たちは100余の役を演じ分け、子供たちの旅を再現
海賊や邪悪な酋長と戦いながら、謎のトランクと共に航海する
{大人にならない子供}と{ネバーランド}の起源に迫るお話

「毛皮のヴィーナス」  デヴィッド・アイヴス  David Ives 
女優と劇作家が稽古場で出会うお話
作家は神秘的な女優に惹かれ、現実と小説の境目がぼやけていく
話は次第に男女の役割と力関係、欲望や支配の探求へと発展する