先日、スマップの「がんばりましょう」にサンプリングの元ネタがある
という話をしたのだが・・・

その元ネタを提供したナイトフライの2人、
もう1曲ものすごい有名曲のサンプリング元ネタ(たぶん)になっている!

AOR界ではかなり有名な話ではあるのだが・・・
ナイトフライの曲によく似ている曲をリリースしたのが
我らが山下達郎
曲は1982年の大名盤「For you」の1曲目を飾るナンバー「スパークル」であるΣ(゚д゚;)

そして、その元ネタと思われる1曲が・・・
ナイトフライの「If you want it」なのである音譜



マイアミ出身の黒人ボーカリスト、ハワード・ジョンソンと
キューバ出身の白人ギタリストのサンディー・トレノによる2人組、ナイトフライト。

グループ名も相当メロウ感溢れるいい名前で、
さらに「Night flight」でなく「Niteflyte」とスペルする所が
なんともオシャレさんを狙った感があるのだが・・・
残した2枚のアルバムが今なお根強い人気を誇るグループであるラブラブ

1979年にAriola Recordsからアルバム「Nyteflyte」でデビュー。
ビルボードのソウル・チャートで59位、
またシングル「If you want it」が全米チャート37位を記録し、注目を浴びる
しかし、結果的にチャートヒットはこれっきりとなり、
世間的には一発屋さん認定されているのだが・・・
2枚のアルバムでは2人が交互に曲を書いたりもしており、
収録曲が心地良いナイス・メロウだらけ!
という実力派でもある。

このファースト・アルバムでも「Make it right」「Easy come」なんていう
グッとくるスローあり、「All about love」のようなファンキー・ホーンものあり、
とバラエティにとんでいる。

当時、音のオシャレっぷりからアルバム邦題が
「夢のマイアミ・ナイト」とつけられ、
ブラック・コンテンポラリー的な扱いを受けたアルバムだ。

しかし、「If you want it」がその黄昏度、哀愁度において最高点であろう。



おお~!なんとまぁ、メロウな・・・
Danna的には「Hip-notic lady」のような濡れ濡れ感を感じさせる曲だキスマーク
「夢のマイアミ・ナイト」というタイトルに感化されて、
夜の海でじっくり聴いてみたい佳曲なのである。

さて、山下達郎の「スパークル」(ノ´▽`)ノ
どこをサンプリングしたかは一聴しておわかりであろう
イントロのギター・カッティング!

・・・とは言っても達郎さんがハッキリ認めているかよくわからないので
完璧なサンプリングだと断言できないのだが・・・

ナイトフライトの、緩く、あま~く奏でられるギターの音色から
達郎さんは耳をつんざく雷のようなサウンドを構築したのではないかと思われるクマ
ああ、どっちも素敵でカッコいい・・・


どっちにしろ、「記録よりも記憶に残る」という観点からいうと・・・
ナイトフライトの2人には、どこか
日本人の琴線に触れるメロディー・メイカーとしての才能
があったのであろうわんわん
サンプリングされることによって
末長く(特に日本で)記憶に残ることになった珍しいグループでもあるのだ!


ペタしてね