がんがん働く | くも膜下出血と脳動脈瘤の体験記

くも膜下出血と脳動脈瘤の体験記

36歳でくも膜下出血と脳動脈瘤を体験した記録です。
発症時の様子、手術時の実況中継、術後の経過、術後仕事の様子、かかるお金のこと、脳卒中全般の簡単な知識、三途の川を渡った後の世界観まで…全て包み隠さずお伝えします(笑)

いや~
今週は、まるで時間がワープしたかのような一週間でした。

うちの職場の年に一度の大イベントにかかりきり。
昨日は、テント4張りも組み立てて張りましたよ・・。

まるでちょうど二か月前に
職場復帰したばかりだということを
すっかり忘れる今週でした。

久々に体使って、がんがん働いた~
体の調子は絶好調で、頭も痛くありません。
やっぱり、ある程度の配慮は必要ですが
自分とすれば、「がんがん働く」とイキイキするようです。

一回目の入院時に、
思い切って主治医に
予後というか余命のことを尋ねたことがあります。

「先生!くも膜下出血発症した人の余命は何年くらいですか?」

ヘラヘラしながら聞く私、
対照的にそれを聞いて
さっと顔色と表情がかわる主治医の先生・・・

「ん、うーん、まだコイル塞栓術は新しい手術方法で、ついこないだ20年後の人のデータが学会で発表されたばっかりだからねぇ・・。でも、今後破裂しないように終生定期観察をしていくことであと50年は持たせないとね」

・・・はっきり教えてくれません。

魑魅魍魎としたネットの世界では、
10年生存率が30%とか40%とか結構低い数字。
だいたい10年後には数割減となっているようです。
(これは脳卒中全体の数字)

かつ再破裂の危険性が大変高いらしいです。
これは主治医からも言われています。

ま、以上のことから
がっつり一日落ち込んだ日が実はありました。
そんな日は、血圧やら心電図やら
異常値を示すことが多くて、
まさに「病は気から!」

自分は「生と死」ということを
これまで随分考えてきたから、
たとえ「自分の寿命」を目前に突きつけられても
きっと悠然としていられるだろう・・・

・・・・思いっきりじたばたしましたねぇ・・。
やっぱりまだまだ覚悟足りてないな私。
それから散々考えました。

でも一日考えて考えてふとでた結論は、

「また破裂するかもといってびくびくしながら生きていくよりも、ある程度体には配慮しながらも、思いっきり生きていくほうが『私らしい』な・・・。そして多分それが死ぬとき後悔しないだろうな」

でした(^^♪

主治医も
「深酒喫煙高血圧糖尿病以外なら何してもよい!」
と言ってくれているので、私の場合、深酒だけ気を付ければ大丈夫!

ということで、
また周囲で見守る人をはらはらさせながら
私はハツラツと生きたいと思います。

・・・ごめんなさい(-_-;)
これしか選択できない懲りない私。