初指名になるかもしれないNからの着信
N「ミナミのどこらへんなのー?」
「とりあえずヒカリ前とかゲーセンらへんでキャッチしてるよ!」
「分かったとりあえずそこらへん行くね」
本当に来るのか、でも毎日キャッチに出てるとそのキャッチホスト達と外だけで喋りかけ何時間も地べたに座り決して行かないミテコ(18歳未満の身分証提示してお店入れない子の俗称)もたくさんいたので話すだけかもな。
Nと無事合流、店どこなの?
おぉ、キター!
喋るだけとかじゃない流れ、人生初の指名の瞬間。
案内するよー!
先輩方、先店戻りまーす!
正直売れてなくずっとキャッチしてる先輩もザラにいたので早い時間に指名でお店に戻るのは気持ち良かった。
初めての指名はシステムとかなんとかもよく分からないがなんとなくで進め、Nは鏡月のフルボトルなので自分も同じもの飲む事にした。
しばらくするとカフェパリ(シャンパンより安価なスパークリングワイン)入れよっかとゆう話になった。
当時大阪ではカフェパリ2万のTAX20%だったので総売24000円だがなんとコール付きだった、やってみたかった。
大丈夫なの?大丈夫なら是非入れてみたいけど…
いいよ( ^ω^ )
ありがとー(`・ω・´)
とゆう事で人生初のシャンパンコール、そしてまさかのもう1本もいただきました!
当時のシャンパンコールは全員が集まらず狭い店内の中にバランスよく広がってパラパラを踊り、ゴーゴーグラスとゆうシャンパン3本分ぐらいは入る大きなフルートグラス?のようなものに一本全部入れて割り箸で炭酸を抜き、数人で回し飲み。
正直キツい笑
けどこの日は初指名に初コールとすごい嬉しい1日でした。
休みにキャッチ出て良かった。
同じ高校の一個下の野球部マネージャーは間違いなく夜やってる事を確信。
それからもちょくちょく通ってくれるようになった。
ともあれ初指名、初シャンパンを頂いたもののN1人に頼れる訳でもないので新しいお客様を探し日々キャッチには気合いを入れていた。
不思議なものであれだけお客さんできなかったのに1人指名もらうと自信がつくのかその同じ週、キャッチから1人、以前キャッチして連絡してた子が1人指名で来てくれた。
当時最低料金ドリンクワンセット付きで指名総売8000円だったので最初のハードルが低かった事もあるがお客さん何人かできると気持ちに余裕が出てくる。
だけどNにとっては自分が初指名で初シャンパン、他のお客さんができたりそちらを頼ったり、忙しくなる事が面白くなかったのだろう。
良い子だったNは次第に豹変していく…