藤岡弘、も絶賛「胸が熱くなった」。初代「仮面ライダー」HDマスター版で蘇る


藤岡の仮面ライダーが高画質で復活!

 特撮ヒーローの金字塔、初代「仮面ライダー」が高画質で甦る――。10月より、CS放送・東映チャンネルで「仮面ライダー」のHDマスター版が放送開始されることになり、3日に初代ライダー役の藤岡弘、が都内で会見。映像を鑑賞した藤岡は「すごい解像度だね! 当時を思い出して胸が熱くなった」と笑顔でアピールした。

1971年から72年にかけテレビ放送された「仮面ライダー」は、現在も続く石ノ森章太郎原作による人気特撮シリーズの記念すべき第1作。悪の秘密結社ショッカーによってバッタの能力を備えた改造人間にされた天才青年科学者・本郷猛(藤岡)が、仮面ライダーに変身しショッカーと激闘を繰り広げる姿に当時の子供たちが熱狂。その後シリーズ化された。今回、最新のデジタル処理が施され高画質となったHDマスター版として再放送される。

当時を振り返った藤岡は「スーツがレザー製で汗をかくと締まってくるから動きづらいし、仮面は前が見えない。漫画みたいにかっこよくなるんだとか浮かれた気持ちは一切ない。アクションは命懸けだった」と苦笑い。実際に撮影中の事故で大怪我を負い「あの世の途中まで行って戻ってきた。でも、だから生かされたという感謝がある。人生が変わったね」。

「当時の子どもたちが今の社会の中枢を支えていると思うと本当にやって良かった」と感慨深げに話した藤岡。「時代が変わっても求められるヒーロー像は変わらないはず」と力を込め、「多くの子供たちに希望を与えるものとして永遠に続いてほしい。私もライダーの一人として応援しているよ」と今なお続くライダーシリーズにエールを送った。

「仮面ライダー」HDマスター版は、東映チャンネルで10月5日より毎週月曜夕方4時ほかに放送。10月に開局する東映チャンネルHDでは、ハイビジョンの高画質で楽しめる。(eiga.com×文化通信)