北国で 頑張れ☆水冷

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(1098s と Race 日誌〜目指せ国際昇格!)

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2013年2月24日

2年振りに、須貝選手のトークショーがDucati札幌で開催されました。

北海道は世界選手権も、全日本選手権も開催されない為、プロのロードレース選手と接する機会が、滅法少。
そんな諸事情がありますが、皆さんロードレース好きな事には変わりなく、この日も、須貝選手に会いに、沢山の方が訪れた。

写真左から「須貝選手」「武石選手」「ドカ札の方々」


今回のトークショーのメインは、Ducati 1199 で参戦された、2012年のFIM世界耐久選手権シリーズ 通称 鈴鹿8耐のお話をたっぷり1時間半、聞く事が出来ました。(iPhone ボイスメモにも収録)

トークショー後は、閉店時間まで須貝選手に個別質問出来る、スペシャルタイムもありました。タイヤの事、サスの事、1199パニガーレの事、普段疑問に感じている事を皆さん質問されていました。

話しは飛びますが、先の2月24日、SBKの2013年第1戦がフィリップアイランドで開催され、C.チェカ選手のDucati 1199が昨年のMotoGPのDucatiチームよりも速い、驚異的なタイムでPPを獲得しています。SBKは「市販車世界1決定戦」と言われており、市販車ベースのマシンが、MotoGPのレース用プロトタイプマシンよりも速い!って驚く方もいますが、誤解を恐れずに言うと、SBKはインチキ市販車なわけで、あれは市販車の域を逸脱した、(限りなくプロトタイプに近い)ニアプロトタイプマシンである。

近年、その事が問題になって来ており、出来る限り市販車に近づけようという動きが起きています。

実は全日本選手権のJSB1000も市販車とは言いつつも、メーカーから特殊なパーツが流れて来ており、純市販車、純社外パーツで仕上がっているマシンは、皆無に近いそうです。

そんな中で須貝選手の1098Rは希有な純市販マシンであり、そこにロマンを感じます。

つまり、メーカーの息がかかったセミワークス VS プライベータの図式は、今の時代にも色濃く残っていると言う事か。

話しを脱線させた意図ですが、今回のトークショーで感銘を受けた言葉「価値を見出す」に掛かって来ます。

速い事、チャンピオンになる事、優勝する事。レースをする上で大きな価値である事に間違いはありません。しかし、レースをする価値はそれだけでしょうか?

それ以外の事に、価値はないのでしょうか?

先の話しを繰り返すと、メーカーの息が掛かっていないチームは、勝つ事が非常に困難なのが今のレースシーンです。
勝てないレースに参戦する事は、価値がないのでしょうか?

もし、価値がないのなら須貝選手のトークショーに、これだけ多くの方が集まるだろうか?

もし、これからレースを始める方も、迷っている方も、自分なりの「価値」を見出してみては如何でしょうか。

例え、予選落ちしても笑う人は居ません。
参戦した事に「価値」があると私は思います。
次回はその「価値」を少し磨いてみては如何でしょうか。

勝つ事以外にも、多くの「価値」がレースにはあります。先ず、その価値に気づく事が大切だと。

余談

~武石選手トーク編~

カワサキというメーカーは「やはり」最高速に「価値」を見出す社風で「谷田部で320km/h出た!」という事に、一喜一憂するそうだ。その谷田部ですが、オーバルコースの為、市販スリックではタイヤが2周は保たず、センターにクラックが入る。
よって、最高速アタックは、一発勝負。
でもね、サーキットには谷田部の様なシチュエーションはなく、最高速を追い求めるよりも「加速性の方が重要なんです」と、武石選手。
しかし、いくら言っても分かってくれない。
だって、最高速こそがカワサキの「価値」なのですから。


本国の本社決定により、MV Agusta F3 のマフラー(排気エンド)がパニガレ化(右1本出し)されました。


主観ではありますが、ノーマルの3本出しよりもレーシーでカッコいいと思います。





間違えました。

こちらが純正の日本仕様になります。





画像を間違える手違いがありましたが、1本出しの方が私は好きです。

レース車両にする場合、排気管はフルエキに換装する訳ですが、今現在、3本出しをリリースしているサードパーティーは多くはありません。


ZARD製のフルエキは1本出しになります。
下の写真をご覧下さい。
F3の真上にあるのが製品そのものです。




や、ホントカッコいいです。私はZARDのデザインが好きなので、F3にも似合っていると思います。



サードパーティーでフルエキを選ぶなら、ZARD製が良いと思うので、今回の日本仕様の1本出し化は、レースユースのライダーには吉報だと思えてなりません。

現在、XXXX(ちょめちょめ)の最中ですが、F3でST600に参戦した場合、車両レギュレーション(技術仕様)により、以下の制限が設けられてます。


競技規則2013年度版 7-3-5-2-1 より
「サイレンサーの数、及び配置は公認車両の状態を維持しなければならない(4into2から4into1への変更、左右1本出しから片側2本出しへの変更などは許可されない)」


つまり、公認車両が本国仕様の様に3本出しの場合、
ZARDの様な1本出しのフルエキでは、車検落ちします。(レースに出走出来ないのです)

以上の理由により、日本仕様の1本出し化は、大歓迎で仕方がありません。

後は公認車両になれば、最高なのですが。その吉報を待つと致しましょう。

そして、購入するなら、絶対ビアンカverです。



ビアンカはドラクエⅤの頃から、嫁ですから。


F3 ビアンカVerを擬人化すると、こんな感じでしょうか?



補足:ST600Nat(ナショナル)クラスのみ「サイレンサーの数、取り付け位置の変更が認められる」緩和処置がありますので、Natクラスのライダーは何でもありです!

ST600Int(インター)クラス、全日本選手権には、緩和処置がありませんのでご注意下さい。


あけましておめでとうございます。

新年早々、ホームコースのレース運営局にST600の地方戦について聞いてみた。

私「FIMの公認車両はMFJの全日本格式のレースにエントリー出来ますが、地方戦はやはり、MFJの公認車両でなきゃダメ?例外(ノーポイントレース)
でもダメ?

運「ダメ。」


草レース、サンデーライダーのモチベーションのひとつに

「自身が愛するメーカー、モデルで参戦したい!」

という想いがあると思います。
安くないレースに出るんです。十分楽しみたいじゃないですか。
レース後も、共に戦った車両を肴に酒を飲みたいじゃないですか。

ですが、公認車両にならなければ、MFJの公認レースには出れないのです。
(MFJの承認レースは、レースを運営する事務局が定めた車両規定内であれば、メーカーやモデルといった枠組みがなく、比較的自由にエントリー出来ます)

今までは承認レースにしか、出ていませんでしたが、今年からは公認レースに出たいと、息巻いていますが、出れる(欲しい)車両がないのです。

何百万も出して買うんです。好きな車両を買いたいじゃないですか。

本題。

MFJの公認車両になるには、どのような手続きが必要なのか。

①申請料金
1申請につき、新規10万円。継続5万円。

②申請者の資格
国産モーターサイクルは、MFJ特別会員。またはメーカー。
外国製モーターサイクルは、MFJ協賛会員である輸入代理店。

③申請方法
車両公認申請書を提出。

④申請期限
毎月20日。

その後、毎月第四火曜日に開催される、MFJ技術委員会にて、合否が決定される。


申請書類を書く手間隙はプライスレス(?)ですが、申請料金の10万円は、安いか、高いか。

新規申請の場合、公認後の有効期限は10年間です。
厳密には発行年から数えて、10年目の12月末日で失効します。
1年間で1万円の公認ライセンスを支払っている計算です。

我々一般のMFJ会員ライダーの年間ライセンス料も約1万円ですから、公認車両に10年間で10万円支払うのは、メーカーとしては、安いものだと感じ取れます。

さて、年も空けた1月です。

公認車両の申請を行うには、ベストな月です。
(10年間、フルに公認資格を得られる。12月に向かう程、公認期間は目減りしますから、10万円が勿体無いです)

しかしながら、MFJに確認して頂いた所、今日現在で、申請書は届いていないとのこと。

今月の申請締め切りまで、後2日!

輸入代理店に談判するしかないですね。

どなたか、一緒に談判しませんか?
まぁ、特別な窓口、持ってませんけど、ちくちくと問い合わせします。

~申請車両概要~
輸入代理店:MV Agusta Japan 
申請モデル:F3
公認レース:ST600