世界への扉を開く“考える人”の育て方-国際バカロレア(IB)教育が与えるインパクト | 本の音色を聴こう♪

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『アナログ力のすゝめ 結果を出す人がやっているアナログ仕事術』出版


ちょいよしNO.1644
企業参謀たるものは、前提条件を疑え





今日のちょいよし本

世界への扉を開く“考える人”の育て方-国際バカロレア(IB)教育が与えるインパクト (大前研一.../ビジネス・ブレークスルー出版







本書紹介

〝考える人〟の育て方。

〝考える力〟が世界を変える。いま求められる本当の人材とは?

国際バカロレア(IB)教育が与えるインパクト!






目次

はじめに
第1章 大前流「教育再生」論
第2章 国際バカロレア(IB)教育の必要性
第3章 国際バカロレア(IB)導入への動き
第4章 国際バカロレア(IB)教育における「グローバル人材」とは
終わりに





拝読のきっかけ

レビュープラスさんに献本いただきました感謝



世界を変えるのは〝考える人〟。

本書はこのように定義します。



「世界」とは、文字どおりの世界(地球・国々)の大経済圏はもちろん、身近・地域・会社など小さな世界である小経済圏もあてはまります。

本書が提唱する「国際バカロレア(IB)教育」には、それが目指す10の学習者像があります。



①探求する人
②知識のある人
③考える人
④コミュニケーションできる人
⑤信念を持つ人
⑥心を開く人
➆思いやりのある人
⑧挑戦する人
⑨バランスのある人
⑩振り返りができる人




並べてみると、これって、日本人が昔から大切にしてきたものではなかったか。

大前研一氏(本書著者)が、海外から持ち込んでまで提起するということは、戦後日本の人たちが忘れてしまったからでしょう。

①~⑩それぞれを見直したとき、どれだけクリアしているといえるでしょうか。

自分も含めて、猛省しなければなりませんね・・・えへへ…





考えない、考えさせない教育

さて、「考えない教育」「考えさせない教育」とはどういったものなのでしょう?

本書で紹介されている例をつかって解説します。



それは英語の授業。

たとえば今日、分詞構文をを習ったとしましょう。だから「お母さんが入ってくるやいなや、私は席を立った」と英語で言えるようになった。ハイ、正解です、で終わり。しかし、もしそこで「なんで席を立ったの?」と言われると、「今日はその練習をしていなかからわかりません」ということになってしまうんです




これはすごくわかる苦笑

だって、みやちゃんもそう習ったから・・・えへへ…




これは非常に本質的で重要な問題だと大前氏は言います。

↓↓↓

このような○×式の教育を受けていると、まずそれが正解なのか、間違っているのか、それを最初に考えるようになってしまいます

たとえば3択の中から正解を選ぶという勉強の仕方を続けると、それ以外の選択肢を考えなくなる。今までにないものを生み出すために必要なのは、「いえ、わたしはこう思います」と4つ目の選択肢を提示する力なんです




日本の中高生が使っている受験の問題集は「答え集」なんですね。(中略)こういう教育を受けてしまうと、一番大切な「答えに至る道」というものをバイパスして、一足飛びに正解だけを求める癖がついてしまいます

唯一の正解というものがない問いに対して、自分なりの考え方を出していく。「もしかしたらこれは違うんじゃないか」と疑問をもつ。その「もしかしたら」という発想が、イノベーションを生み出すために重要なのですね。違うとすれば「こういうことが理由じゃないのか」という自分なりの答えを見つけることが、世界的イノベーションにつながるわけです




読者のみなさんにも自覚はありませんか?

同時に、自分のまわりに、「答え」を求めてくる人が多いことに気がつきませんか?



その典型的な姿が「指示待ち社員」でしょうか。

この人種は、指示されたこと以外のことは決して〝やろうとしない〟人、そもそも〝気づかない〟人です。




本来の教育のあり方について、本書は次のように言います。

↓↓↓

▷IBでは、先生は「教える人」ではない。ある先生は生徒に対して「私の言うことを疑いなさい」と言う。生徒に常にエビデンスに基づき、検証し、自分なりの答えを導き出すよう指導しているのだ。先生は、生徒が自らの気づきを得られるように快適な環境を作るべく「学びのファシリテーター」として、生徒以上に「学び続ける人」でなければならない





知識は大事

さて、日本の「知識偏重な教育」には弊害もありますが、良いところもあります。

それは、その知識が基盤となること。

↓↓↓

「知識詰め込み型」と言われることもありますが、「知は力なり」であると私は思います。知識は〝考える材料〟となり、新たなチャレンジをするためのモチベーションになる「知ること」と「考えること」は、セットにすることで大きな意味を持ちますから、これまでの教育は決して無駄ではなかったと考えています

「知ること」と「考えること」をより強固に結びつけなければならない





これは大賛成です。

豊富な知識(アイデアの泉)があるからこそ、広い見識のもと斬新なイノベーションが生まれるのですから。


アイデアとは、ありふれた既存のものと、別の既存のものとの掛け合わせで生まれるのです。




しかし、別の箇所では次のようにありますので、教訓としたいですね。

↓↓↓

小学校から大学まで学校で教わる量は、コンピューターで置きかえれば本の一片の半導体メモリーの中にすべて入ってしまう

これからの人間は、知識以外のところで勝負せざるを得ない。たとえば、豊かな感性とか他の人が発揮できないような思考回路、説得力、リーダシップなどである






では、今日の〝ちょいよしワード〟です。






今日のちょいよし

企業参謀たるものは、前提条件を疑え




課題に対して、表面上のことに対処していてもそれは根本的な解決にはつながりません。

その問題には、それを引き起こした問題Aがあり、問題Aにはそれを引き起こした問題Bがあることがほとんどです。

そうして遡っていくと、根本的な問題=前提条件に行きつきます。




これを解決できれば、その問題は根本的な解決を迎えるのです。



前提条件を見出すためには、

まず「正しいことは1つもない」という前提に立つこと

考えることは疑うことから出発する




こういう心構えが必要なのだそうです。






今日もいいことが学べてラッキー
着実に進歩しました
最後までお読みくださり感謝



考えないコンサルタントと
考えるコンサルタントの違い
が面白い


「営業マンの教育に力を入れるべきである」
などと提案するのは、はっきりいって二流の
コンサルタントだ。

私なら、トレーニングの方法からメンバー
の選定、社内の体制づくり、参考となる
社内外の講師までを解決策として提案する



その通りだと思いますニコちゃん

↓↓↓

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