【サンタクロース、実は…】

「ねぇ、サンタさんはいるの？」

こんな質問をされた経験はないですか？

もう４０年以上も前のお話しです。

アメリカ・ジョージア州に住む
８歳になる少女が、有名な新聞社
ニューヨークタイムズへ投書しました。

”私の友達は
「サンタクロースなんていない。
まだそんなこと信じているのか。」
と言うのです。

でも、毎年サンタさんは
私にプレゼントをくれる。

だから、いると思うのです。

でも、サンタさんが私の家に
入ったところを見たことがありません。

ママに聞いても笑っているだけ。

どうしても知りたいので、
新聞社にお手紙を書くことにしました。

どうか、教えてください。”

このような内容だったようです。

これに対して、Ｎタイムズ社は
新聞社の顔とも言うべき社説欄で
回答したのです。

”お手紙ありがとう。

サンタクロースは
あなたがいると思えば
います。

サンタさんは信じている人の
所にやってきます。

自分の気持ちや考えを
大事にしてください。

人は年齢を重ねると、
見えるものに振り回されますが
見えないものを信じることも必要です。

それには、
自分の考えを持つことが大切です。

そして、
夢を失わずに大人になったとき、
本当のサンタさんが、きっと
あなたの目の前に現れるでしょう。

メリークリスマス！ ”

サンタクロースについては、
小学生になると、
「いる、いない」と
話題になりますよね。

大人のあなたはそれを
どう見ているのでしょう？

今日は、実在するしないではなく、
彼の役割について考えてみましょう。

世界中の子供にプレゼントを配る。

それは、思いやり、慈愛、
夢の象徴ですね。

子供がワクワクする。

会ってもいない優しい人から、
年に1回だけもらえる喜び。

その子供の嬉しい笑顔を見て
大人も幸せになるのです。

もう一度言います、

プレゼントは思いやり、慈愛、
夢の象徴だということです。

このことは
大人になっても同じです。

大切な人にプレゼント。

それは、モノでも言葉でも
態度でもかまいません。

贈る側は相手への思いやり、
贈られた側は優しさと感謝、

それらがうまく表現できたら
クリスマスに意味があります。

親しい人との楽しいひと時ですね。

楽しいのは人と人の心が
通うからなのです。

その「相手を思う心」こそが
サンタクロースだと思うのです。

そう、サンタクロースは
信じている人の所にやってきます。

メリークリスマス！