『東京ヴェルディチャリティーフェアに参加。』 | PASS AND VERDY

『東京ヴェルディチャリティーフェアに参加。』


Probably the duck is shy.-節電
▲エスカレーターも節電。


戦後最大とも言える大災害に見舞われた日本列島。
この一週間は、
おおよそ現実とは思えない悲惨なニュースが、
途切れる事なく報道されています。
いずれも到底直視出来ない映像で、
あわてふためく国家や東電の人間を見なくとも、
日々背筋の凍る思いです。
加えて家族や大切な人達の存在の大きさを改めて知り、
相対して個人という存在の小ささを知らされたのも印象的。
こんな気持ちになったのは、
正直初めての経験でした。


◇  ◇  ◇



ただしかし、
まだ日常は混乱から抜けきれていません。
大規模停電は、
今も起こりえる災害の爪痕。
そんな中において、
企業から個人に至るまで様々な場所で節電が実践されています。
災害に端を発した電力危機は、
私達日本人に節電という心掛けを生み出しました。
本当に色々な人達が協力しあい、
同じ方向を向き頑張っています。
もちろん輪番停電に関連する不自由はあります。

電車は正常に動きません。
でもあらゆる照明などを落とす事で、
今もなんとかやり過ごせています。
確かに失った物の方が遥かに多い訳ですが、
僕ら国民の力強い協調性を再認識出来た事は、
数少ない良い発見であった様に思います。


◇  ◇  ◇



Probably the duck is shy.-集合
▲トップチーム、ベレーザ、監督、スタッフなどが参加。



そんな中、
東京ヴェルディ主催のチャリティがありました。
震災によるリーグ戦の中断を受け急遽決まったと聞きます。
ところが驚いた事に、

突然の告知にも関わらず多くの方が集まりました。
青空の下、
選手の笑顔に囲まれながら行われたチャリティは、
見方によっては災害の深刻さとはかけ離れた様子だったかもしれません。
しかし個人では微力だったとしても、
皆で協力する事で形あるアクションを起こせたのは、
節電と同様に意義のある行動であったと思います。
そして無力な僕が、

被災者の方々へ間接的でもお役に立ちが出来たとしたならば、
それは大好きなヴェルディやサポーターの皆様と一緒であったからこそ!

この様な機会を作って頂き、

クラブには感謝の気持ちで一杯です。



Probably the duck is shy.-募金
▲選手達自らが募金活動。



最後に。

サッカーのない日々は寂しいです。

でも今はサッカーのない日々を噛み締める時期なのです。

そうして立ち直った時に、

サッカーがある歓びに触れれば良いのです。

今もなお苦しむ被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

頑張ろうなんて容易く言えませんが、

あなた方はひとりではない事を知ってください。

東京の小さな街の中にも、

あなた方を想う人はこんなにもいるのですから。