若い女性の福島脱出は止まらない2014年 | いわき市民のブログ I am An Iwaki Citizen.

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ベルトルト・ビレヒト: ガリレイの生涯、第13幕

若い女性の福島脱出は止まらない2014年
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福島県の地方紙の福島民報は1月24日に「県人口193万5142人 1月1日現在、社会動態の減少落ち着く」との表題で「転入・転出者の増減を示す社会動態は年間1803人減と東日本大震災直後に比べて落ち着き、平成9年以降で最少となった。 」と報じ、原発事故による人口流出が止まったかのように記載していました(1)。でも福島県の人口動態を集計すると(2)、中年男は増えるが若い女性の減少は止まらない構図があります。このまま放置すれば、福島県は老人と男だけの県になり、未来を担う子供が生まれなくなり消滅の道を歩みます。

 以下に2014年中の年代別の社会的な増減を示します。

中年男は増えても、若い女性が減ってる福島県
図1

※(2)を集計
 図―1 福島県の年代別、男女別社会的増減

 35歳から64歳の男性(中年男)は増えていますが、15歳~24歳の若年層の流出が顕著です。特に20代前半の女性が多くなっています。以下に各年の20代前半の男女別の社会的増減を示します。

若い女性の減少が止まらない福島県
図2

 ※(2)を集計
 図―2 福島県の20代前半の社会的増減

 男性の減少はおさまりつつありますが、女性の減少は収まる気配がありません。このままでは、福島県は男と老人の県になり、次世代を担う子供が生まれなくなります。そして「消滅」です。