福島県における小児甲状腺ガン(18人確定+25人に疑い)は確実に多発! | いわき市民のブログ I am An Iwaki Citizen.

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ベルトルト・ビレヒト: ガリレイの生涯、第13幕

実際にデータを見てみよう⑰福島県における小児甲状腺ガン(18人確定+25人に疑い)は多発なのか?
http://blog.livedoor.jp/hardthink/lite/archives/52016951.html

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<疫学の専門家の主張>
疫学の見地から甲状腺ガンは確実に多発している。
根拠はポワソン分布と二項分布
有病率(潜伏期間)を10年として仮定しても多発と断定できるレベル。
・癌の平均サイズが15mmであるため、とても微小癌とは言えない
・従来であれば(放射能云々でなければ)、緊急で自治体、政府ともに対策をしている多発のレベル。
・福島第一原発事故の影響かどうかという議論のせいで、明らかな多発に対する詳細な調査、対策が講じられていない。

この動画は、今年3月時点の数値(甲状腺ガン3人が確定した時点)の見解ですので、現在は、検査した母数、甲状腺ガンが確定した子数共に大きく増えております。


それではExcelを利用して二項分布で比較をしてみたいと思います。

自覚症状の無い甲状腺ガンが、罹患率の100倍存在すると仮定した場合の計算は以下のようになります。

 =BINOMDIST(40,105864,1.8*100/1000000,FALSE)
 (結果) 1.02958E-05(0.0000102958)

上記の計算結果から、罹患率の100倍という高い数値に仮定にしたとしても、3σよりも小さく、明らかに多発であると断定できます。

そもそも福島県立医大による甲状腺検査は、人手不足から専門家以外が検査をしているケースも多く、福島県立医大は誤診(甲状腺ガンの見落とし)を恐れ、訴訟対策として10億円の保険に加入していることも明らかになっております。

<参考>これが福島県立医大による甲状腺検査の実態 — 「体制不備」による「誤診」を前提に10億円の保険に加入

二次検査の未了者数、経過観測者数もまだまだ多く、更に甲状腺ガンの人数が増加する要因が多々ある中で、既に罹患率の210倍も甲状腺ガンが発生しているのです。

先の疫学の専門家が主張している通り、明らかな多発であることは統計学上、疫学上も確かであると言えます。

他の病気の多発と同様の対策を、政府(厚労省)、自治体ともに緊急で行わなければならないでしょう。