老後の生活資金に不安を感じている人は約8割に上る一方、準備を始めている人は12%にとどまることが、「楽天リサーチ」(東京都品川区)の調査で分かった。職業などによって不安度は異なり、同社は「公的年金への期待度が薄れる中、個人で老後の準備を進める必要がある」と話している。

 調査は昨年12月9、10の両日、全国の20~60代のモニター男女1千人を対象にインターネットで実施。その結果、老後の貯蓄や資産について「かなり不安」「多少不安」と答えたのは79%。派遣・契約社員やアルバイトなど雇用形態が不安定な層では「かなり不安」が過半数だった。

 老後の生活で特に不安に感じるのは(複数回答)、生活資金(84・2%)▽年金(64%)▽健康(61・1%)▽配偶者の健康・介護(41・4%)-など。このうち「年金」について受給者を除いた975人に尋ねたところ、「公的年金だけで生活できると期待する」のはわずか3・4%。「あまり期待しない」「まったく期待しない」が56・1%に上った。

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