御無沙汰ですm(_ _)m

2年弱の沈黙を破り、ブログ復活をしてみようと思います。

6月16日@後楽園ホール

フェザー級4回戦 三好喜美佳 3ー0判定 丸山礼子

前戦で初勝利を挙げた三好は引き続きボーイッシュなベリーショートで質素に登場。

9年ぶりに日本で試合の丸山。
入場曲を流せないはずなのに勝手にサンバを流し、サンバダンサーを従え派手な入場。
かつて薬師寺や戸高のコーチをし伝説となったマック・クリハラも丸山のセコンドにつき、会場を唸らせる。
「礼子ちゃんお腹のお肉が…」と言う声も聞こえ、2階級下でもやれたのでは?と言う感じも(汗)

試合開始
いきなりオープンな右ストレートを当てにいく丸山。
冷静に左ジャブを放つ三好は左にヘッドスリップしてからの左ボディもキメていく。

序盤こそやや丸山だったものの、三好の的確なパンチが効き、2~4Rを圧倒。
何故か2ー0ながらも三好の勝利。

基本技術と自制心の勝利。

丸山の派手な入場と“お嬢さんパンチ”は古き良き(?)JWBC(山木主催)時代を思わせたが…

夕祭りのリングでエキシビジョンでFACEを沸かせた岡田敦子だが、本試合でも輝いていた。

フラッシュバック!

3月31日(土)
女祭り2ND(かな?)ミニフライ級~フェザー級までの女子キックの初代日本チャンピオンを決めるトーナメント。
多数の団体があるキックボクシングだが、女子の王座はJ-NETのみ。
ボクシングの様に日本チャンピオンは日本に一人しかいない分かりやすい状態となる。

最激戦区のミニフライ級はこの日だけで8人登場(!)。

準々決勝Ⅰ
まゆみVS星野
変則的なパンチを連発し、ペースを握るかに思われたまゆみだが、星野は徐々に盛り返し、逆転の判定勝ち。

準々決勝Ⅱ
ジェットイズミVS愛弓
入場からヒールを漂わせた愛弓は荒々しい攻撃で撹乱しようとする。
百戦錬磨のジェットは冷静に速くてキレるコンビネーションを返し、場内を沸かせる。

2ラウンドにダウンを奪ったイズミ。
3ラウンドに一方的になった試合はストップされた。

準々決勝Ⅲ
岡田敦子いよいよ登場!
入場時からオーラを身にまとう。

歓声とフラッシュの嵐。

表情は気合い十分。

両者やや手数が少なめな静かなスタート。
固さが取れないMITSUKIに対し、仕上がりの良さを感じさせる岡田は自 らのペース
に巻き込んで行く。

2ラウンド、ペースアップした岡田はボディブローを中心に組み立てたコンビネ
ーションで完全に試合を掌握。
最終3ラウンド、岡田はロープ際のラッシュで2度のスタンディングダウンを奪
う。

KOを期待して会場はヒートアップ!

が残り時間少なく、KOはならず。

試合後のインタビューでも喝采を浴びる岡田。
「オシャレだね~♪」でお馴染みの応援団長の美声を初めて聞いたのがこの時。

準々決勝Ⅳ
大島椿VS吉田正子
この日の最後の試合ながらえらく印象が薄いものとなった。
「岡田効果」の副産物か?
総合が本業な吉田の変則戦法に苦しみながらも徐々に押していった大島の僅差判
定勝ち。
~~~~~~~~~~
この時点での最大の焦点は岡田VSジェットの頂上決戦。

会場全体が5月に予定されていた決勝ラウンドに向けて盛り上がっていた。
だが悲劇が…


メイン
田島はる対長井未果

華麗なスタイルとルックスで“バタフライキックのプリンセス”として今回のポスターモデルも務める田島。

初回途中バッティングで田島が鼻を強打。
再度中断で説明がうまくされず、ブーイング。
時間を置いてから考えたら、「バッティングで鼻を骨折しました。」って発表したら会場だけでなく社会的な反響を考えてしまい、主催者サイドが躊躇してしまったのかも知れない。
真相は果たして?

しかしながら田島はそんなブーイングを吹っ飛ばすかのように1ラウンド終盤から右ハイ、右ミドルを繰り出す。
2、3ラウンドも次々と右キックをヒットさせる。
華麗な戦いぶりはプリンセスにふさわしい。
判定は文句なく田島。
“華麗”田島に対しての“頑強”長井も目立った。


~新人王総括~
フライ級決勝の注目は強敵安倍を下した山口。
大柄でパワフルと言うだけでなく、膝も使え、戦術の幅も広い。
難は安倍のパンチで数回グラついたようにディフェンス。

対する古谷はやりづらい試合で何とか勝利。
勢いの差で山口有利か?

ミニフライ級は田島。160センチの長身を生かし、147センチと“ミニモニ。”なmaiを寄せ付けないのでは?
17歳の若さと落ち着いた試合ぶりでどこまで食い下がれるか?