ごれカレ・65杯目は、「物」じゃなくて「人」?


神奈川県・平塚市

「弦斎加哩」

420円

いただきもの


ごれカレを探索中。-弦斎加哩

なんと珍しい!

「名産品」ではなく、「人」を売りにしたごれカレです。

村井弦斎さんか‥‥ど、どなたなんでしょうか(失礼)‥‥。

その秘密は裏に!



ごれカレを探索中。


簡単に説明しますと、明治時代に村井弦斎さんという作家さんがいまして。

村井さんはすごい食通で、当時「食道楽」という本を出版し、なんとそれがベストセラーに!

その本を参考に、当時のカレーを再現したのがこの「弦斎加哩」なんですな。

ちなみに、村井さんが居を構えていたのが平塚市で、このカレーを作ったのも平塚市の会社なのです。

だから平塚のごれカレ。文句なし。



ごれカレを探索中。


こちらが箱に書いてあった村井弦斎先生。

いかにも明治の作家という感じですな。

しかし、このノリで行くと、もっと他にも作れそうですよね。

「龍馬が食べたカレー」とか、「クラーク博士の家カレー」とか。

これは新機軸かも!‥‥違うかな‥‥。



ごれカレを探索中。

これが明治のカレーっす。

確かに、昔のカレーは黄色いイメージがあるんですが、まさにそのイメージ通りで。

いろんな具も見えますね。

何が入ってるんでしょうか。



ごれカレを探索中。


これはジャガイモと大豆。

他にも、ニンジン、玉ねぎ、豚肉の薄切りが入っておりました。

オーソドックススタイル。


口当たりが優しいというか、刺激が少なくて食べやすいカレーでした。

そりゃあねぇ。その当時の、カレーを全く知らない人に、いきなり激辛を食べさせても、ねぇ。

そんなわけでの、マイルドな味わいなんでしょうな。

辛味は少なかったですが、それはそれで納得。

具だくさんなのも良い感じで。

なんでしょうか、その当時のカレーを知るはずもないのに、なぜかなつかしい感じのするカレーでした。

カレーに歴史あり!



今回の感想顔↓


ごれカレを探索中。


「弦斎先生に近づきたくて4日程ヒゲを伸ばしてみましたがこんなもん止まりでした顔」



昔なつかし感 ☆☆☆☆☆

具だくさん度 ☆☆☆☆

ごれカレ度  ☆☆☆


判定難しいっす‥‥弦斎先生に敬意を表し、3つでどうでしょう。