その男、凶暴につき。















「ご飯より先にヌナがいい」



そう言われても

素直じゃないワタシは



「何言ってんの」



いつもならそうやってかわすけど

今日のワタシはひと味ちがうのです



ふと考えれば少しこっぱずかしいセリフ
何十年後にはもう言われないかもしれないって思ったら

素直に受け止めるのがいちばんだって思いませんか?




「ヌナが、いい」



ワタシだって

キミがいい


キミじゃなきゃ、嫌だもの



「でも美味しいご飯も食べたいです」

「チャンミンは欲張りだね」

「食べなきゃ何かと始まりませんからね」

「じゃあやっぱり最初にご飯にする?」

「…無理」



耳元に響いた甘美な声

ゆっくりと首筋に落とされた口づけ



「今日は何の日?」

「チャンミンの生まれた日…んっ」



徐々に彼によって震わせられるカラダが

この先に待ってる甘いひとときを予感させて


ワタシを一瞬にしてとろけさせる



「そうですけど…」

「な、に?」



少し感覚のあった間に間に

微笑まれたあとの彼の一言はやっぱり



チェガン、だった



「黙って僕に抱かれ続ける日、ですよ?」







その男、空腹のため

本日凶暴につき…



おとなしく食べられ続けようと思います







It loves all the time.

May it be this thing that has one wonderful year for you again!



To darling you..


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2年前、一緒にお祝いした時間が懐かしくさえ感じます。

しばらく直接お目にかかれないけれど、
きっとまた素敵な姿で逢いにきてくれるでしょうから

雪解けを待ちましょう、おとなしく。笑