長い目で見てください -3ページ目

051119ルネサンスワカヤマフォーラム

以前から気になっている西本ビルヂング で「近代建築の良さや文化的価値を見直しまちづくりに生かそう」という趣旨の「ルネサンス ワカヤマ フォーラム~近代建築プロデュース~」か開催されるというので、行ってみた。


企画は京阪神で文化活動を行うNPO「銀聲舎 」。

後で分かったが、これまで参加していた「近代建築探険家クラブ関西本部 」と共通する部分もあるが、出版等を視野に入れていたり今回のような企画もする、拡がりがあるようだった。


前半は現に西本ビルヂング を利用している和食器専門店源じろう の半田氏が活用事例の基調報告。

近代建築のこのような活用は案外希らしい。

本当の問題はこれからやってくる。パネラーの発言にもその指摘がちらりと見えた。


後半フォーラムでの話題

・援助による保存・維持は援助に左右される。そうでない仕組みづくりをシンクタンクは考えている。

・古い建物はこれまで観光目的の視点しか無かった。

・神戸ハーバーランド「モザイク」に入った有名店はいつしか出ていってしまったが、旧居留地は自然に運営されている。この違いは何か。

・行政が全面的にバックアップすると、それだけでシラケてしまうという例。

・「保存」ということだけの一辺倒では成立は難しい。少数のエネルギーだけで成功している例もある。

・都市の三原則「アメニティ・ビジネス・カルチャー」の欠落があると無理が生じる。

などなど・・・


建築探索のついでにできることが無いかと質問したところ、

正確な地図を作製するとかサイトを立ち上げて紹介するとか、既に他の方がやっていることを教えてくれたが、確かに私はやっていないことだ。そして、それ以上は一般的ではなく、慎重さが無いと逸脱の恐れもあるだろう。

明確に聞いたので、次回はそれを心がけようと思った。


またまた写真は後日です。というか、前回の写真をまだスキャンしていない。

長い目で見てください。お願いします。

携帯電話ユーティリティソフトを買った

携帯ユーティリティ分析
前回の近代建築探険家クラブ関西本部 の活動で、フィルム36枚が午前中に尽きてしまって、あとは携帯電話のカメラで撮影した。その前も途中でフィルムが尽きたというのに、全く学習していない。気が付けば携帯電話に150枚以上の画像が溜っていた。
メールに添付してパソコンに送ってみた。一度に5枚しか送れないらしい。あと30回、ひたすら同じ作業をする時間とパケット代を考えたら気が狂いそうだった。
そんな訳で、携帯電話ユーティリティソフトを買おうと決意。必要に迫られるまで行動しない。今がその時と断定。
初めて携帯電話ユーティリティソフトを買おうと思った時は、まだ20世紀だった。フリーソフトを発見してDL。専用ケーブルは秋葉原で売ってるらしいので、近くに立ち寄った時に購入した。繋いでみたら、動作しない。問い合わせてみたら「力不足で申し訳ございませんがその機種には対処できません・・・」とのこと。がっくりしたまま「そのうちそのうち」でここまできた。「このアドレス帳にしか入力していない電話番号とかあるってことは、携帯電話を水没させたら・・」そんな恐怖を感じながら。

「そのうちそのうち」と思っている間に、携帯電話はどんどん高機能化していった。
インターネットが携帯で。液晶がカラーに。着信音がPCMに。GPSが。動画も撮影できるカメラが。
それらの機能が自分の携帯電話には現にある。「液晶がカラーになるより、小さくなったほうがいい」と思っていたが、最初に使ったモノクロ液晶・二行表示の機種より小さくなっている。
一方的な進歩。電話に比べて自分の進歩の無さが悔しい。どんどん使いこなせなくなっているし。

で、多種のデータがあり、それだけ人々の携帯電話依存率が高くなっている故、携帯電話ユーティリティの需要は増え、開発も進み、20世紀より比較検討すべき項目も増えた。
各メーカーご自慢の機能を並べてみたら、A社が一馬身差でトップ。しかし、自分の機種の対応状況の詳細を見ると、B社。でもB社はケーブル端子形状によって将来的にも現在未対応の部分に対応しそうに無い。よってC社が鼻差でトップ。「このメーカーのソフトはもう買わない」と思っていたC社になった。

購入して、インストールしてみる。何故かマニュアルに載ってる通りにならない。インストール完了。起動しようとするが、プログラム一覧に無い。別の附属アプリが入っていて、取り敢えずアンインストールして、再起動して・・・
・・やっと正常に動いた。

誰でもカンタンにできるように作られてる筈なんでしょうが・・・パソコンやOSではなく、私自身がこのメーカーと相性が悪いらしい。
ともかく、出費と苦労の末、世紀越しの不安が解消された。

ブログタイトル変更しました。

立ち上げた時の率直な気持ちで「明日はどっちだ」としましたが、ぜんぜん更新していない現実に即して「長い目で見てください」と変更します。
「明日はどっちだ」って、結構よくあるタイトルみたいですし。

先日『今日戦わないヤツが「明日は必ず戦う」と言っても、私は信じない』という言葉をどこかで読んで突き刺さりましたが、間があき過ぎちゃったからもういいやという結果より、細長く続けられれば、という意気込み(?)で行こうと思います。

奇問だったのか

あれは奇問だった、という声をよく聞く。
学科製図.com のzoneさんもそう言う。
どのような経歴の受験生にも等しく「絶対合格」と激励する立場なのだから当然かもしれない。
私は「一級建築士の設計製図の試験」の範囲内だった、と思っている。

これまで「計画する。」しかなかった設計条件主文に「設計」の文字が登場したが「設計を前提とした計画」という至って当然なことで、要求されていることは本当は変わっていない。というか、「設計」としか書きようがなかったのかも。
(「調和のとれた立面計画」については別に書きたい)

exp.jが出たのは自然に思える。exp.jという単一の知識を狙い撃ちしたのではなくて、単に課題の成立に必要な要求をしたつもりなんではないかと。
出題者自身が驚いているのではないだろうか。一次試験をクリアした人々の内に本当は理解していない人がこんなに居るなんて。

来年から、一次試験でも図入りの問題が多くなるような気がする。いや、そうしなくてはならないと思う。一級建築士試験が一級建築士に足り得る知識及び技術を有する人材を育てたいという目的も持っているのであれば、一次試験が目的を果たしていないことを二次試験が証明したということにならないか。
或いは「現実を知らずに選択肢の丸暗記だけしてるとこうなるんだよ」と教えたいのだろうか。大人に対する姿勢なのかもしれないが、何千人ものエネルギーを考えるとそれは国益に反するやり方に思える。

全ては憶測に過ぎないんだけど。