今年は宝くじ購入されましたか？
うちはまだ買ってません。
昔の話ですが勤めていた頃に後輩のM君に3.000円を貸しました。
お金はその日のうちに銀行から5.000円を出金して、私に3.000円を返してくれました。
仕事が終わりM君と店を出て最寄の駅に向かって歩いていると・・・
薄暗い駅のロータリーに煌々と灯りが付いているお店がありました。
「あの光ってる店って・・・宝くじ売場ですよねぇ」
「そうみたいやね。年末ジャンボも今日が最終日やなぁ・・・」
「エッ！！今日が最終ですか！！」
「そうやで」
「どうしょう・・・」( ; ゜Д゜)
焦ってる様子のM君
「どしたのそんなに焦って？」
「宝くじ買いたいけどお金が2.000円しか無くって・・・」
「あっ！そうか！私に3.000円返したから残り2.000円しかないもんね」(笑)
「どうしょう・・・」
「分かったよ！1.000円貸してあげるから買っておいでよ」
「ホンマですか？いいんですか？」
1.000円を渡し3.000円を握りしめて売場にダッシュするM君(笑)
駅のホームで電車を待っていると、スキップしながら近づいてくるM君(笑)
「買ってきた？」
「3億買って来ました！」
「マジで？M君まさか、たった10枚やのに連番買ったの？」
「僕、宝くじ買うの初めてで、おばちゃんにジャンボ下さいって言ったら、バラと連番って聞かれたんですが意味が分からないので、おばあちゃんに分かりやすく、１億と３億どっちにする？って聞かれたので・・・もちろん３億って答えたらこれくれました」
「・・・・・」( ; ゜Д゜)
「アホとちがうか」(笑)
「でもこれは３億ですよ」
「連番で数字１つ違ったら一瞬で紙くずやで」(笑)
「そうなんですか？」
そして翌日
「昨日の1.000円お返しします」
「別にええで」
「そうなんですか？」
「当たったら1/3くれたらええやん」(笑)
「ラッキー・・・！」
「ちゃんと当たったら1/3やで！」(笑)
そして当選日
「当たった？」(笑)
「それが・・・1枚目で瞬殺されました」
「なっ！言った通りやろ」(笑)
「はぁ・・・・」
「瞬殺でも必ず１枚は当りが入ってるから」(笑)
「ホ・ホンマですかぁ・・・！ナンボですか？100万ですか？」
目が血走るM君(笑)
「300円やけど」(笑)
「さ・さんびゃくえん？！」
「そうやで！必ず10枚に1つは当りが入ってるねんで」(笑)
「ぼ・僕の３億が・・・たった300円・・・」(@_@)
「ええ夢見れたやん」(笑)
うなだれるM君(笑)
そして・・・
「宝くじの当選金をお支払いします」
「別にええで！それでスクラッチ１枚買えるから買って来たら」(笑)
「ほんまですかぁ・・・ラッキー！」
その後、本当にスクラッチを１枚だけ買いにいったM君でした(笑)
「すみませーん！スクラッチ１枚下さい！」