映画クルーになってイランを脱出!
 そんな発想が出てくること自体、アメリカってすごいな~と思います。奇抜だからこそ成功したのかもしれないけど、ふつう思いつかない…。
 さてベン・アフレックの監督です。
 もともと「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で注目を浴びた人なので、監督業というのは納得というか。ここ最近は何本か映画監督をしているようですが、今回については製作にジョージ・クルーニーに噛んでいることが影響している感じがしてなりません。好きだもんね、ジョージ・クルーニー、こういう感じの映画。
 設定はぶっ飛んでいますが、話自体は静かに進んでいきます。むしろ、いつも真顔過ぎて、「こんなに渋い顔をしていたらバレるのでは」と要らぬ心配をしてしまいました。すでに私は生まれていたんですが、さすがにこんな事件があったことを全然覚えていないので、歴史のお勉強になりました。
 だが、どう考えてもアメリカとシャーが悪いだろ、これ。
 ベン・アフレックというと「デアデビル」を思い出してしまうのですが、あんまり好きな俳優さんじゃなくて、なんでかなと思っていましたが、今回髭の存在によって「顎の長さ」が原因であることがわかりましたね…… だって髭があるとキアヌっぽいんだもん!!
 というわけで、彼にはこのスタイルを維持していただきたいと切に願う次第です。
 しかし……アルゴってゼラズニィだったのかよ!!



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