Fly | 今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

~WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT~ Music Monologue by Mustang
ホントにきまぐれな更新でございます…(^^ゞ


天まで飛ぶには早すぎ…



愛しい人よ、君を幸せにしたいんだ
二人で力を合わせて
日常に潤いと喜びをもたらそう
君が舞い上がるのを見たいんだ、そらに羽ばたくのを
このリズムで君の笑いを包んでおきたい
そして君が涙を流すたびに、それを差し出そう
愛しい人よ、君を幸せにしたいんだ
約束するよ、二人で優しく歌おう
悲しみを遠ざける歌を
愛しい人よ、きれいなユリを見てごらん
その美しさや純粋さを心配することはない
可愛い蝶々のように、そらにキスをすればいい
君が何を求めようとも、これまで君は与えることをしてきたんだ
それは不思議じゃないと思っているよ
愛しい人よ、君を幸せにしたいんだ

歌う時は、美しい祈りの歌を歌うんだ
未来と夢をはっきりとさせながら
君はこれまで繭に閉じこもり、眠っていた
さあ、今こそ翼を広げる時だ
凧糸のように舞い踊るんだ
君が飛ぶのを見せておくれ
さあ、飛ぶのを見せておくれ
さあ、飛ぶのを見せておくれ
そうすれば、やがて天に辿り着く

ああ、今すぐ君が飛ぶのを見たいんだ
飛ぶんだ、君が天まで飛ぶのを見たいんだ
さあ、天まで飛ぶのを見せておくれ



♪ Fly


Pretty mama, I want to make you happy.
We'll find a way to put some sweetness and joy in every day.
I really want to see you fly, touch the sky.
I want to warp your laughter with the rhythm.
And give it back each time you cry.
Pretty mama, I want to make you happy.
I bet you we cam croon a tune that keeps the blues away
Pretty mama, see the pretty lily
Doesn't worry about it's beauty and purity.
Like a pretty butterfly, kiss the sky.
Whatever you are after, you've been giving.
I'm thinking it's no wonder why.
Pretty mama, you're bound to be happy

When you sing, sing a pretty prayer.
With your visions and dreams clear, girl.
You've been cocooned and sleeping.
Now it's time to spread your wings.
Go dancing like kite string.
Let me see you fly.
Come on let me see you fly.
Come on let me see you fly.
To your heaven by and by.

Girl, now I really want to see you fly.
Fly, really want to see you fly to your heaven.
Come on let me see you fly to your heaven.



"FLY" by Al Jarreau
from album "ALL FLY HOME(風のメルヘン)" (1978)

written by Al Jarreau 対訳/石川真男 WPCR-14477より


♪…


PCの調子がなんとか持ち直したんで、Al Jarreau について改めて…



実はこの "Fly" が、僕が初めて聴いた Al Jarreau の曲だ。

僕は、かつてエア・チェックで録りためたカセット・テープを処分する前に、全ての曲目をリストにして残した。
また、当時CDやLPで入手できなかった曲…残しておきたい曲はテープからデジタル変換し、音声ファイルで残した。
曲目リストはEXCELを使って作成し、音盤で入手できた曲をチェックし、収録アルバムのタイトルや発売年を書きこんでいく…というマニアックな(笑)ことを…実は今も続けている。

ま、実際マニアと呼ばれても否定はしませんけど…(;^_^A

曲のリストは、カセットに録った順番で作成したので、前後関係からいつ頃録ったのかがおおよそわかる。

そのリストによると、僕が "Fly" を聴いたのは1980年のようだ。
すると、高校1年の頃になる。

1980年…

AORやフュージョンが全盛の頃でもあるが、パンクやニューウェイヴも活気があった頃…強いて言えばハードロックやプログレが「オールドウェイヴ」と呼ばれ「冬」な時代だったかな(笑)。

どうあれ、僕にとってはラジオからいろんな音楽が幅広く聴けた頃。

とは言っても、僕がCDやLPのコレクターのような道に進むのは、就職してからのこと。
カセットのリストにある Al Jarreau の曲は、実はあと1曲… "More Love"(アルバム "HEART'S HORIZON"(1988) 収録) の2曲しかなかった。

♪ More Love


Al Jarreau の他の曲を耳にしたのは、2000年以後に発売された AOR のコンピ盤だった。AOR 定番中の定番曲 "Mornin' " (アルバム "JARREAU"(1983) 収録)がそれだ。


jarreau

JARREAU (1983)

♪ Mornin'

当時は AOR の書籍…ディスク・ガイド・ブックもいろいろ出ていて、その中には必ず Al Jarreau のアルバムが載っていたので、いずれ何か1枚は…と思っていた。


BREAKIN' AWAY (1981)


♪ We're In This Love Together


でも、コンピ盤以外で彼のヴォーカルが聴けるアルバムを手にしたのは…実は前回の記事で登場した Eumir Deodato の "THE CROSSING"(2010) 。

その後、日本のワーナー・ミュージックが2012年に 1st~8th アルバムを紙ジャケ再発(最新リマスター&SHM-CD仕様)した。
オリジナル・アルバムを手にしたのはこの時が初めてだから、彼のファンとしてはまだまだ新参者…でしょうか。

しかし、僕が "Fly" という曲を聴いていなかったら、2012年再発を全盤ゲットはしなかった…と思う。

理由は、彼の「スキャット」にあると言っていい。

僕が「声質」に惚れたヴォーカリストは何人もいる。
AOR の分野ならば … Eric Tagg、Michael McDonald、David Pack…ちょっと違うが Ivan Lins も含めていい。

Al Jarreau の "Fly" という曲はタイトルの如く、彼のヴォーカルやスキャットがまさに「飛ぶ」ような浮遊感とリズミカルなグルーヴを生みだす…この凄さは、今聴いても鮮烈だと思う。
しかも、リズミカルかつ滑らか…。

まだまだ僕は Al Jarreau の作品…そして彼のヴォーカルとスキャットを聴き込んではいないと思う。
でも、音盤を聴き返す環境を持っているのだから、これからじっくりと楽しんでみようと思う。


こんな楽しみ方も…








…あるじゃろう。

(^^ゞ




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