魔術師オーフェンはぐれ旅新章 | 無職候補生定あき

魔術師オーフェンはぐれ旅新章

鈴木千尋って誰……

 面倒なんでググりもしませんけどね。
 オーフェン新章を読み終わりました。
 相変わらず良くわからない話の締め方だった。

 もともと本編での聖域編もよーわからんかった。
 キムラックでアザリーがウィールドドラゴンの額に銃弾ブチ込んで、結界外から伸びてた腕が消えて、そこで物語がひと段落。
 そしたら山の中の温泉街で天人の遺跡を発見して、そこから今度は聖域とやらに向かう事になる。
 その前にユイス・エド・コルゴンとブードゥークリューブスターの話か。そこでレッドドラゴンと戦って、聖域の使いである緑の鎧を着た男を倒したことで聖域を目指す理由ができたんだったかな。
 聖域の近くにある最接近領領主に呼ばれて、何故かそのまま聖域で世界の結界を消す事になる。

 全体を通して、何故?そうなるのかが良くわからないんよね。

 新章もクライマックスとそれまでの繋ぎが良くわからなかった。
 元々本編の舞台である「キエサルヒマ大陸」には、ドラゴン種族達の始祖が造ったアイルマンカー結界というものが張られてて、大陸から結界の外へ出れないという設定だった。
 そのアイルマンカー結界は、結界の外にいる神々が大陸を攻撃できないようにする為のもの。
 その結界を、本編の最後で魔王の力を手に入れたオーフェンが消滅させる。アイルマンカー結界は、大陸全体を覆うと広すぎて密度が薄くなるため、結界を張っている始祖達が、自分たちのいる聖域だけを守る結界に作り直そうとして、それ以外のキエサルヒマ大陸のほとんどを神々の危機に晒そうとした。
 それを止めるためにオーフェンが結界そのものを消し飛ばす。
 結界を消したら結局大陸が神々の危機に晒されるじゃんってことなんだけど、そもそも神々は大陸の内側を攻撃しようとしているのではなく、結界そのものに反応しておびき寄せられるため、結界がなくなればキエサルヒマ大陸に興味を失い、危機は去るということだった。

 でまあ、新章は、結界がなくなった後で、結界の外側、海の向こうの新しい大陸が舞台となる。
 この世界設定において、そもそもキエサルヒマ大陸にいる人間の祖先は、結界の外側からやってきたという設定の為、キエサルヒマ大陸が新大陸で、結界の向こうの大陸が「原大陸」という扱いになる。
 原大陸には神々が存在していて、その神々が人間に「巨人化」ないし「ヴァンパイアライズ」という現象を引き起こさせる事になる。
 巨人化した人間は、存在が神に近くなり魔術師達をはるかに上回る力を得る。その代り知性を失う。
 その巨人達に対処するのが元主人公であるオーフェンさんの仕事。
 巨人化を放置すると、巨人は完全な存在になり、完全な存在が発生すると、世界は変化を失い消滅するので、巨人を抹殺する。

 これらを描いた作品なんだけど、とりあえず眠くなったので中断