乗り越えた先に
1週間、生き延びた…
2月13日、朝の10時出勤、7時に起きて9時過ぎに職場入り。22時半退勤。
2月14日、朝の10時出勤、7時に起きて9時過ぎに職場入り。22時半退勤。
2月15日、朝の10時出勤、7時に起きて9時過ぎに職場入り。翌5時過ぎに退勤。
2月16日、朝の11時出勤、10時過ぎに職場入り。23時退勤。
2月17日、朝の11時出勤、10時過ぎに職場入り。23時過ぎ退勤。
2月18日、朝の7時出勤、7時前職場入り。12時前退勤。
疲れた…。ただただ時が過ぎるのを待った。
16日に関しては、思考が鈍りすぎて2回くらいクレーム起こしかけた。
本当に疲れた…。
でもね、定あき思うの。
この会社としても、この状況としても、散々文句言ってるけど、ブラックはおろか、グレーですらないよね…。って。
ブラック → まともに家に帰れない
グレー → 朝9時からほぼ毎日終電、大部分がサービス残業
多分世間の認識の平均がこんな感じなんじゃないかなーと。
そういうとこ渡ってきた先輩社員が、「ここはまだ良いほうなんじゃない。毎日帰れるし」って言ってたからね。
その上で賃金もわりかし出てる方だしね。
賃金に関しては、週休2日で祝日分が全く無いから、まあ労働量とかから考えればもらえて当然と言うか、これで給料低かったらマジで人が残らないし。
実際のところ、定年間際まで残ってる人ってすげー少ないんよね。
ま、昔よりは環境良くなっていってるって言うから、今後は残る人も増えていくんだろうけどね。
「エデンの檻」という漫画がある。確かマガジンで連載されてた漫画。
「ク○ニしろおらああ!」でちょっと有名な漫画。
最近、最新巻で完結した。本当に当初こういう終わり方する予定だったのか?っていう感じの終わり方。
物語の内容は
グアムへの修学旅行の帰り、主人公達高校生を乗せた飛行機が、空で謎の物体と衝突しかけて無人島に不時着。
飛行機の周りでただ救援を待てば良いと思われた状況が、見たことも無い大型動物に襲われ死者が多数発生。学生、その他乗客の遭難者達は飛行機から逃げ出し、島の中で救助を待てる場所を探す事に。
しかし、その行く先々で飛行機を襲ったような見たことの無い大小のバケモノのような動物に襲われ、死者は増え続ける。
そんな中、主人公の同級生のインテリメガネが、手持ちのノートパソコンから図鑑情報を出し、今まで襲ってきた動物達は、太古に生息していたと思われる絶滅した動物達だと言う。
遭難者達に襲い掛かる存在しないはずの絶滅動物達。まるで現代からはるか過去へとタイムスリップしたかのような状況。
しかしその後垣間見え始める人工物の存在。
いったいこの島はなんなのか?彼らは島から生きて抜け出す事ができるのか?
という、まあ、結構ありがちな作品。
正直すげー面白い作品という訳ではなく、結構面白い作品。という訳でもなく、そこそこ面白いかと言われるとそれも微妙で、まあ悪くないしそれなりに先の気になる漫画という感じの作品。
ただハッキリ言うと、巷で騒がれた「進撃の巨人」よりは面白いと思う。と言うか、小倉のネカフェで進撃の巨人を読んだ時、これが面白いかどうかはともかく、何故あそこまで世間に騒がれたのか全く理解できなかった。
受ける人には受けても、あそこまでバカ売れする漫画ではないと、それなりに漫画を読んできた定あきの感性は告げている。
完全に金の力だよね…。
で、こっからはネタバレしていきますが…。
序盤は、太古の生物達の登場から「これタイムスリップしてんじゃね?」という考えを想起させる。しかし少し進むと、ある程度文明を持った人工物が登場し、タイムスリップじゃなくてジュラシックパーク的な古代生物再生ネタかと思われる。
と言うか、中盤以降は完全に舞台は現代のままで、この無人島は、巨大企業の手によって作られた古代生物の再現舞台としか言いようの無い展開になる。
巨大モニュメント、かなりのハイテクノロジーによって構成されていた地下生物プラント、灯台等など様々な人の手の入った建物が出てくる。
また、インテリメガネの情報によるとグアムから日本までの間に散策して把握した程度の規模を持つ島は地図上存在せず、この島はかなりの広大さを持ちながら世間に知られていない場所だという設定。
巨大組織、かなり高度な技術者達で運営されていた建造物群、地図上存在しない島。
ああ、なるほどやっぱりジュラシックパーク的な物語ね。
と、ここまでが最終巻手前の流れ。
そして最終巻。
主人公達の乗った飛行機は実際世間では完全に行方不明になり、全員死んだものとして扱われた。
この島は、行方不明者の祖父が会長を務める巨大企業と主人公の母親その他大勢の手によって作られた島で、場所はまさに飛行機が行方不明になった場所。
行方不明者たちの1人に巨大企業の会長の孫がいて、その孫はまだ小学生程度でありながら、動物の生態に異常な興味を持っており、現在に分かっている情報から存在するであろう古代生物をスケッチするという趣味を持っていた。
大雑把なこの島の意味は、行方不明者達の慰霊碑的な役割としての島。
実際に再生された古代生物達は、「この島を孫の思い描いた古代動物達で満たしてやりたい」という企業会長の願い。
ちょっと分かりづらいが、まとめると
まず主人公達飛行機の搭乗者が行方不明になる
↓
その死を悼んだ遺族達が慰霊島を作る
↓
その島で冒険する主人公達
完全に時間の矛盾があるが、物語は実際これであってる。
つまり、結論からすればタイムスリップ物というオチ。
なにこの打ち切り
打ち切りなのか作者が話しまとめられなくなって投げたのか分からないけど。
最終巻とその1つ前の巻での話の内容カが、島内に数ある施設の内から、居住施設を発見して捜索するという話。
生存者達はリーダーシップとカリスマのある主人公に従い、居住施設にやってくるが、施設外でベースを構築する待機組みと、施設捜索組みとに別れる。
その施設でいろいろな物を見つけるが、結局この施設の人間はバイオテロ的な何かで全員死に絶えている事が分かる。
そしてここから、一気に展開が終わりへと転がる。
施設外でベースを構築していたグループが、再び巨大動物に襲われる。しかし、施設の敷地内に入り込むと、何故か敷地内には踏み入ろうとしない動物。
そこで1人の学生が気付く。
「この建物、私達の高校の校舎と同じ形してね?」
と。
何故か先行した捜索グループはその外観に気付かず、後の野営グループがそれに気付く。
そして、捜索グループが施設内の最奥でナンバー錠の付いた開かずの扉を発見。そのナンバーは建物の一部に書かれているのを見つける。
開かれた扉の先には、この島の設営に関わった人間達の写真が並んでいる。全部今いる遭難者達の身内の写真。
物語の視点が、島の遭難者達から、行方不明になった主人公の母親視点に変更される。
上記したような理由でこの島が創造される事となり、母親もそれに携わる。
そして老いて死ぬ間際に後任者から、「何故あのような島にしたのですか?」と問われると、母親はこう言う。
「あの子(主人公)達が、あの島で冒険している姿を思い浮かべる事ができるから」
(冒険している主人公達の絵を背景に)
その後、最後に主人公達が島でサバイバルして、箱舟作って島を脱出する所が描かれて完結。
最後の流れは本当に酷かった…。
これが本来想定されてなかった終わり方だと思う根拠の1つに、主人公の幼馴染の存在がある。
幼馴染が2人いて、作中ずーっと主人公の傍で行動する女の子と、昔から仲の良かったイケメンハイスペックな男の子。しかし、この男の子が中盤に命を落とすような描写があるのだけど、明らかに後々出てくるであろう伏線を思わせる死に方。濁流の水の流れに飲み込まれて消えるっていうね。
その男の子が最後全く出てこなかった。と、これはまあ読み違えと言えばそれだけだけど。
他にも、状況で頭が暴走しちゃって、変なお面付けて自分をハデスと名乗る学生が出てくるんだけど、物語にどう絡むのかなーと思ったら、無かった事になってた。
で、本当に急な展開の収束の仕方が酷かったのが最終巻。
打ち切りとかでなければ、アメーバによって主人公と幼馴染数人が命の危機を乗り越えて、やったね!ってなったんだろうけど…。
アメーバで2人倒れる
↓
介抱しようとした主人公ともう1人も倒れる
↓
インテリ眼鏡達が解決策を模索する
↓
このアメーバが原因で施設の住人が全滅したとして、何故そんな事が起こったかを理解できれば解決策が分かるかも!?
↓
原因とかはともかく、粘菌だったら塩擦りこみゃ沈静化するだろう!
↓
塩を擦り込んで4人回復
↓
開かずの間開放
↓
島創造者関係者の写真がズラリ
居住施設で開かずの間で真実を知って終わるっていうエンディングなら、粘菌によって死に掛ける展開いらなかったよね。
まあ最後のクライマックスだとして用意したならまだしも、塩擦り込んで収まるような状況なら、住人が全滅するのに粘菌がどういう状況でどう使われたかを皆で模索する件全く必要なかったよね。
最終巻で何から何まで無理矢理終わってマジでビックリするわ。
元々面白かったという訳ではないけど、島についてどう結論付けてどうやって現実社会に復帰するかのオチは楽しみにして買っていただけに、この打ち切り的終わり方がは本当に酷すぎた。
17日に、後輩社員のミスでお客さんの家まで商品を届ける事になった。
そういう場合、大概商品を配送して、その場で買ってもらった商品と配送するって手続きを取る方向に話を進めるのだが、だから交換できるのが19日になる。という話をすると「じゃあそれが無い2日間どうすりゃいいんだよ」と言われ、訪問する事に。
ミスをしたのがまだ1年目の後輩という事と、定あきがファーストコンタクトの電話を取ってしまったという理由から、定あきが訪問する。
場所は都内で比較的近い場所だったので特に苦労はしなかった。
まず最寄駅まで行き、タクシーで大雑把な番地近くまで行ってしまう。
その間、駅の中に臨時出店のミニクレープ屋があり、1個105円で甘々なクレープが売っていたので2つ食べる。
タクシーで近くまで向かってそこから歩いてすぐのお客さん宅へと向かう。
路地が細かったので、少し離れたところでタクシーから降りたのだけど、人通りも少なくなんとも暗い雰囲気の漂う住宅街。
その中を歩いていると前方から
ガンガンガン
と、戸を叩くような音が聞こえてくる。
そのまま進むと、音の発生源を発見。
周囲よりやや古めの住宅の玄関から、ガンガンと棒か何かを使って戸を叩く音。それと一緒に
「タスケテー、タスケテー」
と助けを求める声。
……なにこれ、怖。
警察に通報しようかとも考えたけど、仕事中なのでスルーした。
というのも、「タスケテー」の声があまりに棒読みだった為、全く逼迫した感じが無かったという理由と、この辺り一帯にアレな人間が多すぎるという理由から。
携帯で離している訳でもなく、立ちションをするでもなく、この寒い中で壁に寄りかかってジっと動かないオッサンとか。
何故か後ろを歩いている定あきを何度も何度も振り返って確認してくるオッサンとか。
ああ、この土地って、そういう人の多い場所なんかな…という印象があった為、とりあえずこの救難もスルーしてしまった。
これが事件に繋がったらめちゃ後味悪いけど…。
ただ多分仕事中じゃなかったら警察呼んでたと思う。
帰りは歩いて駅まで戻る。
途中スーパーでポテチを2袋買い、ボリボリ食いながら歩いて戻る。
駅まで戻ったら、クレープを5つ買って電車の中でむしゃむしゃ食う。
気持ち悪くなった。
願わくばあの救助を求める声が、頭のアレな子の奇行であったことを祈る。
この一週間を終えて、新しいシフトになるのだけど、何故か次の週末と、次の次の週末で3連休が2回続く。
嬉しいと思う反面、明らかに後半がシンドくなると分かりきっているため、苦い汁が喉をこみあげてくる。
2月が終わると有資格者の社員が3人しかいなくなる為、もう定あきは基本毎日最後まで。入りの時間は早かったり遅かったりだけど。
ああ…もう本当に酷いな。