偶然にしろ、起こってしまえば必然というものだ
なんかアメバのメンテと更新しようとした時間が重なってしまってしまったので、今日は二日分更新。
二日分と言うか、完全にエロゲ話なので言ってみればオナニー文です。
このゲームを先週の土曜あたりからやってようや終わりました。
なんでこのゲームをやったかと言えば、Written by ロミオだからです。
C†Cより新しく、最果てのイマより古いこのゲーム。
でも評判はほとんど聞いていません。
特に話題作でもないんでバンバンネタバレと言うか、内容を言っていきます。
さて、まずこのゲーム、ロミオの作品としては大分他の作品より話の内容が軽いです。
攻略時間的にも10時間前後でしょう。
主人公工月秋成は、大学の友人四ツ谷麻子の紹介で親族の屋敷、那越邸へレポートの研究の為に訪れる。
那越邸、別名真珠邸と呼ばれている山中の館。
工月達が館へ到着する頃に雨が降り始め、そのまま館に数日世話になることとなる。
館の住人は、体調が優れずに奥の部屋から姿を現さない館の主人、館の雑事全てを行っている使用人紫織、不思議な雰囲気を持つ双子の伊美・斎(イミ・イツキ)、そして時折館の奥から姿を現す謎のアルビノ少女竜胆。
初めは館の書庫で調べ物をする工月だが、雨が止まず館で過ごす内に違和感を感じ始める。
一向に姿を見せない主人。
何かを隠している紫織。
浮き沈みの激しくなる麻子の様子。
時折発作を起こし部屋に閉じこもる双子。
ひとりでに跳ね、工月の前に現れる手鞠。
夜な夜な響く獣の咆哮。
そして開くたびに姿を変える奥の間への扉の先。
日を重ねるたび、住人の様子が変わるごとに館の真相に近づく工月。
そしてアルビノの少女の正体は?
館の行き着く先は?
とまぁダイジェストはこんな感じです。
初っ端から暴露してしまうと、この館、このゲームの登場人物に、人間は工月1人です。
どういう事かと説明すると、まず物語の主軸の核心へ進むのですが・・・。
真珠の館と言うのは、本当の名前をゲームのタイトルどおり「神樹の館」で、元々は森の深くにあった神樹の傍らに立てられた庵が始まりで、庵は神樹の影響変質する。
最初はただの庵であったが、最初に人が迷い込み、そこへ訪れたのが始まりとなって、庵は人を取り込む存在となる。
庵へ訪れた人は、その居心地の良さに外界を忘れ自ら屋敷の一部となるか、自らの意思で庵を離れ人々に噂として庵の存在を広め、その繰り返しで庵は徐々に大きくなり、時代の変化とともに屋敷となり館となった。
紫織は、大正の時代に工月と同じように研究の為に屋敷を訪れた学徒で、屋敷の奥で一冊の論文を残し、館に取り込まれ、論文へ残した想いが姿を持つようになり館の住人となる。
伊美、斎は元々この館で生まれた子供で、双子を良く思わない古い大人たちが片方を間引き、その事実を知った片方が、屋敷の奥で間引かれた半身を捜すが、そこにあったのは受け入れがたい現実となった肉塊。
そして現実から目を背け、傍らに転がっていた杯と言う存在へ二人の存在を逃避させた。
工月の大学での友人であるはずの麻子は、元は竜胆の玩具の一つである日本人形。
竜胆が息を吹き込み、姿形を人間へと変え、自分の代わりに外で自由に生きて欲しいと願った。
しかし竜胆の吹き込んだ命が尽き始め工月を招くと同時に館へ戻ってきた。
竜胆は、館の根幹である神樹の精。
この館の主らしい存在であるが、正確には違うらしい。
遥か昔に神樹の精となり、神樹を守る真口の狼と共に何百年と館を見てきた存在。
これが各々の設定。
ちなみに、館を訪れた人間が取り込まれると言うのは、そこで過ごす内に神樹と竜胆の神気に浸かり、その人間の好む物体へと変質してしまうらしい。
作中で、木椅子に変わってしまった女性、ランプシェードへ変わってしまった青年、置時計へ変わってしまった男性などが登場する。
工月も紫織の話の中で、両腕が書籍のように紙を重ねた物質に変わってしまうシーンがあったりする。
麻子の話では選択肢によって、麻子と対となる日本人形になってしまうエンディングもある。
話の流れとしては、一番頭に3択があり、それを選ぶだけで、麻子、紫織、双子のどの話へ行くか決定され、全員のエンドを見ると自動的に竜胆ルートへ突入。
そこで全ての真相を見て終わり。
正直、かなり有り触れたゲームでしょう。
ロミオだからと話題になるゲームでもありませんでした。
竜胆ルートの終わりで、神樹を解き放つかどうかの選択肢があり、その直前で竜胆と(*´д`*)ハァハァな関係になるんですが・・・、その選択肢の先に神樹が開放され、竜胆と真口の狼が姿を消し、どこか人知れず存在している神樹へと旅立つという終わり方があります。
そこでの竜胆の台詞
「あの人が私を見つけるのと、この子が生まれるのが、どっちが先だと思う?」
妊娠キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
こういう終わり方をされると、定あきの固有脳世界がスゴイ勢いで稼動を開始します。
むしろ、こういう終わり方の前に工月が生身のまま館の主となるという脳内ストーリーがぐるんぐるん進んでたりしました。
特に話の内容は特出するところも無いんですが、「危険なセレナード」と言うタンゴ調の曲が気に入りました。
元々アニメ版エデンズボウイでやけにタンゴが好きになっていたし、この曲の使い所が結構上手かったりします。
紫織のバッドエンドで、工月が館の主人になるという終わり方があるんですが、それは「館の主人」と言う神樹の館と言う舞台での役割としての主人で、ほぼ傀儡です。
なので、球体人形となった工月が主人として紫織の押す車椅子に乗っていると言う結構ショッキングなシーン。
このゲームはクライマックスまでは微妙にミステリーと言うかホラーに近いような気がしました。
個人的に一番お気に入りのキャラは紫織。
と言うより、他にほとんど選択肢がありません・・・。
麻子→普通過ぎ。
双子→ロリ過ぎ。
竜胆→これもロリ気味。
紫織→ボンキュボンそして淑女。
と言う事で、二次的嗜好の人間で、ロリでは無い人間はほぼ必然的に紫織好きになります。
これは終わり方も関係していて・・・。
麻子→工月の声を引き換えに再び人間に。
双子→結局杯のまま、工月の脳内に人間として出現。
竜胆→他の神樹で再出現、工月との再会は謎。
紫織→竜胆の許可を得て、本体である論文と共に屋敷を出て工月と暮らす。
んで、もちろんエロゲーなので、皆どっかでエッチしてるんですが・・・。
紫織だけはやけにエロいです。
そのエロい関係のまま、屋敷を出て紫織と主人公は同棲する訳です。
ウワッ、ウラヤマシイ!
と、ゲーム脳丸出しの定あきは、主人公を素でうらやましがったりします。
あと竜胆ルートで、紫織が工月に別れを告げるときの台詞。
「工月さん、最後までわがままを言います」
「あの・・・・・・もう、私の方を見ないでいただけますか?
そして見ないままで、この秋の間から立ち去って下さい」
紫織、マジモエス!!
淑女って良いなぁと思いました。
そんな良いなぁと思う淑女と主人公は一緒に暮らしたりできて良いなぁと思いました。
そして二次元の世界へ行きたいなぁと思いました。