「ねぇ、お父さん……それ……( ̄_ ̄ i)」
「おう……」と一言。
ペーター父さんは煙草を一ふかし。
ユラリユラリと立ち上って行く紫煙よりもペーターさんはペーター父の膝にいる物を見て呆然としてしまいました。
「コウモリ??」
「おう……」
ペーターさんの頭の中はなんで?という質問だらけ。
どうして、この抜けるような青空のもと、
コウモリがいるのか?
そして、
どうして、野生のコウモリであろうコウモリがペーター父の膝に心地よさそうに納まって大人しくしているのか?
以上のことを事細かに聞くのはペーターさんのお父さんには、絶対にムリなのです。
解っているよ……。
解っているけど聞きたいわぁ。
返事はそっけないものだろうと想像と覚悟を決めて聞いてみると。
「チャメ(猫)がこいつを捕まえてきた……」
「チャメが」
「おう……。チャメからもらった」
「もらったって……」
猫がそんなものを丁寧にリボン付きの箱に入れてくれるなんて1ミリも思ってはペーターさんはいません。
ペーター父は9割がたの割合で無理やりむしり取ったというのが【答え】だと思います。
「生きてるよね?」
「おう……」
ペーター父の膝の上にのっている小さなコウモリは、よく見るとネズミに似ていなくもなく。
かといってカワイイ?と手放しで言える見かけでもないのですが、小さくお腹が上下しているのを見て、――生きてるんだぁ……と、ホッとしました。
「……どうするのこれ?」
「大丈夫だぁ……。その内、元気になって勝手に山に帰るべ……」
「父さん……優し……」
「こいつはまだチビだから、美味くないしな……」
「……」
「……腹減ったな……」
!!(食用コウモリ??)
逃げて~!!コウモリ!!
今すぐに逃げて~~!!
ぺータさんの心の中のリフレイン届いたのか届かないのか?
コウモリは夕方にはいなくなっていました。
お山に帰ったんだよね?
帰ったって言って~~!!
「おう……」と一言。
ペーター父さんは煙草を一ふかし。
ユラリユラリと立ち上って行く紫煙よりもペーターさんはペーター父の膝にいる物を見て呆然としてしまいました。
「コウモリ??」
「おう……」
ペーターさんの頭の中はなんで?という質問だらけ。
どうして、この抜けるような青空のもと、
コウモリがいるのか?
そして、
どうして、野生のコウモリであろうコウモリがペーター父の膝に心地よさそうに納まって大人しくしているのか?
以上のことを事細かに聞くのはペーターさんのお父さんには、絶対にムリなのです。
解っているよ……。
解っているけど聞きたいわぁ。
返事はそっけないものだろうと想像と覚悟を決めて聞いてみると。
「チャメ(猫)がこいつを捕まえてきた……」
「チャメが」
「おう……。チャメからもらった」
「もらったって……」
猫がそんなものを丁寧にリボン付きの箱に入れてくれるなんて1ミリも思ってはペーターさんはいません。
ペーター父は9割がたの割合で無理やりむしり取ったというのが【答え】だと思います。
「生きてるよね?」
「おう……」
ペーター父の膝の上にのっている小さなコウモリは、よく見るとネズミに似ていなくもなく。
かといってカワイイ?と手放しで言える見かけでもないのですが、小さくお腹が上下しているのを見て、――生きてるんだぁ……と、ホッとしました。
「……どうするのこれ?」
「大丈夫だぁ……。その内、元気になって勝手に山に帰るべ……」
「父さん……優し……」
「こいつはまだチビだから、美味くないしな……」
「……」
「……腹減ったな……」
!!(食用コウモリ??)
逃げて~!!コウモリ!!
今すぐに逃げて~~!!
ぺータさんの心の中のリフレイン届いたのか届かないのか?
コウモリは夕方にはいなくなっていました。
お山に帰ったんだよね?
帰ったって言って~~!!