病理の結果 | 精巣腫瘍治療記+α

精巣腫瘍治療記+α

2009年末、21歳で精巣腫瘍に罹患。一度は転移なしとなったものの翌年再発し5月から化学療法。患者であると同時に薬学生でもあるので、患者側と医療側双方の視点でこの病気と向き合っていければと思います。また自分の病気とは関係ない勉強、研究、趣味の話もちらほら。

今日昼過ぎ、主治医が来てこう言われました。


「病理の結果、問題なかったよ。」


あっさり言われたけど、とてもとても重い一言。

そもそも、今回の手術は、半分はこれまでの3クールの治療の効果の確認という意味合いでした。
つまり、これまでの抗がん剤治療でがん細胞が死滅していることが期待されるので、
実際に手術して転移巣および周辺のリンパ節を調べ、生きたがん細胞がいないことを確認する。

上の主治医の言葉は、これが確認されたことを意味しています。
現時点では自分の身体の中に癌細胞が残存している証拠はない。
そしてそれは、寛解ということです。
抗がん剤治療、手術を含めたあらゆる治療は終了し、経過観察に移行するということです。




なんだか今はうまく実感がわきません。
この寛解というものを目指してずっと治療して来て、期待通りの結果が出て、
「長かった…!」と思ったり感慨がもう少しあるのかなと思ったけど、割と淡々としています。
とりあえず親には電話しました。
明日以降、このことについてはまた書こうと思います。