木根尚登のインストアライブを観た | 休憩室のMonologue

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5/4、木根さんのミニライブが、イオンモール高崎で行われた。
先月発売された2枚のベスト盤「キネベス」「キネバラ」のプロモーションなのだが、
TM時代はともかく、木根さんがソロで群馬に来るのは初めてではないか?
「これは見逃すわけにはいかない!」と高崎まで、車を飛ばして観に行った。
直に木根さんの姿を見るのは、実に13年ぶりになるのか。
しかしソロデビュー20周年とは・・・時間が経つのは何とやらだ、全く。

12:00からと14:00からの2回の公演があったのだが、
14時からのLIVEを観た。
イベントスペースの席にはお客さんが一杯で、周りは立ち見客で溢れていた。
お客さんが少なかったらどうしようかと、密かに心配もしていたのだが(笑)
ライブは基本、木根さんの弾き語りがメインで、カラオケと一緒に演奏したり、
完全にカラオケだけで歌ったりで、全部で5曲。30分のライブだった。
先月のTMのライブ中継を観たとき、ちょっと老けたかなとも思ったが(笑)
やっぱりいつもの木根さんだった。

ライブが終わって、サイン会と握手会があり、思わず参加してしまった。
これを逃すと、至近距離で木根さんを見る機会は、当分ないだろうと思ったのだ(笑)
私は有名人に対してサインとか一緒に写真をとか、積極的に求めることをまずしない人間だし、
年甲斐もなく・・などと思ったりもしたのだが、
・・・・まあ、たまには良いでしょう(笑)
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SET LIST
1.君への道(ソロ曲 弾き語り)
2.FOOL ON THE PLANET(TMカバー 弾き語り+カラオケ)
3.TELEPHONE LINE(TMカバー カラオケ+ハーモニカ)
4.STILL LOVE HER(TMカバー 弾き語り+カラオケ)
5.青空(ソロ曲 弾き語り)
※途中のMCでTMの新曲「I am」をCD音源で紹介したとき、
サビに合わせて、コーラス部分を少し歌ってくれたのが嬉しかった。


木根さんがいなければ、私はTMのファンにはならなかったし、
そして今でも、ファンで居続けることはなかったと思う。
それは確かなことだ。
私がTMを知ったのは、あのアニメ「シティーハンター」のEDであった「GET WILD」だ。
当時ではそれはもう、衝撃的な音楽だったのだ。
そして「SEVEN DAYS WAR」も良いなと思って聴いたが、
以降はそんなにハマることはなかったのだ、正直なところ。
当時は大江千里や、渡辺美里を積極的に聴いていた。
きっかけは89年TMの活動休止中に、木根さんのラジオを聴いたことだ。
あのクールなイメージからかけ離れた、ソフトでやわらかい語り口に大いに驚き、
また木根さんの曲の素晴らしさを知って、一気にはまり込んだ。
木根さんがソロ活動を始めたのは92年からだが、デビュー曲「泣かないで」は一瞬ではまった。
「もう戻らない」も好きで、TM終了後のシングル「ホントの君、ウソの君」には感動した(もちろん映画も)。
アルバムはずっと聴いていたし、ちなみにライブも2度足を運んでいる。

ところで、先に述べたアルバム「キネバラ」(TMのセルフカバー)だが、
木根さんらしい、アコースティックな肌触りで名曲が奏でられている。
どちらかというと、フォークアルバムと銘打った前作「中央線」の流れか?
個人的には、サウンドにもう一捻り欲しかった気もするが・・・。
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先日、母と車で出かけたときに「キネバラ」を車内でかけたのだが、その際の会話を掲載する。
(母は木根さんがTMの一員であることは知ってます)

「・・ねぇ。木根さんて他の人に曲を書いたりしているの?」
「うん。渡辺美里さんとか浅香唯さんとか・・けっこう書いてるよ」
「何かこの人の歌って、おとなしめというか派手さがないのよね。曲は良いのに。
 もっと歌のうまい人に歌ってもらったほうが、良いような気がするんだけど・・・」

「ああ、なるほどね・・」


・・・いやこれはすぐに反論できない話で(笑)
実は私も同感で、小室氏がglobeを組んだように、プロデュースだけではなく、
木根さんも、自分の曲を歌ってくれる歌手を招いてバンドを組めばいいのにな・・とずっと思っていたからだ。
私のようにTMや渡辺美里さんの曲を通じて、木根さんの曲の素晴らしさを十分に分かっている人は数多くいるけど、
その前提があって木根さんのファンである、という一面は否定しにくいのだ。
つまり木根さん自体、歌は抜群にうまいというわけではないし(もちろん味わい深い声ではあるけど)
TMはあまり知らない人が木根さんのソロを聴いても、曲の良さは簡単には理解できないかもしれない。
母が言ったように、他の人に歌ってもらったほうが明らかに伝わりやすいという話もよく分かる。

でもTMが完全復活を果たした今、新しいバンドを組む必要はないのかもしれない。
だとするならば、TMにおいて早く木根さんの曲を聴きたいを願うばかりだ。


※あと私が木根さんのアルバムで好きなのは、TM終了前の2枚のミニアルバムと
小室哲哉プロデュースの「REMENBER ME?」
ほぼ全曲自身がアレンジを手掛けた「Begining Place」
そして「LIFE」である、と追記しておく。
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