フジミ1/45 C53プラモデルを作る! その4
往年のフジミ1/45 C53プラモ製作、今回は素組み完成編。
ちょっと長いですが、お付き合いいただければ幸いです。
前回の様々なトラブルもなんのその、
一度強引に完成させてみます。
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これが結構面白い構造で、サイドの窓がスライド開閉します。
メッキパーツの窓枠がお召し列車っぽいですね。
モールド的にはあっさりしてますが、
本物によく似ていると思います。
キャブの床部分はこんな感じ。
電池交換のためにキャブは取り外し可能となっており、
自動給炭器部分にボルトをはめ込む構造になっています。
(というかC53になぜ自動給炭器が?)
台車の組み立て。
オオタキのものより、かなりがっちりとした質実剛健な作りです。
ATSセンサーのような、中央の謎部品を製作(笑)
組み合わせ部分に切欠きがありませんでしたが、
なんとかだまして接着。
はい、また出ました設計ミス。
部品の穴の位置が違っています。
フジミ1/45 C53プラモデルを作る! その3
往年のフジミ1/45 C53プラモ製作、今回は様々なトラブル編。
まあ昭和のプラモ(特にモータライズ)制作には避けて通れない部分でも
あるのですが、このフジミ1/45 C53は基本的な設計ミスがてんこ盛り。
先だって紹介したエーダイ「走らない」D51以上かもしれません。
ぜひ、これを組み立てた経験のある方と語り合ってみたいものです。
トラブルも考慮しても4回くらいでの完結を予定していましたが、
ちょっと長引きそうな雰囲気です。
※開封レビューはこちら(←クリック!)
このプラモの組み立てに輪ゴムは欠かせません。
板バネやリンクプレートの表現もシャープで好感が持てます。
両側からがっちりと接着されたピボット受けに挟まれて、
立体的なモールドでなかなか頑張っています。
とりあえず説明書通り進めます。
インジェクション不良によるものではなく、
1つずつ取り付けていきます。
4点ボルトによる支持!
銅色のメッキパーツも付属します。
おそらくこの時代、メッキパーツはゴージャスの象徴だったのでしょう。
他のプラモデルのパッケージにも「メッキパーツ付属!」
ヒンジパーツに当たってしまい
実際にはここを持つ事は不可能です。
平気なものだったんでしょうか?
いやしかし、呉尾の知らないC53の一部のタイプで、
ちなみに、説明書をいくら見てみても
バックプレートをロックできる部品の取り付け指示はありませんでした…
フジミ1/45 C53プラモデルを作る! その2
また、不可逆的アッセンブルが当然のプラモデルの中にあって、
メンテナンスも考慮されてたりします。
逆にスイッチの接着指示はかなりいい加減。
続いてシリンダーを制作。
オオタキそのものと違い、C53のアイデンティティとも言うべき
中央シリンダーは省略されています。
シリンダーエンドはメッキパーツ。
先輪ユニットを制作。
台枠とシリンダーを挟んで、ランボードにビス止めする構造です。
組み立て後もバラせるので、塗装も楽そう。
とりあえずはまず塗装をせずにそのまま組み立ててみます。
続いてロッドとモーターを取り付けます。
ロッドはオール金属。
パーツの袋には検品に対するかなり自信のある文章が。
可動部がすでに組まれているので、ロッド部分の組み立ては楽勝。
モーターを取り付け、ロッドを仮組みしてみました。
と、ここで問題発生。
加減リンクの上部がランボードに思いっきり当たってしまい、
動きません。
モーターツールで加減リンクの上部と、
ランボードの当たる部分の両方を削りました。
続いてはボイラーの組み立て。
こちらもビス止め。中に単一乾電池が二本入る構造です
またまた問題発生。六角ナットが大きすぎて入りません。
今回はここまで。
ネタがないなら、金に塗れ!
地味ながら確実な、津川コッペルの進化
まずはパッと見て気づくのは車輪が黒染めになったこと。
有田鉄道と比べてみても、車輪の大きさが
それほど気にならなくなりました。
次に蒸気溜めから伸びるバイパスパイプが一体成形ではなく
別パーツになったのは嬉しいです。
蒸気管もちゃんとしたパイプ状になりました。
有田鉄道は板状のものがランボード側についていました。
さらにシリンダーのモールドもアップしており
臨場感が増しています。
さらにロッドにも小さな変化が。
こちらの有田鉄道はロッドがただの板状です。
対する宮崎交通のロッドは、エンド部に角度がつけてあります
この辺もスムーズな動輪の回転にひと役買っているのでしょう
あとは動輪が小さくなって、板バネがなんとかなれば言うことなし!