モンサンミシェル 世界の写真から Vol.4 | マーヴェリックの海外旅行写真集!ガイドブックでは知ることの出来ない裏テク情報満載!

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西洋の驚異と称されるサン・マロ湾に浮かぶモンサンミシェル


世界中から観光客がやってくるフランス西海岸の小島に建てられたモンサンミシェル。TVでもよく取り上げられているので、一度は目にしたことがある人がほとんどだと思います。


カトリック巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称されるモンサンミシェルは、ユネスコの世界遺産にも登録されています。また、同じく世界遺産の厳島神社がある広島県廿日市市とは姉妹都市となっています。


この二つ、何の接点もないように思えますが。モンサンミシェルも厳島神社も、歴史をさかのぼると、島そのものが信仰の対象とされてきたという点で、共通の部分があります。


では・・・・



なぜ、信仰の対象だった岩山にあのような修道院が建てられたのか?


それは、ある夢がきっかけとなります。



まだ、島に何もなかった時代、この島は墓の山という名前が付いており、ケルト人の信仰する聖地とされてきました。もともとからして、この島は信仰の対象でしたが、その島に修道院が建てられるキッカケとなったのは、708年に、アヴランジュ司教オベールが、夢の中に出てきた大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とお告げを受けたのが事の始まりです。


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モンサンミシェルの中には、大天使ミカエルがアヴランジュ司教オベールへお告げをするシーンを表現した彫刻が残っています。


しかしオベールは、


「こんなのはただの夢さ~」


って考えて、全く行動に出ませんでした。


しばらくすると、また再び同じ夢を見ることになりましたが、2回目もただの夢だと思い無視していました。


しかし・・・・


ついに3回目には大天使ミカエルはしびれを切らし、オベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは、稲妻が脳を走る夢を見ました。翌朝、オベールは頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気が付き、大天使ミカエルのお告げが本物であると確信し、この島に礼拝堂を作ったのがモンサンミッシェルの始まりです。


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こうして、何もなかった島に、修道院が建てられることになりました。


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ノルマンディー公リシャール1世などの手により、増改築されていきます。


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この頃になると、巡礼者のための宿なども、修道院の周りにたくさん建てられているようです。


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こうして、13世紀には、ほぼ現在の形になったと言われるモンサンミシェルですが、


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ゴシック・リヴァイヴァル建築の鐘楼と尖塔だけは、1897年に完成した、ごく最近のもの。頂点には、この修道院が建てられるきっかけとなった、剣と秤を持った黄金のミカエル像が奉られています。


ゴシック・リヴァイヴァル建築ですが、名前の通り、ゴシック建築の復興運動により、18世紀から19世紀に建てられたものを言います。


本物のゴシック建築は、12世紀後半と古いものになります。主なゴシック建築の代表作と言えば、


パリのノートルダム大聖堂

ミラノのドゥオーモ


などが挙げられます。


ゴシック建築は、天へ一直線に伸びるかのような尖塔が特徴的。



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ちなみに余談ですが、ディズニーランドのシンデレラ城も、ゴシック建築の面が見られます。でも、あれは近代のものだから、ゴシック・リヴァイヴァル建築と呼ぶべきか?


まぁ・・・・


夢の国で、そんな事を考えるのはヤメましょうw




なぜ、ゴシック建築は、あんなに天へ一直線に伸びるかのような尖塔があるかと言えば、すでに答えを言ってしまったようなもんですが、


天へ一直線に伸びる


つまり、教会や修道院にやってきた信者たちの祈りが、そこから天に届くようにとの思いが込められているそうです。


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かつて、カトリックの巡礼地であったモンサンミシェルですが、現在は観光客も多くやってくるため、修道院下の路地には、たくさんの店が立ち並びます。


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また、ホテルもあります。初めてモンサンミシェルにやってきた時、マーヴェリックは、あのホテルに宿泊しました。


このモンサンミシェル・・・・・・


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現在は道があるため、簡単にモンサンミシェルに行くことができますが、


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潮の干満の差が激しいこの海岸は、満潮時には島の周りが海水で満たされます。このサン・マロ湾はヨーロッパで最も潮の干満が激しい場所として知られ、潮の満ち引きの差は15メートル以上もありました。


そのため、引き潮により沖合いまで引いた潮が、最も大きい潮が押し寄せる潮時になると、猛烈な速さで波が押し寄せるため、多くの巡礼者が命を落としたそうです。


モンサンミシェルに行くなら、遺書を置いていけ!

という言い伝えも残っています。


現在は、ご覧の通り道路が作られたため、潮の干満に関係なく島へ渡れますが、これが潮の流れを変化させてしまったため、急激な陸地化が進んでしまったそうです。そのため、海に浮かぶような姿が印象的なモンサンミッシェルのはずが、島の間際まで潮がくることがほとんどなくなってきてしまったので、道路を壊し橋を建設することが考えられています。


道路を壊し橋が完成され、かつての猛烈な速さで波が押し寄せる光景を見られるようになったら、また足を運んでみたい♪


サン・マロ湾に浮かぶ西洋の驚異モンサンミシェルは、これからも世界中から観光客がやってくるスポットであり続けることでしょう。



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