歯石の除去は地獄の時間!しかし、終わってみてビックリした事とは?
歯周ポケットの深さを測定したマーヴェリックは、今度は歯と歯茎の間の汚れを除去する治療を受けることになりました。
いわゆる歯石の除去ってやつです。
次に使う器具は、歯周ポケットの深さを測定した器具と形は似ていたものの、先が電動で回転するみたいで、
「キュイィィィィィィ--------------------ン」
と、音がスゴイ!
これを歯周ポケットに突っ込んで汚れを除去していくわけです。
女性歯科衛生士「これから、歯のお掃除をしていきます。痛かったら止めますので、遠慮なく手を上げてくださいね♪」
マーヴェリック「わ、分かりました」
(はぁ、いよいよ痛いのか・・・ほんとイヤなんですけど・・・・)
しかし
この美人歯科衛生士の方は、優しすぎ♪
いろいろと気を使ってくれるので、怖い歯医者の治療も絶えられそう♪
思えば、小学生の時に通った歯医者では、スパルタンな対応をされていたなぁ・・・・・・
【スパルタってなに?】
今から2500年ほど前、まだローマが誕生したての頃、地中海で影響力を持っていたのは、古代ギリシャであった。古代ギリシャでは、ポリスと呼ばれる都市国家がいくつか存在し、有力だったのは、アテネとスパルタ。学問などの文化面ではアテネの方が勝っていたかもしれないが、軍事力はスパルタの方が圧倒的な強さを誇っていた。
なにしろ、その後、地中海の覇者となる古代ローマも、その頃はギリシャに比べればただの小国。スパルタの軍事力にはかなわなかったのである。
なぜならスパルタは、子供の時から厳しい教育で、強靭な軍人に育てあげることを方針にしていたからである。30歳を超えるまでは、例え奥さんや子供がいようが、家にはまともに帰れず軍務に付かされる。
この厳しい教育をする都市国家スパルタから、スパルタ教育という言葉が生まれた。
時は流れ、小学生時代のマーヴェリックは、とある歯医者さんでスパルタンな対応を受けていた。
こらあ!ダメだ!動いちゃ!
じっとしていなさい!
小学校6年生のお兄さんなんだから、我慢しなさい!
○○さん、この子暴れないように、押さえつけておいて!
しかし今は・・・・・
女性歯科衛生士「これから、歯のお掃除をしていきます。痛かったら止めますので、遠慮なく手を上げてくださいね♪」
えらい違い♪
まるで、都市国家スパルタから脱走し、トルコのトプカプ宮殿のハレムにでも舞い込んだかのようである。
なんだかんだで、さっそく治療が始まったわけですが、
「キュィーーーーーーーン」
「ガリガリガリガリ」
「キュィーーーーーーーン」
「ガリガリガリガリ」
「キュィーーーーーーーン」
「ガリガリガリガリ」
これから治療される方、慰めても意味ないのでハッキリいいますが、結構イタイ!
「キュィーーーーーーーン」
「ガリガリガリガリ」
(イタタタタタタ・・・・・・・ヤバイ、これいつまで続くんだ・・・・・・)
女性歯科衛生士「痛くないですかぁ?」
(ここで手を上げれば、治療を止めてもらえる。しかし、途中リタイアしたみたいで、格好悪い。男ならここは気合で乗り切るべきである!)
マーヴェリック「大丈夫です!」
女性歯科衛生士「分かりました♪」
すると、医療器具をさっきよりも奥まで入れ始めたのか、余計に痛みを感じることが多くなった。
失敗した・・・・・・
「たまに痛い時があります」
と言っておけばよかった・・・・・
しかし、もう後には引けない・・・・・
「キュィーーーーーーーン」
「ガリガリガリガリ」
「キュィーーーーーーーン」
「ガリガリガリガリ」
「キュィーーーーーーーン」
「ガリガリガリガリ」
治療をする前は、先生の透き通るような手をみて、治療のためとはいえ別の意味で緊張したマーヴェリックですが、今は恐怖の手でしかない。
なんとか痛みをこらえながら治療を受けました。
女性歯科衛生士「終わりましたので、口をゆすいで下さーい♪」
との言葉を聞いたときは、
やっと開放されたーーーーーーー!!!
と思いました。
この歯の洗浄治療は、15分くらいは続いたかもしれません。
さっそくうがいだ!
ほんと、痛みで一時はどうなることかと思った!
しかし、うがいをしてみて驚愕の事実!
血がまったく出ていない・・・・・
エッ?あれだけ痛かったのに?
高校生の時に行った歯医者の歯石除去では、うがいの時血だらけだったんですけど・・・・・
そして
またしても先生のテクニシャンぶりを思い知らされる、チョッピリ怪しい展開へと進んでいくのであった・・・・・
~続く~
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